あなたが一番集中できるものはなんですか？集中する経験が幸福感を与えてくれる！

フロー体験という言葉を
あなたはご存知でしょうか？

フロー体験とは
チクセントミハイという心理学者が
提唱した概念です。

☆どうでもいいですが、
チクセントミハイさんって
【ミハイ】が名前なんですね。
だから、【ミハイ・チクセントミハイ】という
【繰り返し感のある名前】になっています・・・

集中して取り組んでいる時、
なぜか時間があっという間に過ぎる。

そんなことって、
ありますよね。

集中していると目の前の物事と
深く関わり合うことになります。

このときがフロー体験です。

目の前のことに集中していると、
他のことを考えることが無くなります。

集中していていて、
いつもの自分の悩みが
一切無くなるのです。

こういった集中した経験、
おそらくあなたもお持ちのことと思います。

集中するという
フロー体験が
気持ちをスッキリさせてくれます。

実は幸福というのは
「フロー体験」とも
つながりがあります。

大学生の頃、
うつ気味の後輩を連れて
卓球をしに行ったことがありました。

はじめはイヤイヤ取り組んでいたようですが、
体を動かすに連れてだんだん元気が出ていっていました。

２時間に渡り、
ヘタなりにリレーを続けていきました。
（私も卓球は下手なんです）

終わる頃には別人のように
笑顔になっていたのが印象的でした。

「久しぶりに
スカっとできました！」

そんな感想を聞かせてくれました。

うつ気味のときって、
何をやるにも
「どうせうまくいかない」
「なんかやる気がしない」
と二言目には口に出てしまいます。

そんなとき、
何かに熱中していると
「どうせうまくいかない」も
「なんかやる気がしない」も
考えるヒマがありません。

熱中するにつれて
だんだんうつ気味な気持ちも
悩みも無くなっていくのです。

これがフロー体験が
幸福感につながっている現れでしょう。

戦後すぐに書かれた本の中に
こんなものがありました。

「神経衰弱（いまでいう「うつ病」）を治すには
何をするのが一番いいか」

という内容です。

そこにはこう書かれていました。

「神経衰弱（うつ病）を治すには
外国語の学習が一番いい。
なんてったって世界には恐ろしくたくさんの言語があるので
学び終わってしまうということがないからだ」

実際、有名作家の中にも
うつを治すために延々と
外国語を勉強しまくった人もいるそうです。

外国語学習に熱中するうちに
うつ気味な気持ちがだいぶ晴れていったそうです。

今から見ると、
これは外国語を学んだから
うつが治ったという「因果関係」ではありません。

外国語を熱中して学ぶという
「フロー体験」が、
うつ克服につながったのだろうと
推測できます。

ともあれ、フロー体験をどこまで経験できるかで
人間の幸不幸も
うつ気味の気分の持ち直しも
かかっているように思われます。

今日のポイントです。

私はずっとブログを書いています。
来月で丸二年です。

土日祝日 関係なく、
毎日ブログを書いてきました。

これ、私にとっては「フロー体験」を得る
良い手段なんです。

ブログを書くには最低１時間ほどは
時間がかかります。

逆に言えば、この１時間は
イヤでも集中できるわけです。

スケジュールを組む際も、
ブログを書く１時間は毎日どこかで
捻出しています。

その時間には別の予定を入れていません。

心置きなくブログに集中することで
フロー体験を日々得ているのです。

集中する時間を持つことって、
実は精神衛生の上からも
役立つのです。

仕事に集中するのも、
趣味に集中するのも、
どちらも自分の気持ちを
安定させてくれるはずです。

あなたが一番熱中できるものはなんですか？

一度考えてみてくださいね！

ではまた！

☆もちろん、うつ診断が出ている方は
お薬を飲むことが治療において重要ですので
念のため。