目次
毎月開催!ドラッカー『プロフェッショナルの条件』読書会!
今回は『プロフェッショナルの条件』のPart1の内容で
読書会を開催します!
『プロフェッショナルの条件』ってどんな本?
ドラッカーの著作から
「人と組織との関わり」についての
【おいしい部分】を抜粋したもの。
「はじめて読むドラッカー」シリーズの
【自己実現編】です。
サブタイトルにもあるように
【いかに成果をあげ、成長するか】を
見ていく本です。
要は
【自分の仕事の成果を上げたい】
人にオススメの本です!
☆ドラッカーのいう【知識】は
【情報】と置き換えて理解すると
より分かりやすいはずです!
☆1993年という、
Windows95もなく、
インターネットも携帯電話も普及していない時期に
こういう「知識」社会論を出すドラッカーは純粋にすごいと思う。
Part1 いま世界に何が起こっているか(3-47)
1章 ポスト資本主義社会への転換
出典:『ポスト資本主義社会 21世紀の組織と人間はどう変わるべきか」(1993年)
「序章 歴史の転換期」
「第1章 資本主義から知識社会へ」
▼われわれが経験しつつあるものは何か
・西洋では数百年に一度、際立った転換が起きる。
社会は数十年をかけて、新しい時代のために準備をする
・現在、このような転換を経験しつつある。
この転換がポスト資本主義社会を創造しつつある
→これまで同様、
父母の生まれた世界は想像することもできないものになる
▼転換後の社会
・今度の転換は西洋のものではない上、
西洋化されているかも知れないが、
あくまで世界の歴史と世界の文明の転換である。
・転換は2010年ないし2020年の前までは続く
・転換後の社会がどのようなものとなるか予見することは
いまだ危険である
→しかし、どのような問題が起きるかは
すでにある程度知ることができる
・新しい社会は資本主義社会でも社会主義社会でもない
→主たる資源は「知識」であることも確か
→組織が大きな役割を果たす社会たらざるを得ない
ということでもある
▼何が産業革命をもたらしたか
・この150年の資本主義と技術革新
→資本主義をまさに資本主義に変え、
一つの体制に変え、技術革新を産業革命に変えた
・この転換は「知識」の適用によってもたらされた
→「常に私的な財であった知識が、
ほとんど一夜にして公的な財になった」
・第1の段階(1750年ごろ〜1880年ごろ):
知識は100年にわたって
道具・工程・製品に適用された
→産業革命が生まれた
→共産主義がもたらされた
・第2の段階(1880年ごろ〜第二次大戦):
知識は装いを新たにし、
仕事に適用された
→生産性革命がもたらされた
→生産性革命が階級と闘争と共産主義を打ち破った
・第3の段階(第二次大戦後):
知識は知識そのものに適用されるようになった
→マネジメント革命がもたらされた
(知識は、土地と資本と労働をさしおいて、
最大の生産要素となった)
・「しかしまだ、われわれの時代を知識社会と呼ぶのは
尚早である。傲慢でさえある」
「とはいえ、われわれの社会が、
すでに資本主義社会でないことは間違いない」
☆いまはどうか?
・産業革命自体は何度もあったが、
「今回の産業革命では、あらゆる発明が、
世界中において、あらゆる技術、産業で
ただちに利用されるようになった。
それらの発明は、ただちに広く使われる新技術となった」
▼知識の意味が変わった
・歴史上の事件はたがいに関係のない
数多くの発展の合成である
・資本主義と技術革新が世界的な現象となるうえで
欠かせない決定的に重要な要件:
1700年ごろからヨーロッパで広まった
「知識の意味における急激な変化」
・知識に対するかつての理論は2つしかない
(1)ソクラテスのいう
「知識の役割は、自己認識、すなわち自らの知的、道徳的、精神的成長にある」という理論
(2)プロタゴラスのいう、
「知識の役割は、何をいかに言うかを知ることにある」という理論
→知識とは論理・文法・修辞という
中世の3大教養科目(一般教養)を指す
☆ソフィストとしての立場がプロタゴラス。
・東洋も同じ同じような2つの立場を取った
(1)儒教:知識とは何を言うかである
(2)道教・禅宗:知識とは自己認識であり、知恵に至る道
・西洋も東洋も、知識は「行為に関わるもの」ではない点で一致していた
→知識は効用ではない
→効用を与えるのは技能(テクネ)であった
・テクネは一般法則を伴わないものであった
例 ギリシャ-シチリア航路を船長が知っていることは
他に応用できない。
その上、徒弟になるしか学ぶ方法がない
→テクネは言葉や文字では説明できず、
身を持って示すものだった
▼産業革命の本質
・1700年以降、わずか50年間にテクノロジー(技術)が発明された
→秘伝の技術であったテクネが体系化された
・ディドロとダランベールが書いた『百科全書』のインパクト
→「技能に関するあらゆる知識を体系的にまとめ、
徒弟にならなくとも技能技術者になれることを目指していた」
☆それぞれの職人が持っていたテクネを観察し、
体系化した
・しかし18世紀の技術学校のなかに
新しい知識の創造を目的としたものは1つとしてなかった。
『百科全書』もそうだった
→『百科全書』はそれまでの秘伝としての技能が
初めて収集され、体系化され、公開された。
「経験を知識に、徒弟制を教科書に、
秘伝を方法論に、作業を知識に置き換えた。
これこそ、やがてわれわれが産業革命と呼ぶことになったもの、
すなわち、技術によって世界的規模で引き起こされた
社会と文明の転換の本質だった」
→1830年ごろ、リービヒが
科学的知識を利用して人工肥料の製造や
動物性タンパク質の保存方法を発明するまで待たなければならなかった
・生産活動が技能中心から技術中心になった
☆職人という「人」に所属する技能から、
より客観的な技術に置き換わった
・1750年においては大規模な事業体は国有だった
→1830年には民間の大資本家が所有する事業が中心となった
・「前例のない転換の速度が、
新しい秩序の誕生をめぐる社会的緊張と対立をもたらした」
・「工業化は最初から、
マルクスのいう窮乏化ではなく、
物質的な改善を意味した。
変化のスピードは速かった。
したがって、その変化のスピードゆえの傷は
避けられなかった」
☆ソ連崩壊後に、マルクス主義の文脈からの
「共産主義がなぜ失敗したのか」分析を行っている
▼マルクス主義はなぜ失敗したのか
・マルスク主義が失敗した原因は
生産性革命にあった
・マルスクの死の2年前、生産性革命が始まった
・テイラーは仕事そのものを初めて分析した
→労働者・資本家間の対立が無用であることを見出した
・テイラーは労働者がより多く収入を得られるよう、生産性向上に取り組んだ
→「彼の動機は、資本家と労働者が、
生産性の工場に共通の利益を見出し、
知識を仕事に適用することによって、
調和ある社会をつくることだった」
▼テイラーの悲劇
・「知識に関わる歴史において、
テイラーほど大きな影響を与えた者はいなかった。
だが、彼ほど意図的に誤解され、その言葉が誤用された者もいなかった」
→テイラーが無視され続けたのは、
特に知識人の間で、仕事に対する軽侮が尾を引いていたからだった
→知識人だけでなく労働組合からも誤解された。
「彼の罪は、熟練なるものは存在しないと断言したことにあった」
→資本家からも労働者よりであるとして誤解された
▼「教育訓練」が生産性を爆発的に増大させた
・テイラーのもたらした最大の福音:教育訓練
・本来数年〜数十年かかっていた熟練工の養成が
数ヶ月で可能となった
→第二次大戦による人手不足から、テイラーの方法が採用された
・第二次世界大戦前の経済大国(イギリス・アメリカ・ドイツ):
新技術におけるリーダーシップによって勃興した
・アジア諸国(日本・韓国・台湾・香港・シンガポール):
テイラーの訓練によって勃興した
→テイラーの訓練のおかげで
工業改善の低賃金の労働力に対し、
ほとんどただちに世界一流の生産性を与えることができた
・第二次世界大戦以降、
テイラーの方法論を基礎に置く訓練は
経済発展のための唯一の原動力となった。
「仕事への知識の適用が、生産性を爆発的に増大させた」
・テイラーにより、肉体労働者の生産性が
年3.5~4%で伸び始めた。
テイラー以降、今日までに生産性は50倍に増加した
→生産性の伸びが生活水準と生活の質の向上をもたらした
・生産性の伸びが労働者にも還元された
▼マルクス主義失敗の根本原因
・テイラーの科学的管理法:
あらゆる先進国に行き当たり、
マルクスの言うプロレタリアはブルジョアになった。
資本家ではなく労働者が資本主義と産業革命の受益者となった
・マルクス主義が失敗した原因はここにある
「マルクスのプロレタリアは、
富裕にはなっていないにせよ、
すでに中流になっていた」
・「ダーウィン、マルクス、フロイトといえば、
近代社会をつくった人間としてよく引き合いに出される3人組である。
だが公平さというものがあるならば、
マルクスの代わりにテイラーを入れるべきである」
→この100年間における生産性の爆発的な向上をもたらし、
先進国経済を生み出したものが仕事への知識の適用だったという事実を、
ほとんどの者が認識していない
・「ポスト資本主義社会における知識労働者の向上もまた、
知識の仕事への適用によって初めて実現する」
・かつての生産性革命は「肉体労働者」が対象だった。
これからは「知識労働者」の生産性向上が課題となる。
「そのためには、知識の知識への適用が不可欠となる」
▼知識が経済の中心になった
・250年前に始まった知識における意味の変化が、
再び社会と経済を大きく変えつつある
→「今や正規の教育によって得られる知識が、
個人の、そして経済活動の中心的な資源である」
・「つまるところ、成果を生み出すために、
既存の知識をいかに有効に適用するかを知るための知識が
マネジメントである」
→知識はイノベーションにも不可欠である
・知識に関わる変化の第三段階:マネジメント革命
→前の2つの革命と違い、
1945年から1990年までの50年に満たない期間しか要しなかった
▼マネジメントとは何か
・「多くの人にとって、マネジメントと言えば
企業経営を意味する。だがそれは、
単にマネジメントが最初に現れたのが大企業だったからに過ぎない」
→しかしやがてあらゆる近代組織において
マネジメントの必要性が明らかになっていった
・マネジメントが企業に限定されないことが
最初に認識されたのはアメリカだった
→マネジメントは知識社会そのものにとって不可欠のものである
・マネジメントとは「上司」「経営管理者」ではない
→「正しくは、「知識の適用と、知識の働きに責任を持つ者」である」
・知識が中心的な資源とみられるようになったことを意味する
・「知識が単なるいくつかの資源のうちの一つではなく、
資源の中核になったという事実によって、
われわれの社会はポスト資本主義社会となる
▼新しい社会を創造する力
・産業革命・生産性革命・マネジメント革命の根底にあったもの:
知識における意味の変化
・かつての知識は一般知識だった。
これに対し、今日 知識とされているものは高度の専門知識である
・これまで論じられてきたのは「教育ある人間(ゼネラリスト)、教養人だけだった」
→様々なことを知っていたが、彼らは「何かを行うために必要なことは知らなかった」
・「今日、われわれが知識とするものは、
行動のための情報、
成果に焦点を合わせた情報である。
その目的とするものは、
人間の外、社会と経済、さらには知識そのものの発展にある」
・「しかもこの知識は、
成果を生むために高度に専門化していなければならない」
→「一般知識から専門知識への重心の移行が、
新しい社会を創造する力を知識に与える。
その新しい社会は、専門知識と専門家たる知識労働者を基礎として
構成される」
→そのとき生じる問題:
「専門知識の社会において、
真に教育ある人間の要件はなにかという問題である」
☆知識の大事さを指摘しているが、
結局は「なんのために用いるか」という視点が必要となるのだろう
☆あなたはどんな知識を今後得ていきますか?
2章 新しい社会の主役は誰か
出典:『未来への決断 大転換期のサバイバル・マニュアル』(1995)
「第7章 組織社会の到来」
▼組織社会が直面する問題
・「知識社会では、専門知識が、
一人ひとりの人間の、そして社会活動の
中心的な資源となる。
いわゆる経済学の生産要素、
すなわち土地、資本、労働は、
不要になったわけではないが、二義的になる。
それらは、専門知識さえあれば入手可能である。
しかも、簡単に手に入る」
☆3Dプリンター技術は
まさに熟練やモノを無視し、
知識だけで生産が可能になったことを示している
・専門知識は
「他の専門知識と結合して、
初めて生産的な存在となる。
知識社会が組織社会となるのはそのためである」
→「組織の目的は、専門知識を共同の課題に向けて結合することにある」
・この転換期は2010年ないし2020年まで続く
→起きる変化:
「安定を求めるコミュニティと変化を求める組織の間の緊張」
「個人と組織の間の緊張であり、両者の責任の関係」
「自律を求める組織のニーズと
共同の利益を求める社会のニーズとの緊張」
「組織に対する社会的責任の高まり」
「専門知識を持つ知識労働者と、
チームとしての成果を求める組織との間の緊張」
▼組織は創造的破壊のためにある
・社会・コミュニティ・家族:安定要因。安定を求め変化を阻止する
⇔組織:不安定要因。イノベーションをもたらすべく組織される
(シュンペーターのいう「創造的破壊」のためにある)
・組織はモノ・サービス・組織自体を絶えず新しくする。
「馴染みのもの」「心地よいもの」も体系的に廃棄する
→「組織は、絶えざる変化を求めて組織されなければならない」
→組織の機能とは、知識を適用することである
☆変化を恐れるな!
・「新しい知識社会では、
知識を有するあらゆる者が、
4・5年おきに新しい知識を仕入れなければならない。
さもなければ時代遅れとなる」
☆絶えず学ぶ必要がある。そして学んだことで
組織や自分自身を変えていく必要がある
・新しい知識を生み、古い知識を陳腐化させるもの:科学・技術だけではなく社会的なイノベーションも重要な役割を果たす
・この40年における最大の変化:技術的・社会的イノベーションが人に教え学ぶことのできる体型になった
・「学校もこれからの50年間で、300年前の印刷革命を上回る変化を遂げる」
→「知識社会が、知識労働者に対し、体系的な学習を一生のプロセスにすることを要求するからである」
▼変化のための仕組みを持つ
・知識のダイナミクス:組織に次のことを要求する
「あらゆる組織が、変化のためのマネジメントを自らの構造に組み込むことを要求する」
→「あらゆる組織が、自らが行っていることのすべてを体系的に廃棄できなければならないことを意味する」
・数年ごとにあらゆるプロセス・製品・手続き・方針を
「もしこれを行っていなかったとして、
今分かっていることをすべて知りつつ、なおかつ、
これを始めるか」を問わなければならない。
→成功している製品すら、体系的廃棄の対象となる!
☆自分自身にとっての「変化のための仕組み」はなんですか?
・組織が取り組むべき3つの体系的な活動
(1)絶えざる改善(カイゼン)
→「改善の目的は、製品やサービスを改良し、
2・3年後にはまったく新しい製品やサービスにしてしまうことである」
(2)すでに成功しているものについてさらに新しい応用法を開発すること
→模倣していく
(3)イノベーションの方法を学ぶ
▼迅速な意思決定に必要なもの
・組織は高度に分権化すべき
→意思決定を迅速に行うため
・これからの組織は、さらにコミュニティを動揺させ、
解体し、不安定化させていく
☆組織自体を変えていく!
・いかにコミュニティに根を下ろしていても、
成果をあげるための条件が変われば
自らを閉鎖できなければならない
・組織には破壊的な側面がある。
コミュニティに根付かなければならないが、
コミュニティの一部になりきることはできない
→組織を規定するものは、
組織がその中において機能を果たすべきコミュニティではなく、
機能そのものである
・組織が機能するには
マネジメントされなければならない
・組織の価値観さえ、組織の機能によって決まる
→病院は医療が最高の価値
→学校は生徒が学習することが最高の価値
(☆実際は別の物があがっていることがある)
→企業は財やサービスの生産と供給が最高ん価値
「組織が最高の仕事をするためには、
そこに働く者が、
自らの組織の行っていることが社会にとって不可欠の貢献であることを
信念としていなければならない」
▼組織が果たすべき責任
・「組織社会では、組織の社会的責任が問題となる。
なぜならば、あらゆる組織が社会的な力をもつからである」
・組織の社会的な力そのものは、
政治権力によって行使されてはならない
・企業にとって業績を上げることが基本である。
しかし、経済的な業績だけが企業の唯一の責任ではない
(フリードマンへの批判)
・「力は責任を伴う。さもなければ専制となる」
「成果をあげられなくなる」
「組織は成果をあげなければならない」
・組織は自らが与える影響について間違いなく責任がある
▼明確な使命が成果を生む
・先進国では社会的な機能のほとんどが組織によって遂行されている
・組織は社会やコミュニティや家族と異なり、
目的に従って設計され、規定される
・目的の多様化・分散は成果をあげるための能力を破壊する
・社会やコミュニティ:一人ひとりの人間にとっての環境
⇔組織:道具。だからこそ使命が明確でなければならない
▼知識労働者は組織に依存しない
・ほとんどの組織は、組織が社員を必要としているように、社員も組織を必要としていると誤認している
・組織は人を惹きつけ、引き止められなければならない
→「彼らを認め、報い、動機づけられなければならない」
・誰かに雇用されているわけではないが、事実上組織と働いている人たちが大勢いる
→フリーランス(自営業)
・労働人口の1/3ないし2/5を占める知識労働者と組織との関係:
ボランティアとNPOの関係と同じくなった
→組織があって初めて働けるが、
知識労働者自体が生産手段(知識)を有している
・「知識労働者は事実上、監督されえない存在である。
その専門について自分よりも詳しく知るものが存在するようでは、
価値のない存在である」
☆マルクスのころは労働者は「生産手段をもたない者」であったが、
知識労働者は「生産手段をもつ者」になった!
・「組織に対し、どのような貢献をすべきか」
「知識によって、どのような貢献をすべきか」を決定する者は、
一人ひとりの知識労働者であることを示している
・現代の組織は知識労働者による組織である
→現代の組織は上司と部下の組織ではなく、チームである
▼前例のない組織社会
・組織社会を構成する組織それぞれが
単一の目的のために設計され、
高度に専門的な道具を使って成果をあげるという点で、
歴史上のいかなる社会とも異なる
・組織社会においてもっとも容易ならざる最大の問題:
社会の多元化に伴う問題
☆国家が弱くなる
▼組織の使命に信念を持つ
・組織に働く者は、
優れた仕事を行うために、
自らの組織の使命が社会において重要な使命であり、
他のあらゆるものの基盤であるとの信念を
もたなければならない。
この信念がなければ、
いかなる組織といえども、
自信と誇りを失い、成果をあげる能力を失う。
・組織は「狭い範囲の使命、ビジョン、価値観をもつとき、
初めて大きな成果をあげる」
☆国家が弱体化し、企業・NPOなどの組織が乱立する
多元社会になった。
そのなかでの統一的な「共同の利益」は誰が見るか
という普遍的な問題が生じている。
→☆保険会社が自社の売上向上のため
保険金支払いを拒否しまくっているなら、
結果的に社会は悪くなる。
そういった際、「国家」が弱いと
規制すらできなくなる。
いったい巨大企業に対し、
誰が「公共の利益」を誰が見るのだろうか?
・「われわれが直面する課題、
特に民主主義と市場経済のもとにある先進社会が直面する課題は、
独立した知識社会からなる多元社会に対し、
いかにして経済的な能力と、
政治的、社会的な結合をもたらすかという問題である」
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