ブラック企業にいるならドラッカーを読め!貢献を意識することで待遇が良くなる!

変な絵

 

今日のポイント
「自分はどんな貢献ができるか?」
それを考えるとブラック企業でも
なんとか耐えぬくことができる!

 

私、前職は高校の教員です。

実は前の職場、けっこうブラックでした。

7:00に出勤し、準備をする。
でも、23:00を過ぎても、帰れない。

そんなときがありました。

 

心も荒んでいました。

 

 

そんなとき、
私を支えてくれたものがあります。

それが、
ドラッカーの書いた経営に関する本です。

わからないなりに
経営学者・ドラッカーの本を読んでいました。

 

「もしドラ」からはじめて
『経営者の条件』あたりを読んでいました。

 

これらの
ドラッカーの本には、
「どう仕事をしたらいいか」という知恵に溢れています。

 

 

ドラッカーの本のなかで、
特に印象的だった言葉があります。

 

それが「貢献を意識する」
という言葉です。

 

ドラッカーは著作のなかで何度も
「貢献を意識する」大事さを語っています。

 

 

貢献というのは
自分は何を提供できるか、
という発想です。

 

キツい職場にいればいるほど、
「貢献」を意識することは減ってきます。

 

ただでさえ仕事はたくさんあります。
やってもやっても、終わりません。

 

自然と、周りに対する配慮が
減っていくのです。

面白いことに、
一度そうなると
どんどん視野が狭くなります。

自分のことしか
やらなくなるのです。

 

 

学校教員ですと、
自分の授業がない時間帯に何ができるかが
問われています。

 

例えば授業を抜け出した生徒がいた場合があげられるでしょう。

意外と授業を抜け出す生徒っているものです。

そんな生徒がいた場合、
職員室にいる教員が追いかけたり
注意をしたりする必要があります。

でも、山のように仕事があると
それどころじゃないんですよね。

 

もっというと、
次の時間の授業が
用意できていないこともあるわけですよ。

 

次の授業の準備もできていないのに、
授業を抜け出した生徒がいたら
見つけて連れてきて
注意をしたり
話を聞いたりしないといけない。

 

けっこう理不尽です。

しかも、下っ端なので
私が動かないといけないのです。

 

悠々と職員室に座っている教員を横目に、
授業を抜けた生徒を追いかけたこともあります。

 

でも、これが組織における「貢献」なんですよね。

学校教員のコミュニティが特殊とも言えるところですが、
仮に自分の仕事が進んでいなかったとしても、
学校全体のために動かないといけないときがあります。

 

そのタイミングを外さず仕事をしていると、
まわりからも評価してくれるのです。

 

授業を抜け出す生徒を放置しておくと、
みんな授業を出てしまうようになります。

だからこそ、誰かが追いかける必要があるのです。

 

たとえ仕事が立て込んでいても、
真っ先に動くのが「貢献」なのです。

 

 

授業を抜け出した生徒を追いかけ、
注意をし、教室に戻す。

急いでやればそんなに時間はかかりません。

適切に対応すれば
終わった後に授業準備の続きができました。

 

「自分は仕事が立て込んでいるからムリです」
と言おうものなら、
自分の仕事すらなくなってしまうのです。

 

組織は理不尽です。

でも、その理不尽さのなかで
必死に「どうやったら組織に貢献できるか」
考えていたことが今の自分の原点となりました。

 

 

他にも、貢献を意識するようにした点はあります。

当時、職員室ってけっこうゴミで溢れていたんです。

職員室には各自の机の下に
専用ゴミ箱がありました。

毎日捨てている人もいましたが、
山盛りになっても捨てにいかない人もいました。

 

汚い印象です。

 

ドラッカーを読んでいた私は
「どうやったら組織に貢献できるか」を
考えていました。

 

山盛りのゴミ箱のゴミを捨てに行くのが
まさに組織への貢献だと気づきました。

 

 

そのため、毎朝、
職員室にある全員のゴミ箱を
カラにするようにしました。

 

他にも、
いつも紙で溢れていて
使用できないシュレッダーのゴミを
毎日捨てるようにしました。

毎朝、コピー機のトレイを開け、
紙があと100枚もないトレイには
補充するようにしていました。

 

 

やったからといって
特に褒められることもありません。

 

 

でも、修学旅行の引率で
1週間ほど札幌を不在にしたあと、
ある職員から言われました。

 

「藤本さんがいなくて、困ったよ」

見てみると、
ゴミ箱がゴミで溢れていました。
床にまでティッシュが広まっています。

シュレッダーが動かなくなっています。

コピー機の紙がなくなっています。

 

私がいないと、組織が困る。

そう思ってくれている人がいたことを
実感したのです。

 

この一件があってから、
なぜかブラックな職場に
耐えられるようになりました。

 

ほんのわずかでも
「この職場でよかった」
と思うようになりました。

 

自分が組織に貢献しようとしていることを、
見ている人がいる。

そう感じられたのが大きかったように思います。

 

 

組織への貢献を意識していたためか、
その次の年には職務環境のいい支店に
転勤できました。

 

ちょっと生活も落ち着きました。

そのおかげで「作文教室ゆう」の起業準備ができたわけです。

 

 

つまり、いまの起業につながっているのは
ブラックな職場でも
「どうやったら組織に貢献できるか」を
考えていたからなのです。

 

これはどんな職場でもいえることです。

「うちの職場、ブラックだ…」

そう思っているだけだと、
毎日がツライはずです。

 

でも、そんななかで
「自分はどんな貢献ができるだろうか?」
と考えてみることで視野が広まります。

 

「ブラック企業でツライ」というのは
自分だけの視点で見ている証拠です。

 

 

それを乗り越え、
「自分はどんな貢献ができるだろうか?」
と考えることが、
あなたに別の見方を与えてくれます。

 

別に大したことをしなくてもいいのです。

ゴミを捨てたり、
シュレッダーの掃除をしたり、
コピー機の紙を補充したり。

 

誰でもできることです。

 

 

でも、これを続けているだけで
なぜか待遇が良くなっていきます。

 

まわりの評価も高まっていくのです。

 

結果、自分の夢を叶えていくことも
できるのです。

 

 

今回、たまたまブラック企業の話がメインになりましたが、
どんなに仕事が忙しくて
バタバタしていても、
「自分はどんな貢献ができるだろうか?」
と考えることでちょっと心が豊かになります。

 

自分だけの視野から抜け出せます。

 

ぜひ私の経験を
なにかに役立てていただければ幸いです!

 

この「貢献を意識する」点、
ぜひ実践してみてください。

ではまた!


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