キャッチフレーズを作るなら、
まずは「同じ経験をしている人」にヒアリング!
それができないなら「教えてGoo」!
「どうしよう、公立高校入試に落ちちゃった…。
私立も受けてないし、
このまま、ウチの子、中卒なのかしら…」
![](http://nomad-edu.main.jp/www.school-edu.net/wp-content/uploads/2018/03/2a184d5603a055009dbc3e3fb7fa75c3_t-300x200.jpg)
今の時期、
こんな悩みを持つ親御さんがいます。
お子さんが公立高校入試に失敗し、
ふさぎ込んでしまう。
![](http://nomad-edu.main.jp/www.school-edu.net/wp-content/uploads/2018/03/f28664c7-bfa3-4c57-bbc7-d24283ad4b68-300x244.png)
他に私立高校も受けていないので
進学する学校がない。
困り果ててしまう親御さんです。
少子化の昨今。
公立高校の倍率は1.0倍〜1.2倍が多いのですが、
それでも【不合格】者は出ます。
特に多いのは
「中学校時代に不登校だった」人。
基礎的学力がなく、
試験も壊滅状態。
あんまり外に出たくないから、
受験するのも公立高校のみ。
人数自体は多くないのですが、
深刻に困っている人は確実にいます。
実は私、
前職ではこういった生徒も多く通う
高校に勤務していました。
「通信制高校」
というものです。
☆もし、実際に「行く高校がない…」とお悩みの方がいらっしゃれば
力になりますよ!
お気軽にご連絡ください。
今の時期がまさに通信制高校にとって
生徒募集「最後の時期」になります。
私は高校教員ではあったんですが、
中学校への営業活動、
広報宣伝のための毎日のブログ更新、
入学希望者への電話対応など
広報宣伝活動にも取り組んだんですよ!
結果的に、今の仕事につながっているので
感謝ですね!
(当時は大変でしたが…)
うちの高校では、ちょうど3月には
「公立高校入試に落ちた人」
対象に新規募集活動をしていました。
有り体に言うと、
こんな流れを描いての広報活動でした。
↓
うちの高校から
【まだ間に合う!】という資料が来る
↓
急いで問い合わせる
↓
入試を受ける
↓
その年の4月から無事高校生になれる!」
これ、
公立高校入試に落ちた生徒にとっても、
またうちの高校にとっても、
どっちも「嬉しい」ですよね!
親御さんにとっても
安心です。
「3月の下旬でも、まだ募集しているんだ!」
![](http://nomad-edu.main.jp/www.school-edu.net/wp-content/uploads/2018/03/publicdomainq-0012451hei-300x200.jpg)
もっと言えば
「新年度の4月でも、
ギリギリ入学式までに間に合う!」
という仕組みがあるのです。
つまり、
3月下旬や4月に入ってしまっても
「まだ手遅れではない」
ということなのです。
教員としても
「こんな高校って、あるんだな〜」
「こんな入試制度もあるんだ〜」
と驚いた仕組みでした。
確かに、「高校入試の浪人生」になるより
どこか別の私立高校に入るほうが
いいですよね〜!
さて、前職ではこういう
「公立高校入試に落ちた生徒」向けに
毎年資料を作っていました。
「公立高校入試に落ちた生徒」に、
学校案内資料を送付するのです。
毎年まいとし、こんなキャッチフレーズで
生徒募集していました。
★───────────────────────────────☆
│ │
│ 「まだ間に合います!」 │
│ │
☆───────────────────────────────★
このキャッチフレーズを冒頭に書いた資料を
各地に発送していくのです。
非常に「率直」なキャッチフレーズです。
でも、このキャッチフレーズ、
個人的になんか「イヤ」だったんです。
だって、高校って
「まだ間に合うかどうか」で
選ぶものじゃないと思うんです。
基本的に就職・進学の際も
「学歴」欄に書くことになる高校名だからです。
そのため、私はこのキャッチフレーズを
提案しました。
★───────────────────────────────☆
│ 「新しい春、●●とともに! │
│ 〜まだ間に合う高校入試〜」(●●は高校名) │
│ │
│ 「新しい春、キミも●●高校で輝こう! │
│ 〜まだ間に合う高校入試〜」 │
☆───────────────────────────────★
☆あくまで記憶なので、正確でないかもしれません…。
このキャッチフレーズを提案したのは
「まだ間に合います!」と言って
うちの高校に不本意なまま入学しても、
結局「やる気がない」「登校できない」生徒が
いたからです。
「まだ間に合います!」という
ネガティブな響きでなく、
「新しい春、キミも●●高校で輝こう!」のような
ポジティブな響きにしたかったんです。
結果的には、
いつもの「まだ間に合います!」よりも
反響があったように思います。
キャッチフレーズによって
受け手の反応が変わることを実感しました。
ただ。
いまの私が同じように
キャッチフレーズを作るなら、
別のものを提示します。
「新しい春〜〜〜」というのも、
なんか「キラキラ」しているだけで
あんまり胸に響かないことに気づいたからです。
もし今、キャッチフレーズを作るなら
こうします。
★───────────────────────────────☆
│ │
│ うちの入学式は4/25。 │
│ だからキミも高校生になれます! │
│ 新しい挑戦、してみませんか? │
│ │
☆───────────────────────────────★
「新しい春〜〜」というキャッチフレーズは
何のことかよくわからないキャッチフレーズだったな〜と
反省しています。
どうせなら
「なぜ、まだ高校生になれるのか」
を明快に示した方が分かりやすいと思うのです。
このキャッチフレーズを読むのは
公立高校入試に失敗し、
なおかつ併願で私立高校を受けていない人です。
彼らは焦っているので、
「キミも高校生になれます!」は
響くはずです。
でも、大部分の中学生と保護者は
公立高校入試に落ちた時点で
頭が真っ白になっています。
焦りだすのです。
そんなとき、
うちの高校のような学校から
資料が届き出します。
どれも「まだ間に合います!」とあるのですが
焦っているのであまり内容を理解できません。
そもそも
【ホントかな?】
と疑い出します。
「来年度の入試に間に合う、ということじゃないの?」
そう思われてしまいます。
そんな中、1校でも
「うちの入学式は4/25」のように
書いてあると、
【あ、なんかまだ大丈夫そうだ】という
安心感につながるはずです。
ホッと一息入れます。
そこから資料を読み、
学校見学をし、
入試をしてもまだ
入学式に間に合うのです。
…いかがでしょうか?
このように、キャッチフレーズを作るには
「読み手」がどんな状態か、
できるだけ細かくイメージする必要があるのです。
そのためには
ヒアリングが必要です。
![](http://nomad-edu.main.jp/www.school-edu.net/wp-content/uploads/2018/03/download-11-300x157.jpg)
つまり、実際に
「公立高校入試に落ちた」経験を持つ人に
「その時どう感じたか」
「高校入試に対しどんなイメージを持ったか」
を聞いてみるんです。
その反応を元に、
キャッチフレーズを考えていきます。
当時の私も私以外の担当者も、
あんまりヒアリングをしていませんでした。
その意味で「まだまだ」だったな〜と思います。
もし、ヒアリングする相手がいないなら、
役立つサイトがあります。
いろんな悩み・お困りごとを持つ人が
「質問」をするサービスです。
実際、「教えてGoo」で調べると
似たような悩みを持つ人がいました↓。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2841485.html
回答を見てみても
「願書4月下旬まで受付中」
のような文言が書かれていました。
キャッチフレーズを考える際は、
実際に同じ経験をしている人や
「教えてGoo」などで聞いてみることで
相手に【刺さる】キャッチフレーズができるのです。
会社でキャッチフレーズを考えている人、
Webサイトやメルマガを作っている人、
ブログを書いている人は参考にしてみてくださいね!
ではまた!
☆もっといいキャッチフレーズがあれば、
ぜひ以下からメッセージで送ってください。
ブログの中で随時追記したいと思います!
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