肩書をつけるなら、できるだけ明確に!
「何ができないか」「何ができるか」から考えよう!
「う〜ん、会社支給の名刺以外の
名刺を持ちたいけど、【肩書】、どうしよう…」「個人で仕事をしているけど、
イマイチお客が増えない…。
この「デザイナー」って肩書が広すぎるのかな…」「就活で自己分析をしているけど、
自己分析すればするほど、
自分がどんな人間なのか、よくわからなくなってきた…」
そんなお悩みをお持ちの方、
いらっしゃいませんでしょうか?
「肩書」って、実はすごく大事です。
名刺交換の際も、
Facebookやサイトを見た際も、
履歴書を見る際も、
人は「肩書」に注目するからです。
実際、名刺交換の際に
「へ〜、いま●●高校で教員をなさっているんですね〜」
…という「肩書」から話が始まるはずです。
でも、これだけ大事な「肩書」でありながら、
「どんな肩書を名乗るか」
って、普段あまり考えないですよね。
会社の名刺は
会社の役職を書けばいいです。
でも、会社以外の名刺を作るときや
フリーランスの名刺を作るとき、
はたと「どんな肩書にしようか」
悩んでしまいます。
広すぎる肩書は損をする!
冒頭のお悩みにあったように、
「広すぎる」肩書の人って、実際にいます。
「デザイナー」という肩書がそれです。
「デザイナー」という肩書の人って、
専門が伝わりません。
お願いする方も、
「Webデザイン」をお願いできるのか
「チラシデザイン」をお願いできるのか、
「ロゴデザイン」をお願いできるのか、
わからないと頼みにくいのです。
Webデザインをお願いするなら
「デザイナー」さんより
「Webデザイナー」さんにお願いしたいですよね。
肩書は「広すぎる」とソンをするのです。
「ちょうどいい」肩書の作り方
ではどうすれば
「ちょうどいい」肩書を作れるのでしょうか?
最近も、私は悩んでいました。
それまで、私は「文章アドバイザー」という
肩書を名乗っていました。
でも、自分では何か
「しっくりこない」ものを感じていました。
文章って、幅が広いです。
「この肩書って、広すぎるな〜。
でも、どんな肩書だともっとしっくり来るのだろう?」
悩んでいたんです。
ちょうどいま、
「作文教室ゆう」サイトの
デザイン修正を進めています。
Topバナーや
メールマガジン登録のお誘いの部分を
新しくしたのです。
これですね↓
目立つ場所につけているので、
お気づきの方も多いかもしれませんね。
このバナー作成、
知り合いのデザイナーのKさんにお願いしました。
KさんがWebデザインのアドバイスをする際、
まさにこの「文章アドバイザー」という肩書について
質問してくださいました。
K「この文章アドバイザーって、
どういう意味の肩書ですか?」私「文章の添削・アドバイスをするという肩書です」
K「藤本さんのいう【文章アドバイザー】って、
具体的にはどんなことをする人のことを言うんですか?」私「そうですね…。
いろいろあるんですよ」
答えていて「しまった」と思いました。
「いろいろ」という【判断停止】の言葉を使ってしまったからです。
文章添削ではさんざん
【「いろいろ」「さまざま」「たくさん」を使わないようにしましょう!】
と言っているのに、自分から使ってしまったのです。
☆【参考記事です↓】
具体的に答えられていない私を見て、
先方はこう付け足してくださいました。
K「文章って、おっしゃるように色々ありますよね。
では、逆に、
藤本さんが教えられない、
あるいは教えるのがニガテな文章のジャンルは何ですか?」私「エッセイやブログは教えられるんですけど、
小説やシナリオなど創作系はニガテですね」K「なるほど、創作系じゃないものが専門なんですね!
創作系はある意味「趣味」の分野でもあります。
藤本さんは「趣味」ではない分野が専門なんですね」私「そうそう、そうなんです!」
Kさんの説明が腑に落ちました。
確かに、私は「文章アドバイザー」と言っても、
創作系の分野は教えられないんです。
(中心になって行っていた
「札幌ワカモノ文学サロン」も、
小説作成とアドバイスが得意な方に
中心者をお願いしています)
Kさんはこう続けます。
K「では藤本さんの専門とする文章は
「趣味」系ではないもの、
つまり「実用」系ということですか?」私「まさにそうです!」
Kさんとのやり取りを通し、
自分が【強み】とする内容が見えてきました。
これまでの「文章アドバイザー」という肩書ですと、
ある意味【文章ならなんでも】という感じを与えていました。
どうせなら、
もっと自分の【強み】が活かせる範囲が
明確に伝わるようにしたほうが良かったのです。
K「藤本さんは「実用」系の文章の中では
主にどんなものを得意としていますか?」私「履歴書の文章添削や
大学院入試の志望理由書、
資格試験の答案添削などをすることです」K「だったら、これは【キャリアアップ】ですよね。
【キャリアアップ文章アドバイザー】としてはいかがですか?」私「キャリアアップ文章アドバイザー、いいですね!」
そんなわけで私の肩書は
【文章アドバイザー】から
【キャリアアップ文章アドバイザー】に変更となりました。
変更したことで、
「何を専門としているか」
明確になりました。
おそらく、
私に仕事を依頼してくださる方にも
「この人は何が専門なのか」
伝わりやすくなったことと思います。
実際、私の所に
「地域住民の方に
創作を教える講座を担当して欲しい」
という依頼が市役所から
来たことがあったんです。
お引き受けはしたかったのですが、
なにぶん「専門外」なのと
「遠方」なので…と断ってしまいました。
これだと、せっかく依頼してくださった方が
「かわいそう」です。
だからこそ、「肩書」は明確な方がいいんです。
今回の経験から、
私は学びました。
肩書をつけるなら、できるだけ明確に!
「何ができないか」「何ができるか」から考えよう!
・・・・・・・・・・・・・・・
これを知ったのです。
Kさんの質問の仕方は
「自分にできない分野」
「自分にできる分野」を明確にしてくれました。
実際に肩書を考える際は
「自分にできない分野」
「自分にできる分野」を考えてみたほうがいいんです。
この内容は
会社「以外」の名刺を作ろうとしている人に、
参考になるはずです。
フリーランスや起業している方の
「肩書」づくりにも役立ちますね。
また、就職活動中の方も、
「自分はどんな人間か」
自己分析する上で役立つ内容です。
ぜひ活用していてみてくださいね!
ではまた!
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