塾の生徒との約束で、急にパイロットについて調べることに…。夢や目標を達成するためにどうすればいいか調べてみよう!

今日のポイント
自分の夢・目標を達成するために
何をすればいいかをまず調べてみよう

 

最近、わけあって
『航空業界の動向とカラクリが
よ〜くわかる本』
というものを読んでいます。

☆本の詳細はこちら↓

この本を読むのって、
だいたいは航空業界の就職・転職を目指す人です。

「藤本さん、JALに転職するの?」

と心配(?)なさる人もいるかもしれないので
補足します。

 

いま、理数教室ゆう(嫁の塾)
パイロットになりたい
生徒さんが来ています。

A君、としましょう。

私、理数教室ゆうの代表でもあるので、
A君と面談しました。

 

中学生だから当然なのですが、
「パイロットになりたい!」
という思いがある反面、
「では、どうすればパイロットになれるか」
をあまり知っていないようでした。

 

「どうすればパイロットになれるか」
が不明確なら、
【とにかく、学校の勉強に一生懸命取り組む】
という対策しか立てられません。

 

「学校の勉強に一生懸命取り組む」
という、「ありがち」なことしかできないのです。

「学校の勉強に一生懸命取り組む」ことが
ほっといてもできる人なら、問題ないでしょう。

ですが、
大部分の人は
「学校の勉強に一生懸命取り組む」ことってムリなのです。

 

なぜか?

シンプルに「面倒だから」、です。

それに学校の勉強を一生懸命取り組む先に、
「本当に自分の夢であるパイロットになれるか」って
確実性がありません。

その上、今日や明日勉強してもしなくても、
「パイロットになれるかどうか」に変化はほとんどないのです。

 

だからこそ、【パイロットになりたい】というA君に
「とにかく学校の勉強に一生懸命取り組もう」という
アドバイスをしても、
ほとんど意味が無いのです。

 

(多くの保護者や教員が間違えているところです)

 

勉強嫌いな人が
【とにかく学校の勉強に一生懸命取り組む】のって、
けっこうツライです。

 

モチベーションも上がりません。

 

実際、パイロットになりたいA君も、
「パイロットになりたい!」思いは強いのですが、
あまり勉強へのモチベーションは高くありませんでした。

 

闇雲に勉強するのって、
不安なんですよ。

 

だって、いくらある教科を勉強していても、
【実はパイロットになるのには全く不要な勉強だった】
となる可能性もありますし。

 

 

A君の成績は悪くないのですが、
家での学習があまりできていないことで
困っているようでした。

 

そんなわけで、
A君との面談では
【どうやったらパイロットになれるか、知ってる?】
と聞いてみたのです。

 

A君は
「パイロットを養成する学校に行けばいい」
ということは知っていました。

ではその学校に入るのには
何の教科を勉強すればいいか、
いつ試験があるか、
所在地はどこかなどについてはまだ調べられていないようでした。

 

そんなわけで、
私はAくんに提案しました。

「じゃあ、一緒にどうやったらパイロットになれるか、
調べよう!

私もパイロットになる方法について調べるから、
A君も調べてね!」

 

A君がうなずいたのを確認後、
さっそく隣の紀伊國屋書店に行き、
『パイロットになるには』という本を
『航空業界の動向とカラクリがよ〜く分かる本』の
2冊を買ってきました。

 

『パイロットになるには』を
A君に渡しました。

☆この本です↓

「次回までに、私は
『航空業界の動向とカラクリがよ〜く分かる本』を
読んでおくから、
A君は『パイロットになるには』を読んで、
どうやったらパイロットになれるか、調べてきてね」

A君に話しました。

ノートもプレゼントし、
内容をノートにまとめてきてもらうことに
しました。

 

A君にだけ本を読ませるのは「酷」なので、
私も運命共同体的に同じような本を読むことにしたのです。

そんなわけでいま私は
『航空業界の動向とカラクリがよ〜く分かる本』を
読んでいるわけです。

 

次回の授業までにA君はどれくらい取り組めているか。

ちょっとドキドキです。

 

本気でパイロットになりたいのなら
おそらく『パイロットになるには』を
読んできているはずですし、
そんなにやる気が無いなら
読まないで来るはずです。

 

反応を見た上で、
今後の進路アドバイスを変えていこう、と思っているのです。

 

「どうやったらパイロットになれるか」を
調べてみることで、
「自分の夢はどうやったら実現できるか」が
リアルにわかります。

 

・・・

A君にはまだ伝えていませんが、
民間航空機のパイロットになるには
4つの方法があることを知りました。

①JALやANAのパイロット養成コースに入る

②航空大学校(公立)に入る

③私立大学のパイロット養成コースに入る

④民間のパイロットスクールに入る

ちょっと調べるだけで、
4通りの入り方があることがわかります。

 

このうち③と④は
とてつもなく【高額】です。

4年で1000万円は軽くかかります。

 

…となると、現実的な選択肢としては
①か②です。

 

①の場合は「大卒」「大学院卒」の段階で
受験するので、
【まずは名の知れた大学に入り、
就職試験を有利にする】という戦略が
中学生の今の時期に採用できるでしょう。

②の場合、
受験資格は「短大卒」あるいは「大学2年修了」が
条件になります。

この場合も、
現実的には
【名の知れた大学に入り、
就職試験を有利に】したあと、
大学在学中から受験勉強を行なえば
目標達成が可能です。

 

①や②なら、
試験が有利になるよう、
【まずは有名大学に行く!】
という方針が立てられるのです。

②の試験では
数学ⅡBまでの範囲や
基礎的な物理・地学・生物の知識が
問われています。

 

そうであれば、
高校時代には理系(といっても、そんなに難しくないレベル)の
学習が必要です。

 

試験科目は理系の内容も問われますが、
別に文系の大学に進学しても
差し支えはなさそうです。

 

 

…ここまで調べてみると、
いまから何をすべきかが見えてきます。

間違っても、
【とにかく学校の勉強に一生懸命取り組む】という
あいまいな目標設定をしなくて済みます。

 

現段階だと、
パイロットになる①や②に入れるよう、
【有名大学に行く】を目標にするといいでしょう。

その上で
【どの大学だとパイロットになりやすいか】という
観点から志望校を考える必要が出てきます。

 

パイロット養成コースへの合格率などを
大学のデータから見ていくのです。

すると、
A君にとって一番いい大学はどこか
見えてくるのです。

 

A君と話していて気づいたのは
「自分はこうなりたい!」
と思っていても、

「では、どうやったらその夢をかなえられるのか?」
「具体的にどんな手段があるか?」

を調べない人がけっこう多いんじゃないか、ということです。

 

 

例えば、まわりにこんな人、いませんか?

「いつか会社をやめて
小さくてもいいから自分のカフェを経営するのが夢なの」

 

こういう人、いらっしゃいませんでしょうか?

「いつか会社をやめて〜したい」と
言っている人には2通りの人がいます。

1つは実際に会社をやめたあと、
「どうすれば自分のカフェを開業できるか」
「カフェを開業後、どうやればお客に来てもらえるか」
「カフェを開業後、どうやれば黒字化できるか」
まで調べ、準備をしている人です。

もう1つは
何も考えず、ただ
「いつか会社をやめてカフェをやりたい」
と言っているだけの人、です。

 

 

さあ、ここまで見てきて、
実際に「会社をやめて自分のカフェをやる」という
夢を叶えられそうなのはどちらだと思いますか?

 

当然、
「どうすれば自分のカフェを開業できるか」などを
調べて準備をしている人でしょう。

 

夢や目標があっても、
「そのために何をしたらいいか」
準備していない人はけっこう多いのです。

 

というか、「ほとんど」だと思います。

 

 

A君も、
どちらかと言えば
「いつかパイロットになりたい」
という夢だけあって、
実際に調べたり、準備したりができていないように
感じました。

 

これだと、
勉強に身も入りませんよね。

 

もし仮に、
「パイロットになるには
高校2年生までの数学の知識と
英語・物理・生物、
そして一般常識の勉強をすればいい」
と分かっていたら、
ちょっとはやる気が高まりそうですよね。

 

何をしたらいいかが、明確だからです。

 

 

これ、文章もそうです。

 

闇雲に
「文章力を上げたい」
と思っていても、
何を目指すか、どうなりたいかが不明確なら
取り組めないんですよ。

 

 

「文章力を上げたい」ではなく、
「笑われないプレゼン資料を作りたい」
「報告書をいまの半分の時間で書けるようになりたい」
など、
「何を目指すか」「どうなりたいか」を明確にする必要があるんです。

 

私のブログ&メルマガでは
「文章を正確に書く方法」
「履歴書の自己PR文をより相手に伝わるように書く方法」
などを具体的にお伝えしています。

 

ですが、これも
「何を目指すか」「どうなりたいか」が不明確な状態で読んでも
あんまり役に立たないと思うんです。

 

「自分はこれを目指している」
「自分はこうなりたい」
という目標・夢を定めるからこそ、
私が書いている内容が役立ってくると思うんです。

 

今日のポイントです。

・・・・・・・・・・・・
自分の夢・目標を達成するために
何をすればいいかをまず調べてみよう
・・・・・・・・・・・・

これなしで何かを取り組んでも、
結局無意味になることもあります。

 

まずは「夢・目標を達成するために
何をすればいいか」考える習慣を付けましょう!

 

作文教室ゆうでの
私の1対1マンツーマンでの
文章指導が、
あなたの夢・目標達成につながるよう
努力していきたいと思います。

 

ではまた!

(連続更新564日目)

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