就活生必見!【キラキラ】エントリーシートをやめて、【ドロドロ】した部分を書いていこう!

今日のポイント
【キラキラ】したエントリーシートに意味はない。
【キラキラ】の奥に潜む、
【ドロドロ】した経験を書き綴ろう!

 

いま作文教室ゆうに
マスコミ志望の学生さんも
通っています。

 

Aさん、としましょう。

ちょうどいまはエントリーシートの
提出時期ですね。

エントリーシート(ES)や志望理由書・履歴書について
日々添削している毎日です。

 

Aさんのエントリーシート添削の際、
毎回言うセリフがあります。

「Aさん、
もっと【ドロドロした気持ち】を書きませんか?」

 

Aさんへのエントリーシート添削の際は
いつも【ドロドロした気持ち】を強調します。

なぜか?

Aさんのエントリーシートって、
【キラキラ】しているんです。
「きれい」なんです。

 

「大学時代 放送サークルだったので、
多くの人に映画を見てもらえるよう努力しました!」

Aさんの【キラキラ】した活動が綴られます。

 

希望いっぱいの大学生活。
仲間に囲まれ、充実した毎日。
がんばってサークルで作った映画が評価された。
うれしい経験がいっぱい、
たのしい経験もいっぱい!

…だいたい、こんな内容です。

こういう文章を書く学生さんって
多いです。

私も昔、よく書いていました。

 

でも、
これって読んでいて
あんまり【面白くない】んです。

 

 

1枚や2枚なら読めます。

でも、数十枚・数百枚
【キラキラ】したエントリーシートを読むと
辟易(へきえき)してきます。

 

私も高校の入試担当だったので
よくわかります。

学生さんの書くエントリーシートって、
どれも【キラキラ】した内容ばっかりで
飽きてくるんです。

 

 

逆にあなたがマスコミの
人事担当者だとしましょう。

あなたのもとには
今の時期、山のようにエントリーシートが届きます。

 

どれもこれも、

「私、仲間と一緒にこんなことをしました!」
「賞を取りました!」
「大学生活、充実してました!」

という、
【キラキラ】したエントリーシートばかりが来ます。

 

それこそ、
掃いて捨てるほど来るんです。

 

そんな中、Aさんのようなエントリーシートが来ても、
全く評価されません。

 

むしろ【埋没】します。

 

 

【キラキラ】系のエントリーシートでも
採用される会社は、
「売り手市場」の現在であれば多いかもしれません。

 

でも、マスコミには
【マスコミにしか入りたくない】という
就職浪人組がゴロゴロいるのです。

 

【マスコミにしか入りたくない】
就職浪人組に勝つには【キラキラ】エントリーシートでは
入ることは出来ないのです。

 

 

なぜか?

みんな
「映像でみんなを笑顔にしたい」
という【キラキラ】した意見を言います。

 

 

これ、あんまり差が付きません。

 

むしろ、【ドロドロ】系の方が良いんです。

 

 

自分の心の【ドロドロ】した部分、
嫌な経験、つらい記憶、
忘れてしまいたいけれどそこから得た教訓などを
さらけ出した方が良いんです。

 

 

だいたい、
【仲間と一緒に映画を作った】という【キラキラ】した
エピソードでも、
一回くらいはケンカをしているはずです。

 

サークル内の【ドロドロ】した人間関係に
傷ついた経験があるはずです。

 

「充実した大学生活」の中でも、
失恋やら留年の危機やらお金の不足など
【ドロドロ】した思い出も多いはずです。

 

 

人間、生きていたら
必ず【ドロドロした経験】をします。

 

 

傷ついて「もう死んでしまいたい」と思うことって、
必ずあります。

 

でもそれを乗り越えて生きているはずなんです。

 

 

エントリーシートに書くべきは
こういう【ドロドロした部分】です。

 

「死んでしまいたい」
「あいつを殴りたい」という
【ドロドロした感情】を乗り越えた経験こそ、
人事担当者が評価してくれます。

 

 

なぜか?

それは仕事って
嫌なことを含めた
【ドロドロしたこと】の連続だからです。

 

【キラキラ】した願望だけで入社してもらっても、
現実とのギャップに悩むだけなのです。

 

だからこそ【ドロドロした経験】を乗り越えたことこそ、
評価したいことなのです。

 

 

(むろん、あまりにも【ドロドロ】しすぎた
内容を書くことは人事担当者をドン引きさせるだけです。
バランスを考えて書いて下さい)

 

 

そんなわけで、
Aさんの
「みんなで映画を一緒に作った!」
という【キラキラ】エピソードを、
【ドロドロした内容】も入れて書き直してみました。

 

(Aさんの書いた内容とは大幅に変えています)

「あいつを殴ってやりたい」。
映像サークルに入るまで、
こんな思いになることは無かった。

私はカメラマンとして関わっていたが、
監督の指示がどれも
俳優のやりたい役柄とことごとく違うのだ。

10テイクを撮る頃には
女優は半分泣きそうになっていた。

「女優を泣かすまで撮り直すなんて
どんな奴だ」

心のなかで思い、
監督に殴り掛かる一歩手前だった。

しかし…。

その日最後の撮影は
おそろしく完璧だった。

悔しいけれど、
たしかに10テイク以上撮り直した甲斐が
あったと思う。

半泣きだった女優は
やりきった達成感で
監督とハイタッチをしていた。

そこまで気持ちを出し切って
一つでもいいものを作っていく。

そんな世界があることにはじめて気づいた。
人の情動を動かす番組を
カメラマンとして作りたいと思った。

 

 

こんな志望理由、
いかがでしょうか?

 

人間の「醜い」点・【ドロドロした点】が
結構出ています。

 

でも、こっちのほうが
【伝わる】気がしますよね。

 

けっこう人間って
【キラキラ】した「きれい」事を言いたがります。

 

私も含めてみんなそうです。

でも「きれい」事って
あんまり人の心に響かないんです。

 

実は【ドロドロ】した内容を入れたほうが
心を打つのです。

 

だから、もっと
【ドロドロ】した部分、
文章に出しませんか?

 

「親が病気になり、学資がなくなり、
退学寸前だった…」

「なんども大学をやめようと思った…」

そういう部分を、
まず出してみる。

そして、その【ドロドロした経験】を
どう乗り越えたのかを
描いていく。

 

そのほうが【キラキラ】した「きれい」事の
エントリーシートなんかより、
よっぽどあなたの「良さ」が伝わるのです。

 

今日のポイントです。

 

・・・・・・・・・・・・・
【キラキラ】したエントリーシートに意味はない。
【キラキラ】の奥に潜む、
【ドロドロ】した経験を書き綴ろう!
・・・・・・・・・・・・・

 

これはエントリーシートだけではなく、
あなた自身を文章に書く際、
役立つ重要なテクニックです。

 

あまりに【ドロドロ】し過ぎは
相手がドン引きしてしまうので、
注意が必要ですが、
単なる【キラキラ】した文章よりも
あなたの「良さ」を知ってもらえるはずです。

 

ぜひ活用してみてくださいね!

ではまた!


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