あなたには【メンター】(師匠)がいますか?森信三先生『修身教授録』読書会、好評開催中です!

今日のポイント
あなたには【メンター】(師匠)がいますか?
【メンター】への恩返しの方法は
【メンター】を超えること!
でも、どうやって・・・?

 

札幌で知人と行っている
【『修身教授録』読書会】。

著者の名前を取って
「森信三先生に学ぶ会」と
いう名称で行っています。

2/9(金)で、
なんと第17回の開催をおこないました!

 

毎月開催し、
1年半以上が経過したわけです。

531ページもある本を
1回3~5章ずつ読んでいき、
ようやく最後までたどり着きました。

 

こういう読書会って
けっこう途中で終わりがち。

最後までたどり着けたのは
ひとえに支えてくださる皆さんのおかげです。

ありがたいことだと思います。

 

 

『修身教授録』は
教育者の森信三(もり・のぶぞう。通称「しんぞう」)先生の
講義をまとめた本です。

 

森信三先生は、戦前の日本で
学校の教員を目指している学生たちに
「人としてどう生きればいいか」
講義をしていきました。

その内容がいちいち「いい内容」なんです。

 

読書会のたびに
どのように生きていくかを
考えていくことが出来ます。

 

人生を考えることのできる、読書会。

 

毎回、とても勉強になります。

 

 

さて、今回の範囲。

 

こういう内容がありました。

 

最近、よく【メンター】(師匠)という
言葉がビジネスの場でもいわれていますね。

自分の目指すモデルになってくれる人物として
【メンター】を持とう、
という風潮があるわけです。

 

私も【メンター】として定めている人が
います。

あなたには【メンター】、
いるでしょうか?

 

「こういう人になりたい!」
という人を【メンター】に定め、
その人の振る舞い・考え方を
研究していくんです。

すると、
圧倒的に速く
成長することができるのです!

 

【メンター】(師匠)というものについて、
森先生は次のように言っています。

「師に対する最高の報恩は、
まさに師を越える一路の外に
ないからです」(523ページ)

【メンター】(師匠)へ
恩を返す。

その内容は
【師を超える】ということが
必要だ、と述べているのです。

 

 

この時、
ちょっとしたジレンマが発生します。

 

カンタンに超えられるような人なら、
そもそも【メンター】(師匠)としては
レベルが低い、ということになります。

 

なんとか頑張って
【メンター】(師匠)を超えられるなら
これもいいでしょう。

 

なかにはこの森先生のように
頑張っても超えるのが不可能に近い
【メンター】(師匠)がいるわけです。

 

…とすれば、
【メンター】(師匠)として
【すごい人】を定めれば定めること、
永遠に【恩を返せない】(=超えられない)ことに
なるわけではないか。

 

そう思うわけです。

これが私の考えるジレンマです。

 

 

でも、読書会のなかで
気づきました。

それは、
「別に自分一人でメンターを
 超える必要はない」
ということです。

 

仮に森先生に
「レベル」を付けるとします。

森先生の「すごさ」が
「1000」であったとします。

いま、自分のレベルが
「1」だとします。

 

これだと、
死ぬほど努力しても
【メンター】を超えるなんて
不可能です。

 

でも。

もし森先生に
「1001人」弟子がいたとしましょう。
(実際はこの数百倍いますが)

この「1001人」が、
「1」ずつレベルをあげると
結果的に森先生のレベルを
超えることになります。

 

何人かのセットで考えるなら、
結果的にメンターのレベルを超えることが
可能なのです。

 

つまり、こういうことです。

自分ひとりだけが
メンターを持ち、
自分ひとりだけが
努力しても、
本当にすごい【メンター】を超えることは
不可能です。

 

何人かで一緒に
メンターを持ち、
みんなで努力していくと
結果的に【メンター】を超えることが
できるのです。

【メンター】を超えることが
【メンター】への報恩になるのであれば、
まずは「みんな」で努力していけばいいわけです。

 

…以前から自分が抱えていた
【メンター】に対してのジレンマが、
ちょっと軽くなった気がします。

 

私の中で
森先生は【メンター】の一人になっています。

 

森先生の
『修身教授録』読書会は
「みんな」で森先生というメンターを
学び合う場になっているように思います。

 

こういう読書会の場を広げていくことが
森先生というメンターへの
報恩になるのかもしれないな〜
と思った読書会となりました。

 

今回も好評のうちに終了しました!

 

ご参加、ありがとうございます!

修身教授録読書会、
次回は3/16(金)
10:00-12:00に
実施します。

申込み・詳細は
こちらからどうぞ!
https://www.facebook.com/events/2030305277228073/

ではまた!


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