大事な文章は【音読】し、
【定番の流れ】を崩していないか
確認すること!
先日、ある番組を観ていました。
観たのは
『水曜日のダウンタウン』です。
![](http://nomad-edu.main.jp/www.school-edu.net/wp-content/uploads/2018/01/18-01-26-17.57.23-1024x242.png)
企画がくだらなくて面白いので
ちょくちょくネットで観ています。
ベテラン空手家が久しぶりに
大会に参加する、という企画が行われていました。
(2018年1月24日【水曜日のダウンタウン】
「ミスター押忍の空手全国大会に密着」)
![](http://nomad-edu.main.jp/www.school-edu.net/wp-content/uploads/2018/01/8-01-26-17.56.16.png)
この空手家、
久しぶりに大会に挑戦します。
挑戦する理由として
【自分が優勝する姿を学生時代からの友人に見せたい】
という思いがあるそうです。
ですが、残念ながら
この友人はもう亡くなっています。
番組では、こんなセリフが続きました。
「天国にいる親友に優勝する姿を
見せられなかった」
こう話していました。
このセリフ、
違和感がありませんか?
私はなぜかすっごく違和感を覚えました。
ちょっと考えて、
その理由が見えてきました。
おそらく、テレビ番組側が伝えたいのは
こういう意味でしょう。
▼伝えたいメッセージ:
【親友がすでに死んでいるから優勝する姿を見せられない】
ということ。
これはテレビ番組側が
読み手に伝えたい解釈です。
優勝した姿を親友に見せたくても、
もう死んで「天国にいる」から見せることができない。
それが残念だ。
という思いを表しています。
でも、私が違和感を覚えたのは
「天国にいる親友に優勝する姿を見せられなかった」
という言葉を聞くと、
別のイメージが伝わってしまうように感じたからです。
よくアニメやドラマですと、
こんなシーンがあります。
「天国にいる●●さん、
僕の頑張りを見ていてくれ!」
空に向かって叫ぶシーンです。
「天国にいる」のだから、
下界を見下ろして自分の活躍を見て欲しい、
という意味です。
実は
「天国にいる親友に優勝する姿を見せられなかった」
というと、
このようなイメージが読み手に伝わるはずです。
「天国にいる親友に優勝する姿を」
という言葉が続くと、
読み手は
「優勝する姿を見せたい」
と解釈してしまうでしょう。
そうではなく、
「優勝する姿を見せられなかった」
と続いてしまうので、違和感が残るのです。
テレビでは
この空手家の挑戦が
紹介されていましたが、
私はずっと違和感の理由を考え続けていました。
(もし見たい人はお早めに!)
☆この動画の25:02にセリフが出ています↓
http://video.9tsu.com/videos/view?vid=119180
これ、何をいいたいかというと、
文章には【定番の流れ】がある、ということです。
例えば、
結婚式の挨拶で
「誠に僭越ながら・・・」
と来たら
「私がご挨拶いたします」
が続きます。
選挙カーで
名前を言い始めたら
「清き一票お願いします!!」
と続くはずです。
たいていの文章には
【定番の流れ】があるのです。
「天国にいる親友に優勝する姿を」
というセリフには
当然「優勝する姿を見せたい」が
来るはずなのです。
その流れを、うっかり崩していないか。
文章を書いたら確認する必要があるのです。
ではどうすれば確認できるでしょう?
カンタンなのは
【音読】することです。
![](http://nomad-edu.main.jp/www.school-edu.net/wp-content/uploads/2018/01/download-1.png)
声に出して読んでみることです。
声に出して読むと
【他人】のような意識で
文章を確認することができます。
「天国にいる親友に優勝する姿を見せられなかった」
を音読すると、
やっぱり「あれ、なんか違うな?」
と気付けるはずなのです。
今日のポイントです。
【定番の流れ】を崩していないか
確認すること!
☆こちらも参考にしてみてください。
ぜひやってみてくださいね!
ではまた!
コメントを残す