水曜日のダウンタウン【ミスター押忍の空手全国大会に密着】に感じた違和感あるセリフ。

 

今日のポイント
大事な文章は【音読】し、
【定番の流れ】を崩していないか
確認すること!

先日、ある番組を観ていました。

観たのは
水曜日のダウンタウン』です。

企画がくだらなくて面白いので
ちょくちょくネットで観ています。

 

ベテラン空手家が久しぶりに
大会に参加する、という企画が行われていました。
(2018年1月24日【水曜日のダウンタウン】
「ミスター押忍の空手全国大会に密着」)

この空手家、
久しぶりに大会に挑戦します。

挑戦する理由として
【自分が優勝する姿を学生時代からの友人に見せたい】
という思いがあるそうです。

 

ですが、残念ながら
この友人はもう亡くなっています。

 

番組では、こんなセリフが続きました。

「天国にいる親友に優勝する姿を
見せられなかった」

こう話していました。

 

 

このセリフ、
違和感がありませんか?

 

私はなぜかすっごく違和感を覚えました。

 

 

ちょっと考えて、
その理由が見えてきました。

 

おそらく、テレビ番組側が伝えたいのは
こういう意味でしょう。

 

▼伝えたいメッセージ:
【親友がすでに死んでいるから優勝する姿を見せられない】
ということ。

 

これはテレビ番組側が
読み手に伝えたい解釈です。

優勝した姿を親友に見せたくても、
もう死んで「天国にいる」から見せることができない。
それが残念だ。

という思いを表しています。

 

でも、私が違和感を覚えたのは
「天国にいる親友に優勝する姿を見せられなかった」
という言葉を聞くと、
別のイメージが伝わってしまうように感じたからです。

 

よくアニメやドラマですと、
こんなシーンがあります。

「天国にいる●●さん、
僕の頑張りを見ていてくれ!」

空に向かって叫ぶシーンです。

 

「天国にいる」のだから、
下界を見下ろして自分の活躍を見て欲しい、
という意味です。

 

実は
「天国にいる親友に優勝する姿を見せられなかった」
というと、
このようなイメージが読み手に伝わるはずです。

 

「天国にいる親友に優勝する姿を」
という言葉が続くと、

読み手は
「優勝する姿を見せたい」
と解釈してしまうでしょう。

 

そうではなく、
「優勝する姿を見せられなかった」
と続いてしまうので、違和感が残るのです。

 

テレビでは
この空手家の挑戦が
紹介されていましたが、
私はずっと違和感の理由を考え続けていました。

 

(もし見たい人はお早めに!)

☆この動画の25:02にセリフが出ています↓
http://video.9tsu.com/videos/view?vid=119180

これ、何をいいたいかというと、
文章には【定番の流れ】がある、ということです。

 

例えば、
結婚式の挨拶で

「誠に僭越ながら・・・」
と来たら

「私がご挨拶いたします」
が続きます。

 

選挙カーで
名前を言い始めたら

「清き一票お願いします!!」
と続くはずです。

 

たいていの文章には
【定番の流れ】があるのです。

 

「天国にいる親友に優勝する姿を」
というセリフには
当然「優勝する姿を見せたい」が
来るはずなのです。

 

その流れを、うっかり崩していないか。

 

文章を書いたら確認する必要があるのです。

 

 

ではどうすれば確認できるでしょう?

 

カンタンなのは
【音読】することです。

声に出して読んでみることです。

声に出して読むと
【他人】のような意識で
文章を確認することができます。

 

「天国にいる親友に優勝する姿を見せられなかった」
を音読すると、
やっぱり「あれ、なんか違うな?」
と気付けるはずなのです。

今日のポイントです。

 

大事な文章は【音読】し、
【定番の流れ】を崩していないか
確認すること! 

☆こちらも参考にしてみてください。

ぜひやってみてくださいね!

ではまた!


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