「長所だけでは近寄りがたい」問題を解決!愛される自己PR文の作り方

summary

自己PRで長所だけを伝えると「近寄りがたい」印象になることがあります。実は人間って長所よりも短所やギャップに親近感を抱くもの。「能力に直接関係ない短所」をあえて伝えることで、共感や好意を得やすくなり、自分の強みも引き立ちますよ!

自己PRの際、長所だけを伝えていませんか?

「私の長所は〜〜です」

誰かに自己紹介する時、自分の長所をPRしたいですよね。

ですが、長所だけPRしていると相手に「近寄りがたい」印象を与えてしまうこともあります。

特に、これから仕事を一緒に行っていく相手に対して「長所だけ」を伝えていると、表面的な関係性だけで終わってしまうことも多くあるのです。

今回はあえて「短所」も伝える自己PRの大事さをお伝えします!

名言「人間は長所で振り向かれ、ギャップで惚れられ、弱点で愛される」

「人間は長所で振り向かれ、ギャップで惚れられ、弱点で愛される」

こういう言葉を聞いたこと、ありますでしょうか?

この言葉は人工知能研究者の黒川伊保子(くろかわ・いほこ)さんの言葉です。

完璧な人間など、この世にはいません。

いたとしたら限りなく生成AIに近い存在であると言えます。

つまり、何事もソツなくこなし、一通りのことはなんでも出来るという人間です。

こういう人って「仕事ができる」人ですが、一緒にいて楽しいかどうか・魅力的かどうかというとそうとは言い切れません。

なんでも出来てしまうからこそ、「近寄りがたい」「油断ができない」相手として認識してしまうこともあるのです。

(能力が高すぎる人と話すと「なんだか見透かされている気がする」「バカにされている気がする」ことがありますが、まさにこういう感じですね)

長所よりも短所・ギャップに共感が集まる!

実は人間が好意を感じるのは相手の長所ではありません。

長所よりも短所やギャップに好意を感じるのです

例えば「私は東大を優秀な成績を出て一流コンサルティングファーム(コンサル企業)で経験を積んだ経営コンサルタントです」という人がいた場合、あなたはどう感じるでしょうか?

「すごい」とは思うものの、「なんだか鼻持ちならない」「見透かされている気がする」などとマイナスの印象を感じるかも知れません。

長所だけをアピールする場合、その人の「スペック」面しか目に入りません。

その場合、「振り向かせる」ことはできても「心を許したくない」「すごいのは分かるけど共感したくない」と思われることになるのです。

一方で、「私は東大に入ったのですが、勉強しすぎてコミュニケーション力が低くて友達がひとりもいません」という人がいた場合、あなたはどう感じるでしょうか?

この場合、ちょっと興味を持てます。

「勉強しすぎてコミュニケーション力が低い」
「友達がひとりもいない」

この説明と「東大に入った」という経歴がギャップとして伝えられます。

「コミュニケーション力が低い」のも「友達がひとりもいない」のも短所です。

ですがこういう場合 「この人の話をちょっと聞いてみたいな」と心をひらいてもらえるのです。

(このネタ、私が教わっている経営コンサルの千田涼介さんの持ちネタなのでいちおう言及しておきます)

ギャップを意識的に作り出すには?

以前、ある方の「自己PR文作成」のお手伝いをしたことがあります。

この方も先程の「東大を優秀な成績で卒業して…」の人と同様、ものすごく優秀な方でした。

実際、自己PRの内容も「すごい」ものばかりです

経歴も輝かしいので聞いていて「非の打ち所がない」と実感していました。

ですが、先程と同じく「すごすぎる」ゆえの近寄りがたさもありました。

「どうやったらいいのだろうか・・・?」

私が考えてその方に提案したのは「能力に直接関係ない短所もPRする」という方法です。

例えば次のような形です。

「私はこれまで●●大を出て経営コンサルタントとして多くの実績を挙げてきましたが、家で飼っている猫には相手にされず、今日も手を噛まれました」

こういう「能力に直接関係ない短所」(というか短所エピソード)を盛り込むことをご提案しました。

先方も「こういう説明、いいですね!」と言ってくださり、私としても嬉しい出来事となりました。

「能力に直接関係ない短所」もPRを!

時折こういう「すごすぎるゆえの近寄りがたさ」を聞き手に感じさせてしまう方がいらっしゃいます。

そういう時こそ、「能力に直接関係ない短所」も同時にPRしたほうがいいのでは、と思うのです。

それが結果的に自分の強みを引き立てる(「惹きつける」)だけでなく、相手に「惚れられ」、相手に「愛される」存在になると思うのです。

今日のポイント

今日のポイントです。

長所を列記するだけでなく、能力に直接関係ない短所も同時にPRを!

長所・経歴を引き立てる短所も言ってみませんか?

今回は自己PRのあり方についてお伝えしました。

キャリアアップに取り組みたい方って、どうしても自分の「長所」「経歴」をどうアピールするかを考えすぎるあまり、「近寄りがたい」印象を与えてしまうこともあります。

これ、せっかく自分が努力して長所や経歴を手に入れてきたのに全くの逆効果になります。

だからこそ、意識的に「能力に直接関係ない短所」を入れていくのもいいですね!

ぜひ「能力に直接関係ない短所」、盛り込んでみてはいかがでしょうか?

藤本の場合。

ちなみに。

私も最近ある会で自己PR文を書く機会がありました(ブログと経営の師匠・板坂裕治郎さんのセミナーです)。

そこでの自己紹介文で書いたのが次の内容です↓

高校教員を辞め、独立したものの待っていたのは売上・お客ゼロという現実。
そこから毎日ブログ投稿で塾を軌道に載せ、2023年には法人化。

しかしながら妊娠中の妻からお腹の子どもが自分の子でないことを知り、離婚。
そこから自身2度目となる大学院進学に挑戦し、人生の再構築を実現中。

現在、社会人専門のオンライン大学院進学塾を経営しつつ、研修講師として北海道各地で活躍中。

効果的かどうかはわかりませんが、「独立」「塾を軌道に乗せ法人化」という長所・経歴に能力に直接関係ない短所も載せてまとめてみました。

これが効果的なものになっていれば…、と思っているところです。

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