旅と大学院進学は「キャリアの中断」ではない!多様な経験を認め合う社会へ

summary

大学院進学や長期の旅は「キャリアの中断」ではなく、「キャリアの拡張」です。今の時点でも評価される場は必ずあります。今後の日本でも進学や長期旅行を評価するなど多様な生き方が尊重される社会を目指すべきだと言えます。

大学院進学=キャリアの中断?

「大学院に行きたいと思っているんですけど、進学が本当に転職で評価されるかわからないんです…」

「大学院に進学したい」と話すと、「それ、本当にキャリアに評価されるの?」と言われることが時折あります。

「わざわざ行く意味があるの?」と言われることもあります。

もちろん、転職市場において大学院進学した実績が評価されることも多いです。

特に外資系企業の場合、たとえば大学院進学でMBA(経営管理修士)の有無が採用を左右することも多いです。

ですが、例えば地元中小企業を目指している場合など、大学院経験が評価されないことも多くあります。

こういう話をすると「社会人が大学院に行く意味って本当にあるのだろうか」と思う人もいるかも知れません。

私自身はたとえ転職市場で大学院に通った経験が直接評価されなかったとしても、社会人が大学院で学ぶ意味は大いにあると考えています。

それは大学院で学んだ知識・スキル・思考法と大学院で得た人脈(人間関係)があなたの業務内容をよりレベルアップさせてくれるからです。

つまり、大学院にいった「外面」的な事項ではなく、大学院で学んだ「中身」こそがキャリアアップに直結するのです。

大学院での学びを評価しない社会自体がおかしい件

「別に転職に評価されにくいなら大学院に行く意味はないのではないか」

なかにはこういう思いを持つ人がいらっしゃいますが、こういう社会自体 間違っているのではないか、と私は思います。

それは社会人が「学ぶ」こと自体を評価しない社会はどこか誤っていると思うからです。

つまり、ただ家と職場を往復することだけが評価され、それ以外の活動に評価が集まらない社会はどこか病んでいるように思うのです。

その上、例えば「転職に役立つから大学院に行く」「役立たないなら大学院に行かない」という役立つ・役立たないというレベルだけで大学院を見ること自体 問題があるように感じています。

そもそも言えば、「仕事」というものは大学院進学のような人の「生き方」を評価するほど大きな存在ではない、と考えるのです。

社会人が長期旅行に行けない社会もどこかおかしい件。

ちょうど似たような内容を先日参加したセミナーの講師が語っていました。

この方は「日本人の旅文化を変えたい!」という思いを語っていました。

「海外だと、仕事をやめて半年〜1年間旅をする人がたくさんいます。
転職する際も、そういった旅の経験が評価されます。

他にも例えばボランティアやNGOで数ヶ月出掛けるのも普通になっています。


ですが、日本だと長期旅行に行くのは学生と高齢者だけ。

出かけてもせいぜい数日だけ。

旅から多くのことを学べるのに、これはもったいないこと。

だからこそ、旅をする文化を日本にもっと広げたいんです」

お話を聞いていて、「これは旅だけでなく、大学院進学とも同じだな」と感じました。

日本だと、学生から社会人になると長期旅行に行くことも大学院に行くこともなくただひたすら仕事をすることだけが求められます。

こういう社会って、本当にこのままでいいのかなと疑問を感じるのです。

すでに終身雇用制度が崩れてしまっているからこそ、もっと多様なキャリアのあり方を考えていくべきだと思うのです。

キャリアの中断ではなく、キャリアの拡張である!

人によっては長期の旅や大学院進学を「キャリアの中断」と見る人もいます。

ですが、むしろ「その人しかできない生き方」として「キャリアの拡張」と見ることもできると思うのです。

自分自身の幅を広げる貴重な経験であり、キャリア形成の一部だと考えていく視点が求められると言えるのです。

日本社会の「レール思考」が個性を潰している

日本ではまだまだ新卒一括採用の流れが強いです。

そのため、そこから外れた場合「変わっている」と見なされやすい傾向にあります。


キャリアに「中断」がないこと、空白期間がないことが「まっとうな人材」であるかのように扱われてきたのです。

ですが、考えてみてください。

大学院で学び直す人、長期の旅に出る人、NPOやボランティアに力を注ぐ人は「まっとうな人材」ではないのでしょうか?

むしろ「ふつうに学校を出てふつうに就職している人」と違った経験をしている分、多様な視点・経験を持った人材であるということもできるはずです。

自分の人生に真剣に向き合い、自分が何をしたいかを考えてその道を選んでいる点で個性ある人材であるとも言えます。

なので、いまのようにダイバーシティさ・多様さが求められる時代こそ、大学院経験や長期旅行、ボランティア経験が評価されるようになってしかるべきだと思います。

そういう選択をする人こそ、柔軟性があり、課題設定力や実行力に優れていると評価していくべきではないでしょうか?

「キャリアの多様性」が企業にもたらす価値

近年、ベンチャー企業やグローバル企業では、こうした「多様なキャリア経験」を積極的に評価する動きが見られます。

大学院で得た研究スキルや理論的思考力、長期の旅をして得た異文化理解、ボランティア活動で培ったコミュニケーション力や課題発見力。


こうしたスキルや価値観は、間違いなく職場の多様性と創造性を高めるものです。

それでもなお、日本全体ではこのような価値観はまだ主流とは言えません。

そのとき「いまの日本では評価されない」と考えて大学院進学や長期旅行を諦めるよりも、今後の社会の変化を展望し、「思い切って決断する」ことも重要なのではないかと思うのです。

マッチングの問題であって、個人の問題ではない

大学院進学や長期のボランティア経験が「評価されにくい」と感じられる背景には、「企業側の評価基準が固定的すぎる」という問題があります。

ですが、今の時点であれ、すべての企業がこうした経験を評価しないわけではありません。
それは「マッチングの問題」にすぎないのです。

だからこそ、自分の歩んできた道を「間違っていたのではないか」と否定するのではなく、
「この経験を活かせる場所がきっとある」と前を向くことが大切です。

そして私たち自身もまた、多様なキャリアやライフスタイルを歩んできた人たちに対して、敬意と関心を持って接していきたいものです。

そもそも私は大学を出てそのまま大学院に進学し、その後 高校教員になりました。

高校教員の世界では大学院に通っていることはなんらマイナス評価になることはありません。

むしろ大学院でないと持てないより格上の教員免許(教育職員専修免許状)を入手できる点で評価されていました。

大学院進学した経験を評価してくれる場所や企業は必ず存在するのです。

まとめ!もっと多様なキャリアの評価を!


大学院進学も旅もボランティアも、決して「キャリアの中断」ではありません。

むしろ、「キャリアの進化」「キャリアの拡張」の一部であると言えます。

いまの日本でそれほど評価されてなかったとしても、この状況がいつまでも続くわけではありません。

また今の時点でも評価される場所は必ずあります。

日本ならではの固定的レールに縛られるのではなく、もっと多様なキャリアを認める社会にしていくことが今後求められています。

もっと多様性を認められる社会にしてくことが我々に求められているのではないでしょうか?

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