ノーモア、会話泥棒!相手の話を奪わず、聞き返す!それがコミュニケーションの秘訣です!

Summary

相手の話を奪う「会話泥棒」になっていませんか?ポイントは相手の話を引き出すこと。
「◯◯さんはどうですか?」と質問を返すだけで、良いコミュニケーションが築けます。
相手の話に耳を傾け、信頼される人になりましょう!

会話泥棒の被害、急増中!

突然ですがあなたは「会話泥棒」にあったことはありませんか?

こちらから相手に何かを話そうとしたのに、相手がその会話を奪って自分の話にしてしまう。

これが会話泥棒です。

やられるとわかりますが、会話泥棒と話しているとだんだんイライラしてきます

会話泥棒をしてしまうと、友達がだんだん減っていくかもしれません。


今回は、「会話泥棒」を防ぎ、相手との良好なコミュニケーションを築くための方法についてお伝えします。

会話泥棒とは?

会話泥棒とは、相手が話している途中でその話を奪って自分の話題にしてしまう行為をいいます。

例えば、こんなシチュエーションを想像してみてください。


友人が「いま大学院に進学すべきかどうか悩んでいるんです…」と相談してきた状況を考えてみませよう。

こんな返答をしてしまうことはありませんか?

  • 会話泥棒の例

    「大学院進学っていいよね!私の友人の◯◯さんは仕事をしながらMBAを取ったし、自分も取ろうと思っているんだよね。また…」

このように、相手の話題を受けて自分が話し出す行為が「会話泥棒」です。

タチが悪いことに、実はこの行為、意識せずにやってしまっていることが多いのです。

会話泥棒が生まれる理由

「会話泥棒」をしてしまう理由の多くは、実は善意から来ています。

  1. 必要な情報を提供したいという正義感
    「聞かれた以上は相手に役立つ情報を伝えなければ!」という思いから、自分の経験や知識を伝えることで相手を助けたいという気持ちです。
  2. 自分の話を聞いてほしいという欲求
    無意識のうちに「自分の体験談を共有したい」という気持ちが強くなり、結果として話題を奪ってしまうことがあります。

自称「会話上手」こそ注意を!


会話泥棒って、話が上手な人や知識豊富な人に多い傾向があります。

人前で話すのが得意だし、知識も豊富。

だからこそ「相手に言われたら自分が相手に説明しないと申し訳ない」という想いを持っていることがあります。

その結果、相手が話したいことではなく「自分」が話したいことを話してしまうのです。

私も「会話泥棒」でした…。

ちなみに私、いまだから言えますがかつて自分自身が「会話泥棒」でした。

相手が聞いてきたことをすべて答えないといけない、という妙な正義感があったのです。

いまは反省して「会話泥棒になっていないか」自問するようにしています(直ってなければすみません・・・)

No More, 会話泥棒!会話泥棒を防ぐには?

では、どうすれば会話泥棒にならずに、相手との良いコミュニケーションを築けるのでしょうか?


ポイントは一つ、「相手の話を引き出すこと」です。

具体的には「◯◯さんはどうですか?」と返してみるのがオススメです!

「◯◯さんはどうですか?」相手に質問を返す!

相手が何か話してきたときに、自分の話をするのではなく、こう問いかけてみましょう。

  • 具体例
    友人「いま大学院に進学すべきかどうか悩んでいるんです…」
    あなた「大学院進学すべきか悩んでいるんですね。どんな感じで悩んでいるんですか?」

このように相手の話を受け止めて質問を返すことで、会話の主導権を相手に委ねることができます。

この会話を続けると、次のような会話になるかもしれません。

友人「いま大学院に進学すべきかどうか悩んでいるんです…」

あなた「大学院進学すべきか悩んでいるんですね。どんな感じで悩んでいるんですか?」

友人「仕事も忙しいし、家でもやることが多いから自分にできるか不安なんです」

あなた「仕事も忙しいし家でもやることが多いから不安なんですね…! 本当はどうしたい、とかありますか?」

友人「大学院進学が一つの夢なので、本当は挑戦したいですね」

あなた「大学院大学院が一つの夢なので本当は挑戦したいんですね。いいですね! いまからなにかできそうなことってありますか?」

どうでしょう?

すごくスムーズですし、相手が相談したい内容を話せるよう質問していますね!

ポイントは悩み相談の場合、相手が言ったことを「そのまま繰り返す」ということ。

そのまま繰り返した上で「◯◯さんはどうですか?」と聞いているので相手も話しやすくなります。

こうやれば「会話泥棒」と言われることなく、相手と仲良く話すことができますね!!

これを意識するだけで、相手は「自分の話をしっかり聞いてもらえている」と感じるはずです。

会話泥棒は友人を減らす?

「会話泥棒」を繰り返すと、残念ながら友人や信頼を失うことに繋がる可能性があります。

理由は簡単です。相手は話を聞いてもらえなかったと感じ、「この人とは話したくない」と思ってしまうからです。

自分が無意識のうちに「会話泥棒」をしていないか、一度振り返ってみるのも良いかもしれません。

私が実践しているコミュニケーションの研修

実はこういう会話やコミュニケーションの仕方の研修をここ2週間で4〜5回やっています。

11/21は札幌商工会議所主催の「プレゼンテーション(説明)の基本セミナー」でお話しましたし、11/22は釧路まで行っての団体職員の方へ「コミュニケーション能力向上研修」を行いました。

(会場となったアクアベールくしろ前にて)

今日11/26と明日11/27は富良野での「コミュニケーション能力向上研修」を行いますし、北広島で行われる企業さん対象の研修でも11/28・11/29の研修でもコミュニケーションスキルについてお伝えしていきます。

(道内あれこれ移動していますね…)

いずれも相手の話をしっかり聞き、良好な関係を築くスキルを学んでいただく研修となっています。

研修で学ぶことで、職場や日常生活でのコミュニケーションがよりスムーズになります。

もしご興味があれば、ぜひご相談ください!

まとめ:相手の話を引き出そう!

相手の話を奪わず、むしろ引き出すことが良いコミュニケーションの第一歩です。


「ノーモア、会話泥棒!」を合言葉に、自分の話ではなく相手の話に耳を傾け、質問を返してみましょう。

相手との関係が良くなるだけでなく、信頼される人になる大切なスキルとして役立ちます。
今日から少しずつ実践してみてくださいね!

ではまた!


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