疲れた・しんどいときは「頑張る」のでなく、まず休もう。長期的なキャリア形成のためには疲れたら休むこと!

Summary

疲れた時は「もっと頑張ろう!」と思わず、まず休むことが重要です。『「怠惰」なんて存在しない』では「休みたい」という思いは体と心のSOSサインであると書かれています。キャリア形成は長期戦です。自分を責めず、頑張りすぎないことで心身をリセットし、長期的なキャリア形成に繋げましょう!

「もっと頑張らないと…」が口癖になっていませんか?

「仕事が予定通りに進まない…」
「やる気が出ずダラダラ過ごしてしまう…」

生きていると思うようにいかないことに悩むことがよくあります。

そんな時、「自分は怠惰だ…」「もっと頑張れるはずだ」と自分を責めていないでしょうか?

実はこれ、長期的には逆効果になりかねません。

今回は「自分はなんて怠惰なんだ…」と思ってしまったときにこそ意識したい内容をまとめました!

自分を責めていませんか?

「予定通りに仕事がぜんぜん進まない…」

「今日はキャリアアップのために勉強しようと思っていたのに、ついついYouTubeを見てダラダラしてしまった…」

今後のキャリアのために頑張って努力しているのに、なぜか全然うまくいかないことってないでしょうか?

今後のために頑張りたいのに、ついついダラダラしてしまう…。
やる気が起きない…。

そのたびに「自分はなんて怠惰なんだ…」と後悔してしまう。

こういうことってしばしば起きます。

特にキャリアアップを目指して精一杯努力している人こそ、自分に過剰なプレッシャーをかけすぎてしまうことがあります。

これではやがてエネルギーが尽き、心身に負担がかかり過ぎることにもなります。

大事なことは「つらいな…」「しんどいな…」という心や身体のサインを受け止めること。

長期的なキャリア形成にとって、本当に必要なのは「辛くても頑張る」ことではなく、「休むこと」や「思い切って何かをやめる勇気」なのです。

頑張りすぎて消耗してしまう前に。

人によっては「もっと頑張らないといけない…」と取り組むあまり、ある日突然やる気をすべて失ってしまうこともあります。

いわゆる「燃え尽き」症候群というものです。

ふだんから「もっと頑張らないといけない…」と思うあまり燃え尽きてしまえば結局なんにもなりません。

これを防ぐためにも定期的に休みを取る・休息をすることに意味があるのです。

なお、私は1回目の修士課程2年生の前期に突然「燃え尽き」を感じました。
そこから半年間うつ状態で、なんにも取り組めなくなりました。

この経験があるからこそ「頑張りすぎる」「自分を追い込みすぎる」ことはむしろマイナスになるということを実感しているのです。

怠惰には意味がある!

怠けてしまう自分を責める人は多いですが、実は「怠惰」とされる状態にもポジティブな意味があります。

最近、私が読んだ本に『「怠惰」なんて存在しない』があります。

普段ネガティブに捉えがちな「怠惰」というものに対し、「怠惰をもっとポジティブに捉えるべきだ」と主張している本です。

読んでいて、「なるほどな〜」と共感を強く感じる本でした。

『「怠惰」なんて存在しない』では、怠惰とは脳や体が「休息が必要」と知らせているサインだと説明されています。

人間の体は、限界が近づくと自然と「休みたい」「やる気が起きない」といった反応を示します。

例えば、ダラダラと過ごしたくなったり、何もかも投げ出して寝ていたくなったりするのも、体が休息を必要としているサインです。

この状態を無理に乗り越えようと、カフェインやエナジードリンクでやる気を絞り出しても、疲れが溜まるばかりで、本来のパフォーマンスは維持できません。

「休みたい」「やる気が起きない」ときにやるべきなのは思い切って休みを取ることです。

そうやって一息入れるからこそ、次に挑戦する気力が湧いてくるのです。

自分を労り、無理せず休むことが大切

キャリアアップのために新たな挑戦をしたり、勉強や資格取得を目指したりすること自体は素晴らしいです。

ですが、同時に心身のバランスを意識することも大切です。

仕事を抱えながらさらに忙しい計画を立てて進めていると、当然疲れも蓄積されます。

そんなとき「もっと頑張らなきゃ」と無理を重ねると、かえって挫折しやすくなります。

やる気も維持できなくなります。

長期的に成功するためには、疲れを感じた時には遠慮なく休みを取り、自分をリセットすることが欠かせません。

休むためには「何かをやめる」ことも必要

そもそもキャリア形成は長期で捉えるべきものです。

短期間で頑張ってもあまり結果は変わりません。

だからこそ、欲張らずに取り組むことが必要でしょう。

長期的なキャリア形成を進めるためには、時には「何かをやめる」勇気も必要なのです。

例えば、疲れが溜まっていると感じたら参加している会や集まりを一旦休んでみるのも一つの方法です。

また、大学院進学や資格取得など大きな目標に取り組む場合は、思い切って仕事量や別の活動を減らしてみるのも大事でしょう。

すべてのことに全力で取り組むことは素晴らしいですが、それで燃え尽きたり心身を消耗しては意味がありません。

何かを思い切って辞めることでエネルギーを効果的に使うことも重要です。

自分に合ったペースで長期的な成長を目指す

キャリア形成において、自分に厳しくなりすぎず、時には自分を労りながら取り組むことが、長期的な成功に繋がります。

完璧を求めず、息抜きや休息を大切にすることで、モチベーションを保ち、計画的に成長できるようになります。

「ああ、またサボってしまった…」「怠けてしまった…」と感じると自分の自信も損なわれてしまいます。

「つらいな…」「しんどいな…」というときに、「もっと頑張ろう!」ではなく「少し休もう」と考えていくことが長期的なキャリア形成にも有益なのです。

ぜひ無理をせず休むことも大事にしてみてくださいね!!!!

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