「思い出す」ことで要約は書けるようになる!
このブログにおいて、作文において「伝えたいこと」を明確にすることの大事さを書いてきました。
この「伝えたいこと」は「一文」で表せるレベルまで落としこむのがベストです。
「一文」にまとめる力は、「要約」力でもあります。
要約とは?
要約とは何でしょう?
長い文章のうち、「要はこういうこと」とまとめることです。
要約において大事なのは「量」です。
それと「誰に向けての要約か」を考えることです。
では、要約をするコツは?
要約のコツ。それは「思い出す」ことです。
この要約の力、私は高校時代に教わりました。
授業を受けたあと、よく「その日のうちに、学んだことを復習しなさい」と言われます。
簡単にできる!復習の仕方
私は高校時代、「カンタンにできる復習の仕方」を私は教わりました。
それはこうやります。
(1)授業が終わったあと、すぐに「この授業で学んだことは何か」を思い出す。(2)学校からの帰り道、「今日は学校で何を教わったか」を1時間目から順番に思い出していく。(3)土日のどちらかで、「月曜の1時間目、2時間目・・・」からはじめ、「金曜の6時間目、7時間目」まで、何を学んだか思い出す。
このやり方、受験生時代によくやっていたことを思い出します。
もっとも、私は「内職」好きだったので、授業と関係ない内容について「思い出し」ていましたが・・・。
(数学Bの授業中に学んだことが「日本史の戦国時代の武将とその地図配置」だったりします)
さて、この(2)をするとき、意外と思い出せないことが多いのです。
例)「あれ、3時間目って、何を学んだっけ???」
そんなときは、2時間目の教科名とその時の情景を思い出します。
「〜〜先生がギャグを言っていたなあ」「◯◯さんの和訳がほめられていた」などなど。
学生の方はぜひやってみてください。
社会人の方は「月曜の9︰00はこれをやっていて、10:00には・・・」というふうに変えてやってみてください。
このとき、学習した内容は長くても「1分」で言えるはずです。
今日は1時間目の日本史Bの授業では応仁の乱における将軍家と細川家の関わりについてを学習した。西軍と東軍の主要メンバーについては入試までに暗記をしておく必要がある。
いかがでしょう?
このように「まとめて言う」力が要約力です。
「思い出す」法で要約を書く時に気をつけるべきこと
注意するべきことが一つあります。
それは、「思い出しやすいこと」と「重要なこと」は違うということです。
思い出す時、「授業で一番大事だったこと」を思い出せないことがあります。
逆に、どうでもいいところを思い出してしまいがちです。
授業中での教員の雑談、隣の席で寝ていた生徒の表情などなど。
そのため、この「カンタンにできる復習の仕方」をするときは、このようにすべきです。
(1)授業を思い出す。(2)どうでもいいところ・無意味なところを省く。(3)ほんとうに大事な所をまとめる。
これは文章の要約でも大切です。
何も考えずに要約を書くと、自分にとって「印象的だったところ」(でも大事じゃない所)を書いてしまいがちなのです。
要約を書くときの基本は、まず読んだ内容を思い出し「要はどんな話だったか」まとめること。
そして印象的だったけれど大事じゃない所を削っていく。
このコツでうまく要約が出来ます!
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