知らないと損するキャリア選択の本質。資本主義社会で成功するための3つの道!

藤本研一

Digest!
資本主義社会で成功するには、3つの道があります。それは資本家として生産手段を所有すること、労働者として専門性を高めて高賃金を得ること、自分自身の生産手段を活かして独立・起業することです。

キャリアップをして高賃金の仕事に就くため努力する人が多いですが、それでは労働者として資本家に搾取される構造が変わりません。どうせなら独立・起業して搾取分を自分が握れるほうがワリがいいのです。

独立・起業、しませんか?

キャリアアップを目指すなら資本主義社会の本質を知れ!

「キャリアアップをしたい・・・!」

うちの塾にはこういうご相談を
お寄せ頂いています。

キャリアアップをできると
自分の希望もかなったり
給料も上がったりして
まいにち楽しくなりますよね。

ですが、キャリアアップをする際は
資本主義がどういう社会かを知らないと
将来的に損してしまうこともあります。


今回は資本主義社会における
キャリアアップの「本質」をお伝えします!!!!

資本主義社会におけるキャリアアップ2つの方向性

資本主義社会において
長期的なキャリアアップを考えるとき
2つの方向性が考えられます。

1つ目は他者に労働力を販売する形態を
ずっと続けるというもの、

2つ目は自分自身で生産手段を持つ、
というものです。



現在における資本主義社会においては
生産手段を所有するかどうかで
その後の生き方が180度変わってきます。

これはカール・マルクスが
いまから140年以上も前に書いたことですが、
いまだに真実です。

さらにいえば、
マルクスからさらに100年以上前の
アダム・スミスも伝えていたことです。

資本家VS労働者

資本主義社会においては
資本家と労働者という2つのグループが
存在します。

(アダム・スミスはこの2つに
 「地主」もいれた3つのグループをいいましたが、
 資本家も地主も金持ちという点では同じです)

資本家は文字通りお金や土地・建物など
モノを生産するための資本を持っている人のことを
いいます。

モノを生産する手段を
文字通り「生産手段」といいますが、
資本家は生産手段を私有しているわけです。

一方、労働者はこういった
生産手段を私有していません。

何かを持っているわけではないので
自分の時間や肉体を使い
資本家のもとでの労働を余儀なくされます。

賃金以上のものが絶対に残らないのが労働者。

今の社会では
ほとんどの人は労働者として
誰かがつくった会社で
ひたすら働くことになります。

労働者が汗水垂らして働いても、
労働者のもとには賃金以上のものが
残らないように設計されているのが
資本主義社会です。

たとえば労働者が1日で5万円分の
価値のある商品を製造した場合、

資本家は1日1万円だけ賃金を払い、
残り4万円分を自分が横取りできる、
というわけです。

こういうのを「搾取」というわけですが、
資本主義というのはこ
んな仕組みで
回っています。

例えばあなたが会社で
1億円の契約を勝ち取ったとしても
あなたが手に入れられるのは1億円ではなく
規定の給料分に限られます。

(もちろん、ボーナスや昇給なども
 存在し得ますが)


労働者の立場で働く場合、
資本家による搾取を絶対に受けることになるのです。


(当たり前ですが、
 労働者が生産した価値以上の給料を出すと
 資本家が破産してしまいます)


つまり、労働者の立場でいる限り、
資本家以上に豊かになることは
絶対に無理な仕組みになっているのです。


資本家になるかどうかは生まれで決まる!

ちなみに、
資本家になるか労働者になるかは
「どの家に生まれるか」という初期条件が大きいです。


実家が会社を経営していたり
地主だったりする場合、

特に努力しなくても資本家として
人生をスタートできます。

一方、実家が会社員(労働者)である場合は
どんなに自分が努力していても
労働者として人生をスタートせざるを得ません。



人生は「生まれ」で
スタートラインが変わってくるのです。


この不平等さが資本主義社会には絶対的に存在しています。



資本主義社会において労働者として豊かになる方法。

資本家の家に生まれればいいとして
自分が労働者の家に生まれた場合、

この状態をなんとかして豊かになるには
どうしたらいいでしょうか?



基本的には3つの方向性しかありません。


(1)資本を溜めて資本家になる!



1つ目はひたすら資本をため
資本家になるという方向性です。

貯金しまくってお金を溜めるか
ローンを組んだりして
マンションやアパートを購入し
賃貸経営を行う方向性が
いちばん妥当な方向性であります。

他にも、がんばって会社を作り
労働者に働いてもらうのが
一番いい方向です。


(ただ、このとき労働者の
 一定の金額を「搾取」する形態には
 なってしまいます。

 これは資本家が強欲だからではなく、
 会社を維持・運営するために
 一定の「搾取」は不可欠だからです。
 納税する必要もありますし)


(2)労働賃金を極限まで上げる!

2つ目は労働者としての専門性を高め、
労働賃金を極限まで上げる、という方向性です。


自分が勉強して進学や資格取得などをしたり
専門性を高めたりすることで
昇給や転職が可能となります。


こうやって労働者としての自分の能力を
ひたすら高めていくという方向性がこれです。

一般的なキャリアアップでイメージされるのは
この2つ目が中心となるでしょう。


より能力の高い労働者になっていくことで
資本家(会社)に評価してもらうという
方向性になります。

出世して会社で部長や専務・社長など経営側になる場合、一見すると「資本家」になれるように見えますがそうではありません。

見た目は経営者であっても会社という生産手段を所有しているわけではないので結局は労働者と同じです(失業保険の対象や残業規制の対象外であるのに実質は労働者という切ない立場でもあります)。

(3)労働者であっても生産手段を私有する!

3つ目は労働者の立場であっても
なんらかの形で生産手段を私有する、という方向性です。


要するに
起業する、
ということですね。

独立・起業すると、
自分で生産手段を所有することができます。


つまり、自分の技術やスキルを生産手段として
自分自身で仕事をすることが
できるようになるのです。

美容師が独立するケース

例えば美容師さんが独立した場合で
考えてみましょう。

美容室でカットが4,000円の単価であっても
労働者である美容師の手元に入るのは
給料換算分しか入りません。

1日1万円の給料である場合、
4,000円のカットを仮に10人に行っても
給料は1万円のままです。

一方、自分が独立・起業した場合
4,000円のカットを10人に行った場合
その売上4万円分がそのまま自分のものとなります

もちろん、場所代や電気代・水道代などは
かかるかも知れませんが、
基本的には労働した分が
そのまま自分に残ることになります。



独立することには
資本家によって「搾取」されてていた中抜き分が
そのまま自分のものになるという
良さがあります。

もし独立前と
顧客数・単価が変わらないなら
自分の手元に残るお金が
数倍は変わってくる計算になるのです。



3つの道なら3番目がオススメです!



ここで今述べた3つの方向性を再度検討してみましょう。


3つ目の「独立・起業」という方向性は
1つ目の「資本家になる」よりは
あまり稼げない方向性です。

ですが、2つ目の方向性よりはマシです。

2つ目のように「労働者」として
極限まで自分の専門性や能力を高めても
資本家に「搾取」される以上、
自分の手元に残るお金は少ないままです。


なので私は可能であれば
3つ目の道、
つまり自分で独立・起業する方向性が
一番いいんじゃないかと思っているわけです。



労働時間・負荷が1/10以下なのにお金は数倍!



実際、私も高校教員を辞めて
自分で塾を経営していますが、

労働時間・労働負荷・精神的負担が
独立前の1/10以下になったのに
手元に残るお金が数倍になったのを
実感しているからです。


そうなると、このお金を使って
自分のスキルアップができますし、

受講生の方のために
講義を行うモチベーションも高まります。

3つ目の道をたどって良かった、
と思うわけです。



今回のポイント


資本主義社会、
労働者の立場では「搾取」が避けられない!

どうせなら他人ではなく自分自身を搾取する!!!

資本主義において「搾取」はつきものです。

1つ目の道においては
雇用する労働者から一定の「搾取」を行わないと
会社組織を維持することはできません。

2つ目の道においても
自分の労働した価値の一部が
必ず「搾取」される形態は変わりません。

3つ目の道においても
やっぱり「搾取」は発生しています。

ですが、3つの目の道の場合は
搾取するのは「自分自身」です(笑)


つまり「ひとりブラック企業」として、
残業代などなく深夜まで
仕事し続けたり

休日も休日賃金割増なく
ずっと働いたりして
自分を「搾取」することになります。

(実際、私も日曜ですが普通に仕事しています)


他人を搾取すると罪悪感がありますが、
自分を搾取するのには罪悪感がありません。


自分を搾取した分
仕事が進みますし
お金も増えていきます。


資本主義において「搾取」から逃れられない以上、
自分自身を搾取するのが一番いいのです。


なので今回私がいいたいことは

労働者としてキャリアアップを目指すなら、
可能であれば3つ目の道のように
独立・起業して自分自身を生産手段にし、
自分自身を搾取する形がいちばんいいんじゃないか、

ということです。


どれがいいかはあなた次第。


でも、2つ目の道だと
必ずどこかで「壁」が存在しますので
3つ目の道のほうがいいんじゃないかな、
と思う次第です。

一番いいのは2つ目の道や3つの目の道をたどり、どこかで1つ目の道に移ることです。

でもこの場合 他人からの「搾取」が必要になるのでそれを良しとするかどうかがポイントでしょう。

ではまた!


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