よりよい教育において必要なもの!
より良い教育を実現するうえで
必要なもの。
誰かに何かを教える際に
不可欠なもの。
これは一体何でしょうか?
いろいろな考え方があると思いますが、
教育学者であり作家の齋藤孝さんのいう
「「あこがれ」にあこれる」
という関係性こそ必要不可欠であると私は考えます。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2024/04/yubisasu.jpg)
「あこがれ」にあこがれる!
齋藤孝さんは
教育的関係の本質を
「「あこがれ」にあこがれる」ことだと
いい切っています。
これは教員側が
学問などに対して抱いている「あこがれ」を
他の人があこがれる様子を描いています。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/02/jyuku_school-1024x683.jpg)
教える側が学問など
なにかに強烈な「あこがれ」を持つ。
その「あこがれ」に対し
日々努力している様子が
受け手にも伝わっていくのです。
人に何かを教えたり伝えたりするには
自分自身がなにかに強烈な
あこがれを持つことが必要不可欠です。
強烈なあこがれを持ち、
その対象に向かって
なんとか取り組もうともがいている姿こそ
相手の心を打つのです。
自分が憧れているからこそ、相手に何かを伝えられる!
これは大学院進学を目指して
日々学習していたり、
研究のために
書物と格闘していたりする様子と
同じです。
いうならば
自分が何かにあこがれて
勉強しているからこそ
相手に何かを伝えることができるのですね。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/11/study.jpg)
その意味で教員こそ
優秀な学習者として
学び続けることが求められます。
つまり、何かを教えるためには
まず教える側が
日々真剣に「あこがれ」をもって
学び続けることが求められる、ということですね。
…私も塾経営者や研修講師の端くれとして、
日々勉強していかねば…、と思っています。
(その勉強の場がこのブログでもあります)
今回のポイント
教育の基本は「あこがれにあこがれる」こと。
自分が学んでいるからこそ
周りに教えることができる!
教員になると学びが止まる?!
私も高校教員をしていたから分かりますが、
教員ってともすれば
何も学ばなくなってしまう事が多いです。
それはなぜかというと
日々「教える」ことばかりで
自分が学ぶことが少なくなるからです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/12/school-1024x683.jpg)
ただでさえ教員は日々多忙なので
放っておくと何も勉強しないまま
月日が経ってしまいます。
その状態を克服するためには
時間をこじあけてでも
何かを学ぶことが必要でしょう。
通勤中にせめてもの抵抗として
なにか本を読むことが
その第一歩となるはずです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/07/book-683x1024.jpg)
危機感から始めた読書会
…私の場合、高校教員になって
半年が経ったとき
「このままだと自分は何も勉強しなくなる…」
と危機感を持ちました。
そこからはじめたのが
仲間との毎月の読書会です。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/02/read_book-1024x512.jpg)
2012年から始めた読書会、
12年目を迎え
現在127回を開催しています。
(次回5/25は128回目です)
☆詳細はこちら↓
この読書会のおかげで
高校教員中もなんとか学習を継続できましたし、
その継続が「脱教員」での独立につながりました。
いま、曲がりなりにも
大学院受験の塾を経営できているのも
2012年からの読書会などで
学習を続けられているからだと思います。
同時に、それが
北大大学院進学による
学問の継続にも繋がりました。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/05/hokudai_univ-1024x768.jpg)
私が学問という対象への「あこがれ」を
持って日々取り組むことで
受講生の方に
「あこがれにあこがれる」関係をもってもらえるよう
努力していきたいと思います!
ではまた!
Digest!
齋藤孝先生は教育に不可欠なものとして「あこがれにあこがれる」関係性であると伝えています。
教える側が学問などに強烈な憧れを持ち、それに向かって努力をする。その姿勢が受け手にも伝わるのです。
いうならば教える側こそ勉強していく必要があるわけですね。
私も塾経営者の端くれとして日々勉強せねば…と思っています…!