作文のコツ㉞において、作文を書く時、メモを持ち歩くことを書きました(作文のコツ㉞常にペンを持ち歩く!)。
作文って、本当にネタ探しが難しいです。
「みんなに見てもらうWeb上の作文」であるのがブログ。
ブログをやってみるとわかりますが、ネタを探すのに苦労します。
逆に、ネタさえ見つかればブログ記事は「あっ」という間に書けます。
でも、見つからなければドツボです。
そんな時に役立つのは、「作文を書くために映画・本を読む」という発想です。
「映画・本を読んで、感動したからブログ/作文を書こう」ではないのです。
逆に、「作文を書くために映画・本を読む」のです。
世の中のブログには「映画ブログ」「書評ブログ」が数えきれないほどあります。
全然関係ないブログを書いている人が、突如「映画ブログ」を執筆することもあります。
それはなぜでしょう?
それは、映画・本の内容をまとめるだけでも作文になるからです。
ただまとめ、そこに自分なりのコメントを付ける。
それだけで、作文になります。
あまり難しいことを考えず、気軽にまとめてみるといいのではないでしょうか?
この精神を、人生の上で体現した芸人がいます。
古川ロッパです。
浅草芸人で、戦時中でも客席を満席にした芸人。
いまだに「エノケン・ロッパ」として、日本の喜劇王・榎本健一(=エノケン)と並び称される芸人です。
実は生まれはインテリ一家。
なんと、祖父が初代東大総長なのです(加藤弘之のこと)。
古川ロッパはその血筋故か、非凡な文筆家です。
日記魔です。
その日あった「いいこと」も、「悪いこと」もひっくるめて日記に書く。
「日記に書く」ことが大事で、人生はそのための「ネタ」にすぎないのです。
日記つけてゐる瞬間が、天国だ。
日記のための人生といふものがあっても可笑しくはあるまい。
☆古川ロッパの日記魔ぶりについては、こちら。
彼の生き様は別として、「ネタ」のために映画や本を読む発想は学ばれてもいいのではないでしょうか???
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