起業をするのに経営理念もビジョンもいらない。

藤本研一
Digest!
私のもとには起業・独立を考えている方からの
ご相談も多く届きます。
 
起業したい人にぜひお伝えしたいのは
経営理念やビジョンなんて考えてくもいいから
起業につながる練習・行動をどんどん行っていくことの
大事さです。
 
居酒屋をやりたい人はスペースを借りて
居酒屋経営の練習をしてみて
その気付きをもとにサービス内容を練り上げていくほうがいいのです。
 
ヘタに理念やビジョンを考えると
起業する気が下がっていくので
まずは具体的な行動を心がけていきましょう!

独立・起業のご相談、多く頂いています。

「なんとしても
 起業をしたいんです…!」

私の元には
独立・起業を目指している方からの
ご相談も多く頂いています。


私自身が高校教員という
わりと「手堅い」仕事を辞めて
独立した経験があるので、

この経験を見て相談してくださる方も
いらっしゃいます。

起業するのに理念もビジョンもいらないという事実。



起業をする際、
「起業する理念を立てましょう」
「ビジョンを明確にしましょう」
というアドバイスをする人が多くいます。



私も起業をする際、
こういう話を多く聞きました。



ただ、正直このアドバイスが
どれだけ役立ったかというと微妙です。



こういうと語弊がありますが、
理念やビジョンを立てて起業しても
その通りになることはめったにありません。


むしろ、
起業がある程度軌道に乗ってから
初めて役立つのが理念やビジョンであると
思っています。



起業前に考えていても
正直あまり役立たないケースが多いのです。



それに、
起業する前から経営理念やビジョンをあれこれ考えていても
何もできずに終わる可能性が極めて高いのです。

理念・ビジョンなく作られた企業のほうが多い!

これは起業したい人にぜひお伝えしたいのですが、
企業理念や経営ビジョン・経営理念などを立てずに
作られた会社のほうが世の中的には多いです。


いろんな事業も、
確固とした理念なり計画なりを
立てずに始められた事業のほうが多くあります。

副業・兼業に理念やビジョンが求められないのはなぜ?

私にはさいきんずっと
疑問に思っていたことがあります。



それは起業や独立を目指す人には
「経営理念」や「ビジョン」を立てよう、
とアドバイスされるのに、

副業や兼業で何かをしたいという人には
「経営理念」なり「ビジョン」なりを立てるアドバイスが
一切なされないという事実です。


起業・独立も
副業・兼業もどちらも仕事をするという意味では同じです。



にも関わらず、
起業・独立の場合のみ
「経営理念」「ビジョン」が問われるのは
ちょっと違うんじゃないかな、と思うのです。


むしろ、経営理念やビジョンという
高尚なものが必要だと考えさせることで
起業・独立したい人のやる気を削っているように思えて
ならないのです。

スタート段階では理念もビジョンもいらない。

私のまわりで独立・開業してうまく行っている人は
副業で始めたことがうまくいって
「成り行き」で独立した人や、

整体や塾など専門の職場で修行してから
独立・開業した人がほとんどです。

こういうケースって
別に高尚な経営理念やビジョンなく
始めていることがほとんどです。

ヘタに経営理念やビジョンを考えていると
独立・開業できなくなってしまう人も多いのです。

理念やビジョンなんていらないから、とにかく行動を!

話をまとめます。



私が言いたいことは
「理念やビジョンなんて考えなくてもいいから
 とりあえず起業にむけて行動していこう!」
ということです。


たとえば脱サラして居酒屋を開業したいなら
就業後に居酒屋でバイトしたり、

居酒屋の休業日に場所を借りて
試しに営業してみたり、

シェアキッチンや公共施設の調理場を借りて
友人相手に居酒屋営業を練習してみたりしたほうが
よっぽど独立・起業につながります。



実践で気づいたことはすぐ修正!

ポイントはこういう行動をしながら
気付いた点・失敗した点をもとに
商品・サービス内容を修正していくことです。



そうすることで
どんどん内容が良くなっていきます。

ストレスなくできる行動を!

そもそも起業・独立をしたい人には
「考えるより行動するほうが好き!」というタイプの人が
多い印象があります。

そういう人に
「経営理念を立てよう」とか
「ビジョンを明確にしよう」とかいっても
ストレスしかたまりません。



起業・独立したいなら、
経営理念やビジョンを立てるより前に
まずは起業・独立に向けて具体的に動いていく!



それを心がけるのがオススメですよ!




今回のポイント


独立・起業を目指すなら
経営理念やビジョンを考えなくてもいいから
まず行動を!

マーケティングと商品開発はゼッタイ必要!

さて、
「独立・起業をする際、
経営理念やビジョンを考える必要はない」という
話をしてきました。


経営理念やビジョンを考えなくてもいいとはいっても、
マーケティングや商品開発は絶対に必要となります。


マーケティングとは
経営学者・ドラッカーの言葉を借りるなら
「営業・宣伝を不要にすること」です。


つまり「ほっといても売れる」ような
商品・サービスを作っていく、ということです。



そのために求められるのが
「誰に・何を・どのように」という
市場分析です。



自分の商品・サービスは
誰の・どんな悩みを解消するのか、
誰を救いたいのかを明確にしていく、というのが
マーケティングの本質です。



マーケティングさえしっかりしていれば
理念やビジョンなんかなくても
(最初のうちは)うまくいくものです。



マーケティングをより良くするために
さきほど居酒屋の例で書いたように
起業・独立のための練習が必要になります。


独立・起業する前から
何度となく練習・失敗を繰り返すことで
自分の商品・サービスを必要とする人、
提供できる内容がブラッシュアップされていくのです。



ぜひ独立・起業するなら
マーケティングを意識するようにしてくださいね!



独立・起業後、拡大する際に必要なのが理念とビジョン。

ただし、独立・起業をした「あと」、
人を雇ったり事業を大きくしたりする際に
ゼッタイに必要になるのが理念やビジョンです。


独立・開業が軌道に乗ってきた方は
経営理念やビジョン、
明確に考えていくようにしましょう…!


(そうでないと伸び悩みます…)



ではまた!


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