大雪に救われた日。ブラックな教員生活から学んだ大切なこと

藤本研一

Digest!
前職の高校教員時代はブラックな職場でしたが、
特に大変だったのは1年目の冬です。

連日残業をしていても、明日の準備が終わりません。
すべてを放棄してヤケになり、
「もうどうなってもいいや」と帰宅した翌日、
なんと大雪警報で授業がなくなりました。
「救われた…」と実感したのです。

それ以降、天気に助けてもらわなくてもいいよう
早めに準備する習慣をつけるようになりました…。

今回はこういうお話です。

雪が降るなか残業していた日々。

私の前職は高校教員です。

この高校教員時代、
なんどか書いていますが
仕事量が多い、
いわゆるブラックな職場でした。

朝から夜21時・22時、
遅いときは23時や終電ギリギリまで
仕事をしていました。

雪がひどい1〜2月期ですと
学期末ということで
あれこれやることが大量にあります。

なので雪が降る中、
連日遅くまで資料作りをしていました。

ガーッと轟音を立てながら
除雪車が道路を疾走するのを
目にしながら残業していた記憶が思い返されます。

教員は1年目が悲惨な件。

とくにしんどかったのは
教員1年目の時期です。

教員1年目って、
授業準備・テスト準備も大変な上、
行事などのイベント運営も
積極的に取り組む必要があります。

先輩教員に色々ダメ出しを受けながら
イベントと授業準備に取り組んでいたことが
思い返されます。

2年目からは楽になる!


ちなみにですが、
教員の仕事って2年目以降
急激に「ラク」になる特徴があります。

学校の行事って
一度経験すると何を用意したらいいかが
よくわかります。

(私は1年目の学校祭で
 何をしていいか分からず
 非常に困った経験があります)



また授業準備も、2年目以降ですと
1度やった教科の授業なら
そんなに負担なくできるようになってきます。


何しろ1回やっているので
話す内容や授業の進め方が
頭に入っているからです。


逆に言えば
そういうストックが一切ない1年目は
本当にキツいのです。

キツすぎて開き直ったあの日。

寒くてしんどい教員1年目の冬。


そんなある日、
あすの授業準備のほか
あす学年で配る書類づくりを
大量に用意する必要があり、
いつものとおり終電近くまで作業をしていました。

ですが、その日は
やってもやっても
仕事が終わりませんでした。


当初は家で持って帰って仕事をすることも
考えていました。



でも、帰りの地下鉄で

「もういいや、怒られたらそれはそれでいいや」

と開き直っていました。

そして家についたらすぐ寝ることに。

開き直りたくなるほど
気持ち的にも追い込まれていました。

「どうなろうと、もう知ったこっちゃない」

そういう思いで布団に潜り込みました。

大雪に助けられた!


そんな翌日。


学校に出勤すると

「大雪警報が出ているから今日は休みにするので
 フジモト先生、生徒に連絡して!」

と言われました。

生徒宅に連絡の電話しながら

「ああ、雪に救われた…」

としみじみ感じていました。

(そのときの大雪警報、
 学校にも生徒にも何の被害もなく終わってよかったです)

思いは天に通じる、
という言葉を実感した日となりました。


頑張っていると
天も味方してくれるのかもしれないな、
と思った1日となったのです。


今回のポイント


天気に助けてもらわなくてもいいよう、
早め・早めの対応を!

天気に助けてもらうのは、もうやめよう。

ただ。

大雪警報で助けられているようでは
よくないな、とこの1件から学びました。

一度 大雪警報に救われたからこそ、
2回目はもうないな、と思ったのです。

それ以降、
大雪に期待するのをやめて
前日のうちに準備を終えられるよう
取り組む習慣をつけるようになりました。



教員1年目の大雪警報は
いつもギリギリで準備してきた自分への
戒めとして捉えています。


あのときは雪で救われてよかったものの、
「もうどうなってもいいや」と
途中で準備を放棄することは
それ以降やめるようになったのです。

特に、締切がだいぶ先に定められている案件こそ、
早めに手を付ける習慣をつけるようになりました。


私がスケジュール管理や時間管理の本やセミナーを
学ぶようになったのも、
あの大雪警報以降のことです。



天気に助けてもらわなくてもいいよう、
今後も早め・早めの対応を
心がけたいと思います…!


ではまた!


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