問題解決の秘訣!肌着のピンはどこにある?

藤本研一

Digest!
赤ちゃんがいつもより泣き叫んでいるとき、
「お腹が空いたのかな?」「機嫌が悪いのかな?」と
あれこれ試しても全然変化がない…。

ふと見ると、肌着にピンが刺さっていたというエピソードが
あるそうです。

ここから本質的な問題を探ることを「肌着のピン」と
いうことがあります。

たとえば売上減少などの問題も、表面的に
「広告が不足しているのでは?」などと考えるのでなく
「肌着のピンはどこにあるか?」考えてみるのをお勧めします!

突然の売り上げ減!

「う〜ん、なぜか会社の売り上げが下がっている…。
 いったいどうしたらいいのだろう…?」

経営の際など、
いろんな問題が発生するケースがあります。



売上減少やリピート率の低下、
クレームの発生などなど
経営で起こる問題は数多いです。


特にこの売上減少というのは
経営者にとってツラい悩みです。

表面的に対応していませんか?

なにか問題が起きた時、
よくあるのは表面上だけでの対応です。

冒頭に挙げた売上減少でしたら
「もっと広告費を増やそう!」
「営業先を増やそう!」
と手っ取り早い対応を取ろうとします。

あるいは
「売上向上セミナー」などにいって
なんとかしようと考えがちです。

こういう表面的な対応だと、
うまくいかないことが多いです。

それは
「肌着のピン」を探っていないからです。

問題の「肌着のピン」をさぐれ!

「肌着のピン」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

ある本に、
こういうエピソードが出ていました。

あるとき、赤ちゃんが
いつもよりも激しく泣き叫んでました。



そのときあわてて

「機嫌が悪いのかな?」
「寒いのかな?」

と対応しましたが全く泣き止もうとしません。

途方に暮れてふと見ると、
肌着にピンが刺さったままになっていた。

こういうエピソードです。

ピンが刺さったままになっているにもかかわらず
それに気づかず表面的に対応しても
なにも解決できません。

だからこそ、
表面的な事柄で判断するのではなく
根本の原因を探るのが大事なのですね。

問題のイシューを探る!

この「肌着のピン」、
コンサルティング業界では
「イシュー」と呼ばれています。

たとえばコンサル先の売上が低迷している時
「なぜ売り上げが下がっているのか」を分析します。

そんなとき、

「新商品のPRが不足している」
「皆のやる気がない」

などと表面的なところだけを対応しようとしても
やるべきことがたくさん出てきます。

そうではなく、より根本的な
「肌着のピン」、つまり「イシュー」を
探った方がいいわけです。

たとえば、分析をすると
「新規顧客の2回目以降の来店率が低い」
点が売上低迷の要因として
わかってくるかもしれません。

その時は
「3回目の来店でプレゼント」という
新たな施策を検討できます。

「2回目以降の来店率が低い」という要因が
売上低迷の最大の要因(イシュー)だと判断できるなら、
対応法がより明確になるのです。

表面的に
「新商品をPRしよう」
「やる気を高めるため、
 なにか研修を入れよう」

というよりも本質的な解決を行うことができます。

こういう本質とも言える部分を確定するのって
なかなか大変です。



だからこそ、なにか問題が起きた際は
表面的な問題ではなく
「本当の問題は何か」を冷静に考えていきましょう!

今回のポイント


問題発生時、表面的なことだけで
反応していませんか?
まずは根本的な原因を探る!



かくいう私も、
「肌着のピン」について意識をしないとな、
と感じています。


たとえばうちの会社ですと
売上が減った週があると

「どうして売り上げが減ったのか」

めちゃくちゃ気になります。

そのときについつい表面的に

「もっと広告費を増やさないと…」

などと反応しそうになってしまいますが、
それだと広告費がムダになってしまうことも多いのです。


現状の問題の「産着のピン」はなにか?


これを問いかける習慣、
大事にしていきましょう!


ではまた!


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