大学院で研究するため「ツッコミ」力を身に着けよう!

 

今回のポイント
大学院で研究するには
「ツッコミ」力が大事!
批判的思考力を磨き、他人の研究・自分の研究に
ツッコミを入れられるようになろう!

 

大学院進学時に必要になる力とは?

☆本日の内容は動画でもお伝えしています。
動画にしかない内容もありますので
気軽に聞き流してみてください。

大学院進学をする際、
必要不可欠な「力」があります。

それは何かというと
「批判的思考」力です。

 

 

批判的思考力。

これは何かというと、

 「これって、本当はどうなっているんだろう?」

 「この説明、本当にこれでいいのだろうか?」

などと物事を深く追求する力のことです。

 

単に言われていることを
表面的になぞるのではなく、

 「本当にそうなの?」

 「もっといい方法はないの?」

と探っていく姿勢のことをいいます。

 

 

 

批判的思考力。

 

 

こう書くとなんだか
「すごそう」な力ですよね。

 

 

でも、この批判的思考力、
私流に言うと

  「ツッコミ」力

となります(笑)

 

 

漫才でよく「ツッコミ」を入れていますが、
あのツッコミです。

(どうでもいいですが、
2010年のM−1グランプリに
私は出場しています。

といっても、一次予選敗退ですが…)

 

他人・自分の研究に「ツッコミ」を入れる力を身に着けよ!

 

「ツッコミ」力。

 

 

要するに、
他人の研究・自分の研究に対し

「ツッコミを入れる力」

を意味します。

 

 

 

「この論文、
この点がおかしいんじゃないか」

「この研究結果なら、
もっと別のことが言えるのではないか」

こういう容赦ないツッコミを
他人の研究・自分の研究両方に
入れられる力のことをいいます。

 

 

…書いてみると
「イヤな奴」感がありますが、
研究においてはあえて
「イヤな奴」になる必要があるのです。

 

 

なぜかと言うと、
学問は「批判」をされることで
発展してきたからです。

 

天動説・地動説、どっちが正しい?

 

例えばです。

 

いまや誰もが
「天動説」ではなく
「地動説」を信じています。

 

 

太陽が地球の周りを動く(天動説)のではなく、
地球が太陽の周りを回っている(地動説)と
誰もが知っています。

 

コペルニクスによる「ツッコミ」

 

 

この発想は
コペルニクスという学者が

「これまでの天動説だと、
説明のつかない天体現象が多い。
 だから天動説って、
 間違っているんじゃないの?」

ツッコミを入れることで
成立した考え方です。

 

(厳密には
コペルニクスの本は
彼の死後出版されているので、
直接面と向かってツッコミを入れたわけではありません)

 

 

これまでの考え方に対し、

 「それって、違うんじゃない?」
 「もっと違う考え方が出来るんじゃない?」

とツッコミを入れる。

 

 

これが学問の発展を
支えてきたわけです。

 

コペルニクスへの再ツッコミ

 

 

…ついでにいうと、
コペルニクスの発想にも
ツッコミを入れることで
いまの科学は成立しています。

 

実は現代科学的には
天動説も地動説も
どちらも「間違い」である、
とされています。

 

 

どういうことかと言うと、
地球は太陽の周りを回っているだけでなく、

太陽自身も宇宙の中で動き回っているので
「天動説」「地動説」両方の折衷が正解、
ということになったわけですね。

 

こういう
「ツッコミ」に対する
「再ツッコミ」を繰り返す中で
研究は進んでいくわけです。

 

 

だからこそ、
他人の研究・自分の研究に
「ツッコミ」を入れる力が
大学院進学では必要になるわけですね。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

大学院で研究するには
「ツッコミ」力が大事!
批判的思考力を磨き、他人の研究・自分の研究に
ツッコミを入れられるようになろう! 

 

 

大学院でツッコミ力を身につける!

 

こういうツッコミを入れる力。

 

 

大学院で学ぶ機会が多いです。

 

一番は
ゼミの時間ですね。

 

基本的にはゼミの時間は
毎回誰かが研究内容を発表し、
そこに容赦ない「ツッコミ」を入れていくことで
成立しています。

 

 

この時に、
一人ひとりの「ツッコミ」内容を分析すると、

「いいツッコミ」もあれば
「どうでもいいツッコミ」・
「悪いツッコミ」もあることが分かってきます。

 

 

思えば大学院生時代、
私は先輩の研究にも
ガンガン「ツッコミ」を入れていったので
たいへん申し訳なく思っています。

 

 

ですが、あのときの経験が
私の「ツッコミ」力を高めてくれたように思います。

 

 

この「ツッコミ」力が、
いま受講生の方の研究計画や
志望理由書・小論文・面接試験などの対策をする際
役立っているように感じます。

 

 

まずは、セルフツッコミを行える力を身に着けよう!

 

大学院に入る前の時期には
自分の研究に対し

 「ホントにこの内容は
  こういう説明でいいんだろうか」

 「この研究計画で
  自分の目指す結果は出るんだろうか」

自分への「セルフツッコミ」を
重ねていくことが必要です。

 

 

もしお一人でできないという場合、
ご相談いただければ一緒に進めていけますので
お気軽にどうぞ!

 

ではまた!

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