MBAの授業ってどんな感じ?ビジネスプランニング、ケーススタディ、リサーチペーパー。授業が自分の仕事に直結している!MBAを目指す方のお悩み相談4

藤本研一

Digest!
「MBAってどんな授業が行われているんだろう…?」
そういう疑問が湧くことってありますよね。

小樽商科大学大学院をモデルにすると、
経営学の基礎的な内容を学んだ後に
ビジネスプランニング・ケーススタディ・
リサーチペーパーという実践的な内容を
学習していくことになります。

特にケーススタディは実際の企業を細かく分析していく点で
経営スキルを磨くことができる授業です。

MBAでの学習はあなたの未来に直結していますよ!

「MBAスクールではどんな授業が行われているの?」


「MBAってどういう授業が
 行われているんだろう…?」

ここしばらく、
「MBAを目指す方へのお悩み相談」を
シリーズでお届けしています。

 ☆シリーズはこちら


  

大学院に進学して
MBAの資格を取得するのは
キャリアアップに直結します。

でも、
「そもそも、
 MBAってどういう授業が行われているんだろう…?」
と疑問に思うことがありますよね。


今回はMBAで行われる授業の内容を
ご紹介いたします!


MBAを目指す方へのお悩み相談4


Q MBAってどういう授業があるの?

A ケーススタディなど
  企業経営の知識・スキルを身につけられる授業が多数! 

OBS(小樽商科大学大学院アントレプレナーシップ専攻)をモデルに。

最初に断っておきますが、
MBAスクールは日本全国に大量に存在しているため

「すべてのMBAスクールはこういうカリキュラムで
 授業行われている」

と言い切ることはできません。

文科省の調査している「専門職大学院」一覧において
MBAスクールが該当する「ビジネス・MOT系」大学院だけでも
32大学・32専攻が存在しているからです。

専門職大学院でないMBAスクールを考えると
さらに多数のMBAスクールが存在していることが

伺えます。

なので
今回はうちの塾から多数の合格者を輩出している
小樽商科大学大学院アントレプレナーシップ専攻
(通称OBS)の事例をもとに紹介いたします。


基本科目で経営学の基本を習得!

OBSでの2年間の修士課程。

その中で行われる授業は
次の6種類のカテゴリーに分けることができます。


1)プレ科目
2)基本科目:ベーシック
3)基礎科目:コア
4)発展科目:エレクティブ
5)実践科目
6)ビジネスワークショップ


この6つです。

このうち、MBAの内容を学ぶ上で
基礎となるのが2)「基本科目」に選定された授業です。

「世界に通用するMBAとして不可欠な
 経営管理に関する基礎的知識を身につける」
ことを目的とするのが基本科目。

ここでは
経営戦略・マーケティング・組織経営
アカウンティング(会計)・ファイナンス(財務)・
アントレプレナーシップ(起業)の各分野を学びます。


これらはいずれも【必修】となっています。

ここであげた授業の知識を中心に
MBAの知識・スキルを学んでいくわけです。

プレ科目で下準備。

ただ、
いきなりこれらを学ぶのは大変な人もいらっしゃるはずです。

特に一度も経営学を本格的に学習したことがない方にとって
大学院レベルの内容をイキナリ学ぶのはなかなか骨が折れます。


そのため、
OBSでは2)「基本科目」を学ぶ前に
1)「プレ科目」において
マネジメントやアカウンティングに関する分野を
学ぶことが奨励されています

(この授業は単位にはなりません)。

基礎科目・発展科目で自分のカリキュラムを作り上げる!


この「基本科目」をもとに、
より細かな専門分野を
3)「基礎科目」・4)「発展科目」から自由に選択して
自分のカリキュラムを作り上げていきます。

シラバスを見ますと、
「基本科目」にあった授業の応用編ともいえる授業以外にも
ビジネス法務や分析手法、
ビジネス英語などの授業を選ぶことができるようです。

ビジネスプランニング・ケーススタディ・リサーチペーパー!

その上で5)「実践科目」
6)「ビジネスワークショップ」という
実践的な内容の講義を履修することになります。

この「実践科目」と「ビジネスワークショップ」の授業は
いずれも【必修】となっています。

「実践科目」「ビジネスワークショップ」の中身を見ると
「ビジネスプランニング」
「ケーススタディ」
「リサーチペーパー」
という授業科目が並んでいます。

ビジネスプランニング

「ビジネスプランニング」はいうならば
起業計画を立てる、という授業のことです。

うちの塾からOBSに進学した人の話を伺いますと
カフェを舞台に起業計画を立てるという内容や
自分自身の強みを活かした起業計画を立てる、
という内容が講義で扱われたようです。

「ケーススタディ」というのは
実際の企業をテーマに選択し、
その企業の強みや今後の課題を提示するほか、

自分が経営者であれば今後どういう経営を行っていくのか
そのビジョンを示す、
という内容が行われています。

…こういっても、どういうことかわかりにくいですよね。

OBSの教職員が発行した
『MBAのためのケース分析』という教科書において
ケーススタディの例として
あるメガネメーカーが紹介されています(Zoffです)。

 

 ☆『MBAのためのケース分析』は
   授業の予習にも役立つのでOBSを目指す方にも
   オススメです↓


  
  

本書ではZoffのビジネスモデルのほか
財務・会計上の強みや弱みが分析されています。


その上で今後のZoffがどのような経営を行っていくべきか
考えていくことが課題として書かれていました。

こういった形で
実際の企業の分析を細かく行っていくのが
ケーススタディなのです。


(ちなみにケーススタディは
 MBAの定番とも言える授業です)

リサーチペーパー

最後の「リサーチペーパー」という授業では
これまでOBSで学んできた内容を元に

(1)自社あるいは自分がこれから行う事業についての
   経営計画(起業計画)

を立てるか、

(2)実在の企業の細かなケーススタディ

を行うかのどちらかを行うことが求められます。

仕事にも直結!自分の今後に役立つ講義!

さあ、ここまでOBSをモデルに
MBAで行われる2年間の授業を
ざっと見てきました。

いずれも実際のビジネスに直結している内容のため、
学んだことがそのまま仕事に役立つ、
という良さがあります。


起業を目指している方にとっては
最後の「リサーチペーパー」が
そのまま自分の起業計画書につながる、
というメリットもあります。

じゃっかん大変なところもありますが、
その分自分の成長に直結しているはずです。

自分の成長のためにも
ぜひMBA進学、挑戦してみてはいかがでしょうか?

今回のポイント


経営学・経済学に関する授業、
なかでもケーススタディをもとに
経営戦略を打ち立てる!

入試説明会・授業体験会に参加してみませんか?

今回はOBSをモデルに
MBAの授業内容を見てきました。

実際の内容を知るのには
私のブログを読んでいただくのも役立つと思いますが、
実際にMBAスクールの説明会や授業体験会などに
参加してみるのが一番です。

私も実際にいくつかのMBAスクールの
授業体験会に参加したことがあります。

参加するとその大学院の様子がよく分かるほか

「こういう内容をもっと学んでみたい!」

「この大学院に入りたい!」

という思いも湧いてきます。

思い立ったが吉日、といいます。



まずはネットで調べ
入試説明会や授業体験会に
勇んで参加してみるのをオススメしますよ!

やる気も出てきますのでオススメです!



ではまた!

【参考文献】

小樽商科大学大学院商学研究科
アントレプレナーシップ専攻サイト

https://obs.otaru-uc.ac.jp/syllabus/


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