個性と役割は付随している!あなたの個性は?役割は?使命は?




思いを伝えることの大事さを、森信三先生から学んだ。

こんにちは、
作文・論文アドバイザーの
藤本研一です。

 

 

さて、11/11に実施した
森信三に学ぶ会
の第3回目について、

ちょっと書き漏らしていた事がありました。

 

それが「個性」と「役割」、「使命」についてです。

 

個性には◯◯がくっついている!

top1x

森信三先生は
「個性」
の大事さをいいます。

 

実は、
並の教育者も
「個性」が大事
と言っています。

 

違うのは、その先。

 

森信三先生は

一人ひとりが違う「個性」
を持っているからこそ、

一人ひとり違う
「役割」を持っている

というのです。

 

諸君らの一人びとりは、いずれもそれぞれ唯一無二の個性をうけて生まれてきたのです。
すなわち諸君らと全然同じ人間は、九千万同胞(注 当時の日本の人口)の中にもただ一人もないわけです。
してみれば、諸君たちが日本の国家社会に対して持つべき分担も、それぞれ唯一独自の受け持ちがあるはずであります。(『修身教授録』57ページ)

 

「分担」は、ある意味
「役割」とも言えるでしょう。

 

これ、
「個性重視」の
行き過ぎを
防げるのではないか、とも思います。

 

例えば。

 

 

学校に
「窓から入る」
小学生がいます。

 

これを

「本人の個性だから
それでいい」

としていいか、どうか。

 

 

 

 

 

ちょっと考えてみてくださいね。

 

 

 

 

 

私は、

「それはルール違反だから、
きちんとドアから入ろうね」

と伝えます。

 

なぜか?

 

 

 

「個性」
というのは
ワガママとは違います。

 

「個性」だ、
というためには

それに「役割」が
くっついていることに
気づいている必要があるのです。

 

 

教室に「窓」から入る小学生に、
何の「役割」があるのでしょう?

 

 

 

それが「植物係」や「飼育係」で、
授業が始まる直前まで
植物や動物の世話をしているなら、
充分「個性」であり「役割」も
果たしていることになるでしょう。

 

でも、
そうでもない
単なる「個性」に
意味はあるのでしょうか???

 

 

 

一人部屋の中で

「オレの個性はこれだよね〜」

と思っている分にはいいです。

 

 

でも
社会は「一人」ではなく、
様々な人の集まりでできています。

 

人の集まりが社会だからこそ、
その社会における
自分の「役割」を考え、
「役割」を引き受けていくことが必要なのです。

 

これを
私が好きな言い方で言うと

「貢献を意識する」

ということになります。

 

考えてみていただきたいことがあります。

 
あなたが考える
あなたの「個性」は
一体何でしょうか?

 

その「個性」には
どんな「役割」が
くっついているでしょうか?

 

 

自分の「個性」と、
それに付随する「役割」に気付くこと。

森信三先生は「使命」に気付く、
という言い方であらわしています。

 

大事なのは
その自覚があるか否か
なのです。

 

すなわち万人いずれも唯一無二、何人にも委せられない唯一独自の任務に服しているわけですが、只それに対する十分な自覚がないために、生涯をかけてその一道に徹し、もって国家社会のお役に立つほどの貢献がしがたいのです。(58)

 

だからこそ

 

一人の人間が自己に与えられた職責に対して、真に深く徹していったならば、その足跡は必ずや全国各地の同じ道を歩んでいる幾多の人々の参考となり、その導きの光となるはずであります。(58-59)

 

「職責」は「役割」ということです。

 

 

自分の個性は?役割は?使命は?一体何?

 

自分の役割は何か?
自分は何の分野で社会に貢献するのか?

そのヒントこそが
あなたの「個性」の中にあるのかもしれません。

 

そしてこういう
自分の「個性」や「役割」、
「使命」に気付くには

実際に自分の考える「個性」「役割」「使命」を
紙に書きなぐってみることです。

 

どこかで
ふと

「これが自分の役割じゃないか?」

気付く瞬間があります。

 

ぜひ紙とペンを持って
やってみてください。

 

 

ではまた!


教育・学校 ブログランキングへ


☆メルマガ登録後1通目が届かない場合はこちらをご確認ください。
メールが届かない場合

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください