本を読む意味って、自分が人間であるためのもの。

 




 

森信三『修身教授録』にハマってます

 

こんにちは、
作文教室ゆう/理数教室ゆうの
藤本研一です。

いま、
森信三先生の『修身教授録』に
かなりハマっています。

 

キッカケとしては
知り合いとやっている
森信三に学ぶ会」の準備で読んでいる際のこと。

 

「この本の内容は、
本当にスゴイ!!!」

純粋にそう思いました。

 

実はこの本を読むのは
2回目です。

 

1回目は、
大学院卒業直前で
「あと数ヶ月したら
高校教員になる」
タイミングの時。

 

実際、
私の『修身教授録』は
その1回目の書き込みがあふれています。

 

でも。

 

森信三先生の言っていることの
深さに、
2回めに読んでいる今、
改めて気づきました。

読んでいて、

塾講師として
日々受講生の方と向き合う際の
姿勢を教えられます。

 

実際、
「人としての生き方」が学べるからこそ、

この本はビジネスマンにも人気です。

実に深い本なのです。

 

 

生徒・お客様との出会いは「運命」である。

まず
森信三先生は

授業で出会う生徒との出会いを
「運命的なもの」として定めています。

 

かくして私が、この一年間、
諸君たちの修身科を受け持つことになったということは、
考えれば考えるほど不思議な縁でありまして、
それはたとえ私が本校にいましても、
もし諸君たちが本校に入学していなかったら、
諸君らと識り合うはずはないわけです。(15ページ)

 

これを
初回の授業で生徒に話しています。

 

しかも、
本気で、思いを込めて話しているのです。

 

これは、シビレますね〜。

だって、
こんな先生、学校には普通いないからです。

でも、
よく考えれば全くその通り。

 

学校で同じ教室で授業をうけることになった「縁」。
職場が同じという「縁」。
お客様としてお店に来てくださったという「縁」。

「あの日あの時あの場所で/
君に会えなかったら
僕等は いつまでも/
見知らぬ二人のまま」
(『ラブ・ストーリーは突然に』)

この曲も、1つの縁です。

 

では、
ふだん、
「縁」を意識していますか???

 

 

・・・私は自信がないです。

でも、
教員-生徒という関係は
紛れもなく何らかの「縁」があったから。

店員-お客様という関係も、
何らかの「縁」があったからです。

 

この「運命的」な出会いという「縁」。

 

初回の授業で、
これを伝える森信三先生。

 

う〜ん、ただものではない。

 

 

純粋にそう思います。

 

読書って、なぜ大事?

今回、11/11(金)10:00-12:00に
『修身教授録』読書会を行ないます。

興味がある方は
ぜひこちらからお申込みください。

Facebookイベントはこちらです。
森信三に学ぶ会〜『修身教授録』読書会〜(3)

 

今回の範囲は第7講から第12講。
48ページから88ページです。

 

その中で印象的だったのは
「第9講 読書」の章

 

読書はわれわれの生活中、最も重要なるものの一つであり、
ある意味では、
人間生活は読書がその半ばを占むべきだとさえ言えましょう。

すなわちわれわれの人間生活は、
その半ばはこれを読書に費やし、
他の半分は、かくして知り得たところを実践して、
それを現実の上に実現していくことだとも言えましょう。(63)

この部分、はっきり言って、
衝撃です。

人間の生活の
「半分」は読書に費やすべきだ、
という指摘。

これまで私が読んできた
「読書論」のなかで
最も迫力のある内容です。

それくらい、読書が大事。

何故かと言うと、

本を読むのが半分、
読んだことを実践するのが半分

ということだからです。

森信三先生は
「本を読んで、そのことを実践する」
のを重視したのです。

逆に言えば、

「実践しないと、読書の意味がない」
という指摘でもあります。

よく本を読むだけで満足する人もいますが、
それを「役立てる」情熱が必要なのですね。

読書はわれわれ人間にとっては心の養分ですから、
一日読書を廃したら、
それだけ真の自己はへたばるものと思わねばなりません。
(65)

読書は「心の栄養」でもあります。

だから
「1日くらい読まなくてもいいや」
と思うと、

「真の自己」は弱まってしまうのです。

・・・怖い指摘ですね!

別の表現では

諸君は、差し当たってまず
一日読まざれば一日衰える
と覚悟されるがよいでしょう。(65)

ともあります。

 

「一日読まざれば一日衰える」。

私も意識していこうと思います。

 

ブログを書くのも、
そうです。

 

「一日書かざれば一日衰える」。

その覚悟、必要ですね!!!

 

 

ではまた!

 


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