暑さ・寒さも一週間。氷点下にも暑さにも、人間は1週間で慣れることができる!慣れるまでは体調管理を万全と。

冒険家・角幡只介さんの『極夜行』には
氷点下40度の気温にも人間は1週間で
慣れることができる旨が描かれています。
 

これ、寒さだけではなく暑さにも
言えるような気がします。
 
慣れることができるからこそ、
慣れるまでの期間、
体調管理が重要ですね!

 
今回はこんなお話です。
 

1日中太陽が出てこない!極夜の世界



以前、『極夜行(きょくやこう)』という
ノンフィクション作品を読んでいました。

仲間との読書会でも読んでいます)

   
   

極夜(きょくや)というのは
太陽が1日中 姿を現さない現象のことをいいます。


白夜(びゃくや)の反対の現象、
といえばわかりやすいでしょうか。

白夜も極夜も
北極点や南極点の近くで観られる現象です。

白夜は1年のうち数日〜数ヶ月、
太陽が1日中 沈まず
夜でも太陽が出てくる現象のことをいいます。

一方、極夜は1年のうち数日〜数ヶ月、
太陽が1日中 昇らず
昼でも太陽が出ていない現象のことをいいます。

理科の時間に勉強した方も多いと思いますが、
地球の地軸は太陽に対して約23.4度傾いているからこそ
太陽が1日中 出ている地域(白夜)・
太陽が1日中 出てこない地域(極夜)が生じるわけなのです。

ひとり極夜の北極を探検!

さて、この『極夜行』は
極夜の北極を冒険家・角幡只介さんが
ただ1人で冒険をしたときの記録集と
なっています。

GPSを持たず、
大航海時代の人間同様の道具で北極を探検するという
ある意味ムチャな冒険の記録が
克明に描かれています。

しかも極夜の期間ですから
日中も夜も真っ暗です。

北極では数カ月間 極夜が続きます。



その数カ月間の話し相手は
相棒の犬だけ。


用意していた食料も尽きかけたときには
その犬を食べるかどうか逡巡するという
極限状況のなか、
冒険を続けていくのです。

こういう壮絶な体験を読んでいると
平穏に日本で過ごせることの
幸せを実感できてきます。

マイナス40度でも人間は慣れることができる!


この『極夜行』、
極限状況でどうやって人間が生き延びられるか
読んでいてたいへん勉強になります。

個人的に面白かったのは
この部分です↓

「ひと言で寒いといっても、
 氷点下20度台と30度台では
 かなり明確な断絶がある。

 氷点下になることが滅多にない
 東京で生活していると
 氷点下20度も30度も限界以下という点では
 同じなので一括りにしてしまいたくなるが、
 
 やはりそれは全然違って、
 氷点下20度台は日常的な寒さの延長上
 という気がするが、

 氷点下30度台は明らかに
 人間の生理的限界を超えており、
 このままでは肉体が消耗して
 そのうち死ぬなという予感を
 無理なくもつことができる次元の寒さだと言える。

 ところがその氷点下30度の世界も、
 不思議なもので一週間ほど経てば
 完全に身体が順応して、
 氷点下40度ぐらいまでは
 全然平気になるし、

 風速15メートル近い吹雪の中でも
 とくに怖れを感じずに
 行動できるようになる。

 ヒマラヤ登山の低酸素順応と同じで、
 人間の肉体はある程度の寒さには
 対応できるメカニズムになっているらしく、
 一度その寒さに慣れると
 肉体的にも精神的にも
 ストレスを感じることが少なくなるのである。

 順応の段階も低酸素順応と
 似たようなところがあり、
 氷点下30度はその最初の壁で、
 完全に慣れるには
 一週間ほどの期間が必要になる

 (Kindle版No.1290/4834)

氷点下40度は
北海道でも一度なったことがある気温ですね。



日本の観測史上の最低気温は
1902年1月25日に旭川で観測された
−41度です。

この寒さにも
人間は慣れることができるというのが
すごいことですね!


気温の変化に慣れるのには1週間かかる。


引用文にあったように、
寒さに慣れるには
1週間くらい時間がかかるという指摘、
自分の体験からも納得できます。

札幌で秋から冬に変化する時期は
毎日凍えていても、

1週間位過ごしていれば
-5~-10度くらいの気温なら
普通に生活できるようになってくるからです。


人間の体の適応力は
かなり高いのです。

これは暑さにも同じことが言えるな、
と思います。

気温が高くなってくると
最初にうちはダレてしまいますが、
それでも1週間くらい経つと
なんとか慣れが成立してきます。

暑さに慣れる大変さ…。

ちなみに私、
本州から札幌に来た人間ですが
夏の暑さがめちゃくちゃ苦手です(笑)

カラッとした札幌で
気温が30度を越えるだけで
おそろしく暑さを感じます。



ハッキリ言って、バテます。

そんな私なので夏場に
兵庫の実家に帰省すると
めちゃくちゃしんどく感じるのです。

1週間で体が慣れるまで、無理せずに…!

なので私、
いまの時期のように
急激に暑くなってくると
夏バテ気味になってしまいます…。



1週間くらい経つと
身体が順応するので大丈夫になるのですが、
変化の時期は毎回ツラいですね…。


経口補水液的なものでの水分補給と
「塩あめ」が欠かせない日々です。

1週間くらいで身体が慣れるまで、
無理せず経口補水液や塩あめでドーピングして
過ごしていきたいなあ、と思っているところです。


皆様、
体調に十分お気をつけくださいね!

 

今回のポイント


身体が気温に慣れるまでは
注意して水分補給・塩分補給を!

勉強するにしても仕事するにしても、
体調管理は本当に重要です。

この体調管理や健康の大事さ、
うちの塾には多くの看護師さんが
大学院受験対策で通われているので
私も実感するようになってきました。


季節の変わり目は
人間の体が
暑さ・寒さの変化に

慣れていない時期でもあります。



水分補給・塩分補給などをして
どうぞ無理せず過ごしてくださいね!

ではまた!


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