日々の読書が合格につながる!
小論文試験の勝利には2つの「新」を忘れずに!
第44回 全道高等学校図書研究大会 第2分科会を担当しました!
9/29は久々に高校生の皆さんの前に
講義を行いました。
【第44回 全道高等学校図書研究大会】に
講師としてお呼びいただき、
3時間に渡って第2分科会
「入試小論文をスピードクリア!
新聞・新書フル活用術!」
のなかで講演を実施いたしました。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/09/IMG_4275-1024x769.jpg)
ちなみに会場は札幌から200キロ東の帯広市。
以前2年間こちらで高校教員をしていたので
懐かしい場所です。
全道の図書委員が集まっての大会!
全道で「図書委員」や「図書局」などを
生徒会活動で行っている高校生の皆さんと
引率の先生が集まっての大々的な大会となっています。
分科会の数が
合計13
にもなるところからも
その意義が伝わってきます。
私以外の講師の方ですと、
新聞社の方や
書店チェーン経営者の方、
図書館司書として著名な方などが多く担当なさっていました。
「若輩者」ではありますが自分なりに講義を担当した次第です。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/10/IMG_4259-1024x768-1.jpg)
ちなみに当日は
広告出稿を通して
大会に協賛させていただきました。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/09/IMG_4288-2-768x1024.jpg)
何かお役に立てていたらいいなあ、
と思います。
久々に高校教員時代に戻った気分。
今回、
図書委員をしている生徒さんということもあり、
たいへん熱心に・真面目に講義を受けてくださり、
私としてもたいへんやりがいがありました。
人数の規模も分科会内が30名ほどなので
高校のクラスで授業するのと同じですね。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/09/IMG_4272-1024x768.jpg)
なんだか久々に高校教員時代に戻った気がしました。
今回のポイント
日々の読書が合格につながる!
小論文試験の勝利には2つの「新」を忘れずに!
小論文試験対策のやり方とは?
さて、この分科会では
小論文入試に直結する
「小論文対策ノートの作り方」と
「小論文基本の型」についてをお伝えしてきました。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2019/03/writing-with-pen.jpg)
小論文攻略のカギ!2つの「新」に取り組め!
なかでも今回のポイントとして
「大学受験小論文に受かるには
2つの【新】への挑戦をしよう!」
ということをお伝えしています。
2つの【新】とは新聞と新書です。
まずは新聞から!
まずは毎日5分でいいから新聞を読み、
記事を切り取り、コメントを書く。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/06/newspaper2-683x1024.jpg)
これをたとえ週1回でも行っていると
1年で52個の記事を切り取り
自分なりの視点を書いたことになります。
どういう内容だったかをコメントすることで
要約力も身につくほか、
カチッとした言葉遣いで文章を読み書きすることも
できるようになるのです。
新書を読んだら受験レベルをラクラク クリアできる!
新聞に慣れてきたら
今度は「新書」を読んでみることがおすすめです。
新書というのは文庫本よりも
少し細長いサイズで出ている本を言います。
「岩波新書」「講談社現代新書」など
本のシリーズに「◯◯新書」とあるのが特徴です。
新書は一般の人、
つまり高校を出た段階の人が読んでわかるよう、
専門知識をわかりやすく伝えるために書かれています。
要するに、はじめて学ぶ人でも
分かるように書いてあるのが
新書です。
新書もたくさん種類がある以上、
本屋さんに行きますと興味がある分野・
行きたい学部に関連する新書が多数見つかるはずです。
それらを買って読んでいくと自分の視野が広まります。
受験で問われる専門知識を学ぶことが出来ます。
少しむずかしい言い回しに慣れることができるので
イヤでも入試論述問題が
解けるようになるのです。
入試にも新書からの出題が多い件。
入試小論文ではたいてい
「次の文章を読んであとの問いに答えなさい」
という出題がなされます。
ここに出てくる「次の文章」って、
新書から出題されるケースがけっこう高いのです。
慶應義塾大学過去問の例。新書からの出題が53.3% !
明日の記事でも書く予定ですが、
試みに手元にあった慶應義塾大学 文学部の
小論文試験問題を見てみますと、
2014-2018年の5年間で
新書から出題されていた確率は【53.3%】でした。
(一般入試以外の「総合考査」も含んでいます)
新書が読めれば慶應小論文も解ける?!
逆に言えば新書レベルの本が読み解けるようになれば
慶應義塾の小論文の問題も
解きやすくなってくるのですね。
だからこそ講座内では
「新聞と新書、
せっかく図書委員をやっているなら読みましょう!
この2つ、たいてい図書館にあるので
無料で読めますし、
司書の先生に行ったらきっと買ってくれるはず!」
とお伝えをしたわけです。
好評のうちに終了!
幸い、参加いただいた高校生の方からも
「めちゃくちゃおもしろかったです。
高校の国語の授業もこういう感じだったらいいのに、
と思いました」
とありがたいご感想をいただきました。
見学に来ていた先生方からの反応も好評でした。
…久々に行う高校生への集団講義。
いろんな先生方もいらっしゃったので
ちょっとした「研究授業」のようでした(笑)
(学校では、教員の授業力向上のため
教員の授業を他の先生が見に行く
「研究授業」というものがよくあります。
ひさびさ研究授業をやった感じがして面白かったです)
ともあれ、大学受験小論文対策には
新聞と新書を読むのが近道です。
興味のある記事・新書から
読んでみてくださいね!
ではまた!
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