1冊でいいから人工知能(AI)論の読書を!それが小論文対策で自分を救ってくれる!

今回のポイント
人工知能(AI)論は大学・大学院入試対策に
必須である。
1冊でいいから早い時期に読んでみる!

 

フジモトが小論文指導の際にお伝えしていること。

 

私はふだん
大学院進学のアドバイスの他、
小論文試験対策の講義を
1対1で実施しています。

 

(実際の講義時には対面時マスクを着用しています)

 

大学入試や大学院入試「小論文」の
勉強をしている受講生の方に、

「人工知能論を勉強しておいたほうが
 いいですよ」

ということがあります。

 

人工知能(AI)についての学習が小論文対策に必須な理由!

 

人工知能(AI)論。

 

人工知能という技術は
現在あらゆる分野を変えつつあります。

 

 

医療においても
「がん診断」を人間の医師よりも
的確に行えたり、

政策決定の場面でも
人工知能による判断や仮説を
参考にしたりするケースも
増えているのです。

その上で、
人工知能の技術をどう活かしていけるか
(あるいは活かしていくべきではないのか)
絶えず議論されています。

 

 

まさにそういう
「いま話題となっているテーマ」から
小論文試験が出題されることも多いのです。

 

 

だからこそ、
4月など入試まで余裕があるタイミングで
人工知能論などを読んでみたほうが
いいのですね。

 

人工知能を学ぶことは人間を学ぶことと同じだ。

それだけではありません。

 

実は人工知能論を学ぶことで
「人間とは何か」を考える機会にも
なるのです。

 

 

私はいま『人工知能のための哲学塾』という
本を読んでいます。

 

 

この本のテーマも、
まさにそんな感じです。

☆読んでいるのは3巻本のうちの
1冊です。

 

人工知能のための哲学

 

この本では「普通」の哲学、
つまり人間向けの哲学ではなく、
人工知能向けの哲学を考えていくべきことが
提唱されています。

 

 

人工知能に向けた哲学を考えることって、
実は「人間自身」についてを考えることにも
繋がります。

 

 

本書において
興味深いのは「文化」という概念の説明です。

 

われわれ人間は普段
自分の「意思」で判断をしている、
と考えています。

 

たとえば
「今日は傘を持っていこうかどうしようか」とか
「今日のお昼ごはんは何にするか」とか
「意思決定」する機会は多いです。

 

決定した後は
完全に自分の意思で決めた、
と思いこんでいます。

 

 

でも、本当に自分の「意思」で
決定しているのでしょうか?

 

 

実は人間って
自分の「意思」だけではなく
まわりの「文化」からの影響も強く受けています。

 

たとえば「雨が降りそうな日には
折りたたみ傘を持っていったほうがいい」という
「文化」の影響を受けたり、

「節約のためには
お弁当を用意するほうがいい」という
「文化」の影響を受けたりするのです。

 

 

個人の「意思」を超えた「文化」によっても
みんな意思決定を行っているのです。

 

 

こういう「文化」は個々人の行動が作っていく反面、
「文化」が個々人の意思決定に影響を及ぼすことも多いのです。

 

 

たとえば
「大学4年生だから就活をしないといけない」
と考えたり、

「社会人だから
ちゃんと仕事しないといけない」

と考えたりしています。

 

 

自分の意思で決めているようであっても、
実は「文化」が強制していたり、
「文化」の影響を受けていたりするケースが多いのです。

 

 

では、
人工知能は自分以外の人工知能が作った
「文化」の影響を受けることはあるのでしょうか?

 

 

…こういう形で、
人工知能のことを考えつつも
逆に「人間自身」のことを
考えることが出来るのが
本書『人工知能のための哲学塾』の特徴です。

 

 

本書に限らず、
人工知能について考えてみることで

逆説的に「人間はどんな思考をしているか」
「人間には人工知能にはないどういう特徴があるか」が
わかるのです。

 

 

だからこそ、
読んでいてハッとする場所も多いですね。

 

 

人工知能論は大学入試小論文でも
近年頻出テーマとなっています。

 

ぜひ何か一冊でいいので読んでおきたいですね!

 

何でも人工知能論で小論文の答案を描いていた受講生の話

 

ちなみに。

 

完全に余談ですが、
以前うちの受講生の方で
「人工知能論」が大好きという
浪人生の方がいました。

 

いろんなテーマの小論文に
「人工知能論」を絡めて
毎回答案を書いてくれていたのが
印象的でした。

 

彼は見事 早慶に受かり、
今年から社会に出ています。

 

人工知能に関する本を読んでいると、
彼との講義をしていた日々をふと思い返します。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

人工知能(AI)論は大学・大学院入試対策に
必須である。
1冊でいいから早い時期に読んでみる! 

 

 

1冊でいいから人工知能論の読書を!

 

今回の内容は大学受験の
「小論文」対策になるだけではなく、
「現代文」の読解問題対策にも
つながる内容です。

 

また、大学だけではなく、
人文科学系の大学院でも
必須のテーマとなっています。

 

いまの4月の時期は
大学入試「小論文」においても、
また大学院入試においても
基礎的な知識の習得に力を注ぐべきときです。

 

こういうタイミングで
「人工知能」に関する本を
新書レベルでいいので1冊読んでおくことを
オススメします。

 

 

すると自分の視野が広がってくるはずですよ!

 

それに受験対策と考えず、
純粋に読み物としても面白いので
読んでみることをオススメします。

 

 

ではまた!


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