すべて運命を引き受けるという決断。それが道を開く。




 

 

佐々木常夫さんの本が今の私を支えてくれている

今の私に
支えとなっている
本があります。

それが
佐々木常夫さんの書いた
『働く君に贈る25の言葉』

 

以前
私のブログでも
書いたことがあります。

佐々木常夫, 2010, 『働く君に贈る25の言葉』WAVE出版.

 

自分で書いといて
なんですが、

いまも
時折この記事を
読み返しています。

 

このあとの内容は
若干前に書いた記事と
かぶりますが、
どうか
書かせてください。

 

著者の佐々木さんは
大企業・東レ
取締役を務めた人物です。

2015spring

本当にすごい人なんです。

 

息子さんが自閉症。

奥さんが鬱病で、自殺未遂も
数度経験し、
病院に職場から駆けつける
こともあったそうです。

だから家事も
全部自分がやる。

仕事でもストレスまみれの
多忙部署の部長。
家族が東京にいるのに、
大阪勤務なのです。

 

毎週、
関東に戻り、
家事をやる。

月曜には大阪に出勤。

もう、
「考えたくない」生活です。

 

それでも。

 

佐々木さんは
そんな状況に
負けなかった。

 

家族を愛したし
仕事でも結果を出した。

 

ときに叫び出したいような思いを抱えながらも、
私は家族と仕事を両立させるために
必死の思いで耐えていました。(175ページ)

 

そんな中、
さらなる試練が。

 

しかし、決定的な出来事が起こります。
3度に及ぶ妻の自殺未遂です。
3回目のときは、
もしも娘がたまたま発見しなければ、
妻は命を落としていたでしょう。(175ページ)

 

この状況。

文字では細かくは
わかりませんが、

 

おそらく
客観的には

「絶望」

です。

 

「なんでオレが・・・」
「どうしてこんなに
苦しめられるのか・・・」

 

恨み言を
言ってもいいはずです。

 

ところが、
佐々木さんは違っていました。

 

この直後の私はほとんど限界に来ていました。
何のためにこんなに苦労しているのか」と思い、
これはいったい何なのだ
私の人生はどうなっているんだ」と、
ほとんど自暴自棄の気持ちでした。

それでも、朝は訪れ、夜は来ます。

私の気持ちも、少しずつ落ち着きを取り戻していきました。

そして妻が、
「ごめんな、お父さん、迷惑ばかりかけて」
と心底情けなさそうに言うのを聞いて、

「いちばん苦しんでいるのは彼女だろう。私ではない」
と思い至ったのです。
「何のためにこんな苦労をしているのか」
といった「何のため」という
問題ではないのだ。

要は、自分が出会った人生であり、
自分が選んだ人生なのだ。

それは運命として引き受けるしかない。
恨んでも愚痴を言っても、事態は変わらないのだ−−。
私は、そう自分にいい聞かせて、
再び人生に立ち向かう気力を取りも出したのです。(177ページ)

 

佐々木さんは
負けなかった。

だから
奥さんから

この人からは、親よりも深い愛情をいただきました。(178ページ)

と言ってもらえるようになった。

 

この一言が、どれだけ嬉しかったことか。(178ページ)

 

本当に
そうだったんだと
思います。

 

仕事は合理性。だけど家族は違う

 

仕事は
効率性・合理性
の世界です。

 

家族は
そうではありません。

 

人間だからです。

 

以前の私が
時に「冷たい」
と言われていたのも、

「家族」
の存在を
意識せず、

ただ合理性・効率性だけで
生活してきた
からでしょう。

 

結婚して
家族を持つと、

自然と
発想が「大人」に
なった気がします。

 

これは
一例ですが、

重要なアポがあった時に
家族が急病になれば

アポをずらしてもらってでも、
病院に連れて行く判断を
せねばなりません。

 

 

高校教員時代、
「お母さん先生」
がいましたが、

子どもが
熱を出して
早退しなければ
ならないとき

一瞬でも
「なんだよ」
と思ってしまう自分がいました。
(ごめんなさい)

 

いまは
あの頃の自分より
少しは
温かい人間
になれたように
思います。

 

人に
優しくなれた
気がします。

 

すべて運命を引き受けるという決意

 

どんな境遇
どんな辛さ

があったとしても、

それを
「引き受けて」
前向きに生きる。

 

どんなつらさも
引き受けると決める。

 

その中で
人間の
人間性が磨かれていく。

すごい本です。

佐々木さんは
どんな状況にも
逃げずに
立ち向かってきました。

家族を支えながら
仕事でも結果を出す。

 

なかなか
できることではありません。

 

そんな佐々木さんの
原点は
お母さまにありました。

 

いつも思い出すのは、
運命は引き受けよう
と言って微笑む母の姿です。

26歳で未亡人になって、
男4人兄弟を育てるために
働きづめに働いた母です。

しかし、母は愚痴を言うことなく、

どんなときでもニコニコ笑っていました。
母は、
いつも私の心の中にいました。

そして、こう語りかけてくれたのです。
運命を引き受けて、
その中でがんばろうね。

がんばっても結果が
出ないかもしれない。

だけど、
頑張らなければ
何も生まれないじゃないのー。
(178-179ページ)

 

本当に名言です。

 

佐々木さんの
この本。

前に読んだのは
ちょうど
前の職場勤務時代。

あの頃は
独立しての
塾の開業もしていませんでしたし、

まだ独身でした。

 

心も
荒んでいる時期でした。

 

その時でも
佐々木さんの文章は
胸に響いていました。

 

家族も持ち、
自分で経営する
ようになった今

さらに強く
佐々木さんの
思いが伝わってきました。

 

運命は
引き受けるものなのです。

 

引き受けるからこそ、
喜びも
楽しさも
それ以上に
味わえる。

 

やしきたかじん
ではありませんが、

悲しみも
苦しみも
すべてすべて
ぎゅっと抱きしめ

祈るように
今日も灯が
ともる札幌

 

すべて
運命を引き受ける。

そう決めるからこそ
見える世界
見える景色がある。

 

佐々木さんの文章から
勇気を
頂きました。

 

文はその人を超え、
遠く離れた人にも
励ましを送ってくれます。

 

佐々木さんに
感謝をしています。

いつか
お会いしに伺い、
お礼を述べたいと思っています。

 

ではまた。

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