専門文献に挫折する前に入門書・解説書にチャレンジを!〜『学習する組織』に挫折したら『「学習する組織」入門』を読もう!




今回のポイント

難解な書籍は「入門書」「解説書」を経てから
再挑戦を!

ピーター・センゲ『学習する組織』と格闘中…!


いま、『学習する組織』という
ひたすら分厚い本を読んでいます。

(正式名称
 『学習する組織 システム思考で未来を創造する』)

アメリカ・マサチューセッツ工科大学教授の
ピーター・センゲが書いた本であり、

「組織学習論」を学ぶなら
必読とも言える本となっています。

 

 

職場などのチームでは
個々人が職務に関する知識・技能を身につけるだけではなく
組織の中でも学習が進んでいくことで
生産性が高まっていきます。

そのような職場学習・組織学習について
理論的に分析した書籍が

『学習する組織』となっているのです。

専門文献の理解は難しい…!

この『学習する組織』、
今私は受講生の方と
一緒に学ぶために読んでいるのですが、

専門性が高いのと
分厚いのとで
読んでいてもイマイチ理解が進みません…。

通読したのですが
わかったような、
わからないような…。

本書のような大著(書籍版だと584ページ…)の理論書って
一読するだけでは
どうしても理解が進まないのですね…。

『「学習する組織」入門』に救われた件。

「これではダメだな」と思い
書店で見つけたのが

『「学習する組織」入門』
という本です。

タイトルどおり、
『学習する組織』の内容をわかりやすくまとめた本となっています。

「学習する組織」とは、
 目的に向けて効果的に行動するために、
 集団としての意識と能力を継続的に高め、
 伸ばし続ける組織です

小田理一郎『「学習する組織」入門 自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践』
Kindle版7-8ページ/400ページ

この言葉が
本書の「はじめに」だけではなく
扉(本をめくった最初のページ)にも描かれます。

この部分、
『学習する組織』を読んでモヤモヤしていた部分が
端的にまとめられているようにも感じています。

(こういう本質的内容は
 意外と明確に書かれていない事が多いのです)

センゲの『学習する組織』は
 非常に評価の高い書籍ですが、
 約600ページの大著ですし、
 内容の幅広さ・奥深さゆえに

 「何からどのように実践すればよいかわかりにくい」
 といった声も聞かれます。

 そこで、この本では、
 主にピーター・センゲらのまとめた手法体系の基礎に絞って、
 わかりやすく解説していきます。

『「学習する組織」入門』Kindle版11ページ/400ページ

本書は小田理一郎さんが
まさに日本人向けに『学習する組織』を
解説した本となっています。

なので、『学習する組織』自体を読むより
スイスイ読めますし
事例もわかりやすいです。



「ああ、こっちを読んでから
 『学習する組織』を読んでいたらよかったかも…」

と思いながら読んでいます。

いい入門書に出会えたように思っています。

今回のポイント


難解な書籍は「入門書」「解説書」を経てから
再挑戦を!

専門文献が難しすぎるなら入門書・解説書を経由しよう!

大学院進学においては
専門文献を読む機会が多く存在します。

専門の文献を読んでいて
難易度が高い場合、

今回の私のように「解説書」や「入門書」がないかも
探してみるのがオススメです。

たとえば時折ブームが起こる
マルクスの『資本論』にも
各種解説書が多数あります。

(マルクス自身の他の著作も、
 『資本論』読解のヒントとして使えます)

いわゆる「現代思想」も、
ジル・ドゥルーズやフーコーが書いた本が難しければ
日本の知識人による「入門書」が
多々あります。

(文字通り『フーコー入門』などがありますね)

専門文献の難易度が高い場合、
そのまま挫折してしまうことも
多いかも知れません。

そんなとき、
一度 入門書・解説書を読んでみて
再度 専門文献に挑戦すると
理解度も高まるのでオススメですよ!

あくまで入門にすぎない自覚を。

ただ、1つだけ
注意事項があります。

こういう入門書や解説書は
あくまで「導入」にすぎない、
という認識のもとで読み解くことが必要です。

入門書・解説書を書く関係上、
どうしても端折っている説明のほか、
解説者自身が「誤解」したまま書いていることも
時折あるからです。

なので入門書・解説書を読んだら
再度 専門文献に挑戦するようにしたほうがいいですね!

理論研究・思想研究には原著を読もう!

なお、
大学院で本格的に研究を進める場合、

海外の研究者の「翻訳」された文献だけではなく
原著(英語の本なら英語、フランス語の本ならフランス語)の
文献も読み解く必要があります。

特に思想家について研究する場合
原典を読み解けなければ

研究が何も進められない事が多いのです。

こういう場合は
一度 日本語で書かれた入門書・解説書を読んだあと
日本語で専門文献を読み、
さらに原著を読むという

「3段階プロセス」

が必要な場合もあるかもしれません。

研究を深めるには
こういうプロセスを踏んでいくことも大事ですので
めんどくさがらずに挑戦していきたいですね!

ではまた!


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