自分の決めた道で、
ホコリにまみれながら努力を続ける!
手塚治虫の生き方を学ぶとやる気も出てくる!
目次
やる気がないときにこそ読むべきマンガ。
「なんだかやる気が出てこない…」
仕事や勉強をしていると
急にやる気が無くなることって
よくありますね。
今回はそんなときにぜひとも読んでほしい
『ブラックジャック創作秘話』
というマンガをご紹介します!!!
こちらからどうぞ↓
『ブラックジャック創作秘話』を読む!
やる気が無いときに読み出すと
意欲を取り戻せるマンガがあります。
それが
『ブラックジャック創作秘話』(全5巻)です。
手塚治虫 最大の苦境期
あまり知られていませんが、
マンガの神様・手塚治虫(1928-89)には
最大の苦境期がありました。
終戦直後にデビューし
以来マンガの第一線で戦い続けてきた手塚治虫。
「マンガの神様」として
当時の少年・少女世代に絶大な人気を誇った他、
日本初のアニメ番組「鉄腕アトム」も大成功させるなど
絶好調でした。
…ところが1960年代終わりからの
劇画ブームや新人漫画家の台頭もあり、
70年代はじめにはその人気に陰りが見えてきました。
連載も次々終了。
新しく挑戦したマンガもことごとく上手くいかず、
マンガ界の大家でありながら
出版社にマンガの持ち込みをすることに。
(しかも掲載されず…)
まさに「冬の時代」です。
作品人気が下がることを受け、
1973年には
経営する「虫プロ商事」も「虫プロダクション」も
倒産してしまいます。
まさにどん底。
そんなときに
「手塚治虫の死に水を取る」意味合いでも
企画されたのが
日本初の医療マンガ『ブラックジャック』です。
医師免許も博士号も持たない
アウトロー医師・ブラックジャックの活躍を描く本作品。
当初は4〜5回の
短期連載で終わる予定でした。
…ところがじわじわ人気が高まり、
結果10年以上にわたり連載が続くことに。
ブラックジャックで「どん底」を乗り越える!
『ブラックジャック』執筆以来、
手塚治虫は再びヒット作を出せるようになりました。
まさにどん底状態からの
手塚治虫の復活を象徴するマンガとなったのです。
倒産9日後の再スタート。
この『ブラックジャック創作秘話』というマンガには
『ブラックジャック』誕生にまつわる
エピソードが関係者の証言のもと描かれています。
『ブラックジャック』を書き始めるのは
虫プロ商事や虫プロダクション倒産の
実に9日後。
どん底状態でも
マンガを書き続ける手塚治虫の執念が
ひしひしと感じられます。
身を削って作品を作る執念。
『ブラックジャック』の成功後、
どん底状態を離脱したあとは
大量の締切に追われる日々が戻ってきました。
40代の手塚治虫は
10代・20代のアシスタントと一緒に
ホコリにまみれながら徹夜で作品を書き続けるのです。
「マンガの神様」と言われていても、
実際は夜も眠らず
自分の身を削りながら必至で面白い作品を作り出そうと
努力に努力を重ねる手塚治虫の執念。
それが
『ブラックジャック創作秘話』から
伝わってくるのです。
読み始めていると、
自分もなにかに挑戦したくなってくる。
そんな名著となっています。
なので、やる気が無いときに読み出すと
手塚治虫の生き様から
大きなエネルギーをもらえるように思うのです。
今回のポイント
自分の決めた道で、
ホコリにまみれながら努力を続ける!
手塚治虫の生き方を学ぶとやる気も出てくる!
3日間で3時間しか眠らない?!
『ブラックジャック創作秘話』も面白いですが、
読むのが大変であれば
手塚治虫の仕事風景を描いたYouTube動画も面白いです。
晩年の手塚治虫への密着取材をした動画です。
このなかでは仕事場にこもり
3日間でたった3時間しか仮眠を取らず
ずっと作品を描き続ける様子が描かれます。
フランス出張でイベントに出場した際も
講演をする時間以外は
ホテルで作品を描き続ける姿も印象的です。
「マンガの神様」と言われるようになった後、
しかも晩年の時期にまでこうして仕事に取り組み続けることは
ある意味「異常」ですが、
それだけの情熱を持って仕事し続けた人がいたことに
私は深く感動するのです。
(できればもっと仕事の仕方を効率化・
分業化したうえで身体を大事にし、
いまでも活躍していただきたかったと思うのですが…)
やる気がないときこそ、手塚治虫の「生き様」に学ぶ!
ともあれ、
仕事や勉強のやる気が下がった時、
こういう手塚治虫の「生き様」を思い出すと
エネルギーをもらえて非常にいいですよ!
やる気が下がった時、
『ブラックジャック創作秘話』、
読んでみていただけましたら幸いです。
ではまた!
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