「論文がなかなか書けない…」ときは、地味な作業を毎日淡々と取り組むところから!




今回のポイント

部屋の片付けと論文執筆のやり方は全く同じ。
地味な作業をひたすら続けていく

「論文がなかなか進まない…」と悩んでいませんか?

「論文を書こうとしても
 なかなか進まないんです…」

 

大学生の方や
大学院に通っている方から
時折こういったご相談をいただきます。
 

 
卒業論文や修士論文。
 

書こうとしても
何から書いていいか、よくわからない…。

やるべきことが多すぎて、
何をしたらいいかわからない…。

そういうことって多いかもしれません。

今回は
論文を書くときに
どういったところから手を付けるべきか、

どういうところに注意して論文を書いていくべきかを
解説していきますね!

論文執筆は「部屋の片付け」と同じだ。

論文の書き方を考える際、
参考となるものがあります。

 

それが部屋の掃除です。 

部屋が汚い人・
部屋がごちゃごちゃの人は

「いつか気合を入れて
 一気に部屋を片付けないとな…」

と考えています。

細かな整理・収納を行う気力がわかないため、
いつもゴミの山のなかで
生活している人もいます。

私がよく読むミニマリスト(モノをほとんど持たない人たち)の方の本でも、

〈部屋を整理するには
 まず部屋のゴミを捨てることからアドバイスしています〉

という内容が書かれています。

まずは明らかなゴミを捨てるところから!

部屋の中にペットボトルや古新聞・使い古したダンボールなど
明らかなゴミがある場合、
まずはそれを捨てたほうがいいのです。

 

…当たり前かもしれませんが、
これが出来ていない状態の人が
意外と多いのです(私のことは棚上げです…)。

☆出典はこちらです↓

ミニマリストしぶ, 2022, 『手放す練習』KADOKAWA.

派手な大技から入らず、地味なことから淡々と。

部屋の片付けをする際、
新たに整理家具を買ってきたり
物の配置を変えたりするなど
「大技」から始める方がいらっしゃいますが、
これはけっこううまくいきません。

 

まずは明らかなゴミを捨てるという
「地味」なところから始めたほうが
結果的に部屋は片付くのです。

実際、部屋の中に
明らかなゴミ・「いつか捨てよう」と思っている粗大ごみが
置きっぱなしになっていることも多いです。

こういったものをまず捨てたあと、
はじめて本棚の不要な本の整理もできますし、
床の掃除機がけもやりやすくなります。

荷物を減らしてはじめて、
収納家具を買うべきかどうか、
模様替えをするかどうかを判断できるようになるのですね。

戸棚の片付けも、まずは1つずつ。

これは戸棚の片付けをする際にも
同じことが当てはまります。

一気に全てを片付けようとするよりも、
まずは1つの引き出しの中身をすべて出し、
いらないものを捨てて
いるものだけしまっていく。

これだけをまず取り組むといいのですね。

毎日取り組んでいくと、
6つの引き出しがある戸棚なら
6日でスッキリ片付きます。

 

気合を入れて一気に取り組むのではなく、
できる範囲で・毎日すこしずつ取り組んでいく。

これだけをまずやり遂げるほうがいいのです。

 

 
(以上、フジモト流部屋の片付け方講義でした…)

 

論文も、地味な「雑用」を日々淡々と。

さて、
論文を書くのも、
部屋の片付けと同じです。
 

気合を入れて一気に取り組むのではなく、
できる範囲で少しずつ取り組んでいくほうが
結果的にはうまくいきます。

 

部屋の片付けの場合、
たとえば戸棚を新たに取り付けたり、
本棚を買ってきたりすると
ちょっとテンションが上りますが、

大事なのは明らかなゴミを捨てた後、
いるもの・いらないものを分別していくことです。

 

モノを捨てるか残すか判断するという
「地味」な作業の連続に耐えるのが
部屋の片付けのポイントなのです。
 

 

この地味な作業、
言い方を変えれば「雑用」と言えるでしょう。

 

一方、新たな収納家具を買ってきたり
壁紙を張り替えたりするような派手な取り組みは
「創造」的な部分と言えるかもしれません(「大技」でもあります)。

 

これは論文執筆も同じです。

 

論文執筆においては
参考文献リストを作ったり、
先行研究メモを作ったりするなど
ただ淡々と取り組むべき「雑用」のような部分と、

自分で研究結果を精査し
論理的に分析をするという「創造」的な部分の
2つがあります。
 

 

論文をなかなか書けないと言う人は
「創造」部分だけを一気にやろうとしていることが
多いです。

 

でも、論文執筆の大部分は
「雑用」のような地味な作業の繰り返しです。 

なので、
やる気が無いときや短い時間しか取れない時には
「雑用」的なところを終わらせ、
時間が取れるときに「創造」的な部分を仕上げればいいのです。

名著『なぜあなたは論文が書けないか』に学ぶ!

なぜあなたは論文が書けないのか』という、
医学関連で論文を書く人なら
ぜひとも読んでおきたい名著があります。
 

この本の中にも、
論文執筆は地味な作業の連続であること、
そしてスモールステップで書くべきことが
描かれていました。

 論文というのは、出来上がってpublich(注 出版)されたものを見れば
 1つの作品ですが、
 そこに至るのに必要なのは何百もの小さな過程の積み重ね、
 つまり”small step”です。

 だからあなたが論文を完成させるために
 今すべきことは「論文を書くこと」ではなく、
 今すぐ可能なsmall stepを踏みながら前に進み続けることです。

 それは文献検索かもしれないし、
 Figure 1A(注 論文に載せる図表のこと)の
 グラフを作ることかもしれないし、
 Figure 1Aのグラフのためのデータを
 整理することかもしれません。

 この小さな工程を一つひとつ
 徹底的に潰していかなければ論文は完成しません

佐藤雅昭,2016『なぜあなたは論文が書けないのか』メディカルレビュー社, 18-19頁.

まずは地味な作業を日々淡々と取り組むところから!

地味な作業を一つひとつ淡々とこなしていく。 

そう考えると、
「なかなか論文が書けない」
と嘆いている間に、

まずはちょっとでも文献検索をしたり
グラフを作ったりするなど
「小さな過程」を取り組むほうがいいわけですね。

 論文がなかなか書けない人に共通するのが、
 こうした地道な工程を積み重ねようとせず、
 全体を見て悩んでしまう点です。

 しかし、全体を見ると気が遠くなるような過程でも、
 結局は一つひとつの積み重ね、
 まさに「千里の道も一歩から」なのです。

 (…)論文を書き進めるコツというのは、
 劇的な方法があるわけでありません

佐藤雅昭,2016『なぜあなたは論文が書けないのか』メディカルレビュー社, 19頁.

結局は
地味な取り組みを
淡々と積み重ねていけるか、どうか。

ここにポイントがあるのです。

なので、論文を書くときは
一気にやろうとするのではなく、

「今日は小さな過程のうち、
 何ができるだろうか」

と常に考え、
少しでいいから毎日取り組むのがいいわけです。

今回のポイント

今回のポイントです。

 


部屋の片付けと論文執筆のやり方は全く同じ。
地味な作業をひたすら続けていく!

クリエイティブな仕事も大部分は「地味」である。

どんなにクリエイティブに思われている職業も、
やっていることのほとんどは
地味な作業の連続に過ぎません。

 

私もYouTuberの端くれですが、
私レベルの動画であっても、
編集作業はなかなか面倒で「地味」です。

 

でも、これに耐え、
淡々と行えているからこそ
ヒカキンさんなど
トップYouTuberの「栄光」があるわけです。 

 

今日できることを、毎日淡々と。

なので、論文がなかなか書けない場合は
「今日、ちょっとでも何かに取り組もう」
と決めていくのがオススメです。

 

目次に章を追加するだけでも、
また参考文献リストに文献を1つ追加するだけでも
構わないのです。

 

こうやって
今日できる地味な作業を淡々と繰り返していくのが
論文執筆のポイントですよ!

 

応援していますね!

 

ではまた!