高校教員時代、営業のコツと名刺の大事さを知った




学校訪問(営業)の基本は相手に気持ちよくなってもらうこと

前の職場の話をします。

私は今年の3月まで、
高校の教員をしていました。

 

高校、特に私立は
「生徒に来てもらう!」
「生徒募集!」に
血眼です。

そのため、
周りの中学校を
訪問しまくるのです。

私も前の職場時代、
高校の広報の一環として
中学校や他の高校の進路担当の先生の元に
お邪魔していました。

 

 

学校訪問の際、
なるべく相手の話を引き出し、
相手の学校の「悩み」を聞き出すのが
目標でした。

「実は、不登校の中3生がいて、
進路をどうするか三者面談でも困っていたんです・・・」

そんな話を聞けると、
うちの学校の良さを話すことで
ファンとなってもらえました。

 

前の職場は通信制高校。
登校日数を自分で決められるので
不登校の生徒さんにとっても
通いやすいんです。

 

同じ不登校経験のある生徒も
いるので、悩みを共有できます。

 

悩みを伺った後、うちの学校の強みを
伝えていきました。

何事も相手の話や悩みを引き出すのが
すごく大事です。

自分もそういう方法で
学校まわりをしていたので、
自分が大学の広報担当者とお会いする際、
どうしてもその点で相手を見てしまいました。

基本は相手に
「いい気持ちになってもらう」が
ポイントだったように思います。

 

このポイント、
今の仕事にもつながっています。

前の職場に感謝ですね!

 

 

公立の小中学校の先生は◯◯を持っていない?!

 

ところで。

この発想が学べない学校があります。
それが公立の小中学校です。

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公立の小中学校にとって、
お客である生徒は
学校区から
「必ず来る」存在です。

競争も何もなし。

たまに公立の先生と話すと、
「え、高校の先生って、
営業なんてされるんですか!
先生なのに?」
と驚かれます。

 

 

公立の小中学校の場合、
私立高校と違って、
いちいち営業周りを
する必要がありません。

黙っていてもお客(生徒)が
来年入ってくるのです。

生徒数が減っても、
公務員なので首になりません。

私立は学校がつぶれたら
おしまいなのです。

 

ですから
中学校を回ると
名刺を持っていない先生が多くて
驚きます。

 

はじめは
うちの高校を
ナメていて、
「あえて名刺を渡さないんだ!」
と影で恨んでいました。

 

あとあと話を聞くと、
本当に持っていないことに気付いたのです。
さすがに教頭先生や
校長先生は名刺を持っています。

 

ですが。

公立の小中学校の
先生って、
名刺を持っていない人
本当にめっちゃいるんです!

 

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小中学校への営業を
される方、
うなずかれているかもしれませんね。

 

不思議なことですよね。
社会人で仕事しているのに、
名刺が必要ないなんて!

もし小中学校に行った際、
教頭でも校長でもない先生が
名刺を持っている場合、
その人は「できる人」「やり手」である
可能性が高いです。

 

仕事の基本は顔と名前を覚えてもらえる関係を作ること!

仕事の基本って
相手に名前と顔を
覚えてもらえることにあるように思います。

名刺はそのためのツールです。

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だからこそ、
フリーで仕事をする人などは
名刺にめちゃくちゃこだわります。

(私もそれを知って、
最近名刺を新しくしました。
欲しい人は言ってね!)

 

職業人であるのに、
その「名前を覚えてもらう」
ツールを持っていない職業。

 

公立の小中学校って、
やっぱり「すごい」ところだと
思います。


私立高校の教員、
特に小さな学校だと
授業や部活動だけでは
仕事はまわりません。

 

行事のための下準備、
学校訪問(要は営業)、
就職先やインターンシップ先への
あいさつまわり等、

無限に仕事があります。

 

無限にある仕事を
スムーズに回すのに
名刺は必要不可欠なのです。

 

感謝!社会人の方から多数のお問い合わせを頂いています!

作文教室ゆうに、
最近、社会人の方から
多数の問い合わせを頂いています。

大学院進学志望の方、
看護師志望の方、
医療関係の仕事をされている方など
様々です。

 

昨日もご相談に
お越しくださいました。

今後も、
「顔と名前を覚えていただく」ため
ガンガン名刺を配っていきたいと思います。

 

新たにお会いする方に
名刺をお渡しするのは
楽しいものです。

そこで気づきました。

名刺を配るのって、
結局は
自分も嬉しくなるんだな、と。

 

社会人になりたての頃。
名刺を一丁前に出すのが
すごく嬉しかったのを覚えています。

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高校の授業でも、
「自分の名刺を作り、
交換してみよう!」
という授業をしたことがあります。

 

照れくさそうなのですが、
みんな笑顔になりました。

 

そうです。

何故か知りませんが
名刺を渡すのって
嬉しいものなのです。

 

社会人なりたての頃の
この気持ち。

今後も忘れずにやっていきたいと思っています。

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