珍しくアニメ映画を観に行きました。
いまシネマ太陽帯広にて
公開中の映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』です。
子どもの頃に読んだ『星の王子さま』を、
別バージョンで目にすることができる。
そういう意味でも感激の映画でした。
(お客が私しかいなかったのは驚きでしたが・・・)
わざわざ手間のかかるストップモーションを多用し、
原作のアナログさを忠実に表現しようと
している点でも
好感のもてる映画です。
さて、
小説『星の王子さま』には
次の文章が出てきます。
かんじんなことは目に見えないんだよ。
砂漠が美しいのは、井戸を隠しているから。
本当に大切なことは、目には見えない。
いいメッセージです。
そして、有名な名言です。
映画でも、
このセリフで涙ぐみそうになりました。
これ自体は
いい内容です。
ですが、
こと作文になるとそれに終始する人がけっこういます。
つまり、
「書いていないことも想像してね」という態度です。
よく言うと、日本人的な奥ゆかしさです。
悪く言うと、
「これくらい、書いてなくても想像してほしい」
という甘えです。
履歴書の志望理由などに多く出ています。
例)私は高校時代、
文化祭のクラス企画の中心として模擬店の運営に努力しました。
このとき学んだコミュニケーション能力を
貴社においても活かしたいと思い志望しました。
読んでみると、いろいろ疑問が浮かびます。
「クラス企画の中心って、具体的にはどんなふうにリーダーシップを発揮したの?」
「なんの模擬店をしたの?」
「このとき学んだコミュニケーション能力って、具体的にはどんな能力?」
「なんでそんな理由でウチの会社を受けたいの?」
面接官は疑問にあふれたまま面接に向かいます。
「どうせ、ちゃんと考えていないから
大雑把にしか書かないんだな」
と伝わってしまします。
そう。
書いていないことは伝わらないのです。
当たり前といえば当たり前。
でも
ちゃんと実践できているでしょうか?
本当に大切なことは目には見えない。
でも、
作文では書いていないことは伝わらない。
読み手が分かるように、
懇切丁寧・具体的に書く。
そこを意識すると、
書き方が変わるはずです。
【参考】https://gakuen.koka.ac.jp/words/h24_08.html
まさにです!
勉強になりました!!