文章は【開き直り】が9割。『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』を読んでみて。

今回のポイント
名文を書く必要もないし、
気合を入れて書く必要もない。
作家でさえ書けなくて悩むくらいなのだから
身構えず自然体で書き綴っていく!

 

「文章の才能がない・・・」と悩んでいませんか?

「自分には文章の才能がない…」

「書くのが昔から苦手…」

そういう悩みをお持ちの方も
いらっしゃるかも知れません。

 

実際、うちの塾にも
こういったご質問、
いただくことが多いです。

 

 

今回はこういったお悩みをお持ちの方に向けて
書いてみましたので、どうぞ!↓

 

 

『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』を読む。

 

 

いま『ライティングの哲学』という本を
読んでいます。

 

 

千葉雅也(ちばまさや)さんや
読書猿(どくしょざる)さんなどの
著名な4名の作家/研究者の原稿と座談会の内容で
出来ている本です。

 

「この本はそれぞれに固有の書けなさを抱えつつも、
そのなかでいかに書くか、
どうすれば楽になれるか、
どうしたら書き終えられるかについて、
千葉雅也、読書猿、
瀬下翔太(せしもしょうた)、そして山内朋樹(やまうちともき)の4人が
縦横無尽に語りあい、あるいは論じたものだ」

(Kindle版No.16/2871)

 

書けない悩みをどう乗り越えるか?

 

本書はこの4人の作家/研究者が
自身の経験を元に、

文章を書けない悩みや
文章を書く際に役立つPCソフト(アプリ)紹介、
そもそも文章を書くとはどういうことかなどについて
赤裸々に思いを綴っています。

 

 

サブタイトルまで書くと本書は
『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』
となる通り、

【書けない悩みをいかに乗り越えるか】

に焦点が当てられた本となっています。

 

 

プロ作家でも書けないのだったら、悩んでも仕方がない。

 

 

本書『ライティングの哲学』を読んでいると
名だたる作家であっても
「書けない」ことがいっぱいなのに
驚きを感じます。

(書けない悩みを乗り越えるために
タバコ・コーヒー・アルコールを使う描写が
妙にリアルです…)

 

 

この本を読んで気付けること。

 

 

それは

「なんだ、みんな書けないことで
悩んでいるんだ」

ということです。

 

 

それが本書を読んで
一番タメになる部分であるようにも思ってしまうほどです。

 

 

「才能がない」は禁句です!

 

文章を書いていて
なかなか次の言葉が出てこない時

「やっぱり自分って
才能がないなあ…」

と思いがちです。

 

 

ですが、
名だたる作家であっても同じことを悩んでいるのに気づけると

「自分なんかが悩んでいても
しょうがないなあ・・・」

と開き直れるのですね。

 

 

 

それに、
本書のラストの方になってくると

〈あまり身構えず、
自然体で言葉を紡いでいく〉

大事さが伝えられています。

 

 

本書を読んでいると
「書く」ことにそんなに
真剣にならなくてもいいのではないか、
と肩の力を抜けるように思えるのです。

 

 

名文なんて書かなくていいので、
自然体の自分が書ける内容でいいから
淡々と書いていく。

 

 

その【開き直り】ともいえるあり方が
一番なのだなと思えるわけです。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

 

名文を書く必要もないし、
気合を入れて書く必要もない。
作家でさえ書けなくて悩むくらいなのだから
身構えず自然体で書き綴っていく! 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

毎日ブログを書き、毎日締切に追われる生活。かれこれ6年目です

 

 

私も日々ブログを書いています。

 

毎日書くので
「毎日24:00に締め切りがやってくる」生活を
丸5年以上続けています。

 

 

…そんなわけで以前から毎年年末は

「紅白歌合戦を聞きながら
ブログ執筆」

「除夜の鐘とブログの投稿は
どちらが先かというチキンレース」

を繰り広げているわけです(笑)

 

(当たり前ですが年末年始・お盆・GWであろうと
書いているわけです)

 

 

プロの作家と違い、
私はブログの締切に遅れたからと言って
「編集部から怒られる」こともないわけなのですが、

365日締め切りがある点では
本書の執筆者の方々と
違いはないように感じています。

 

(おこがましい言い方ですが…)

 

 

だからこそ
「みんな書くのに難儀している」
ことを知ることで

「だからこそ、ツライけどがんばって書こう!」

と思えるのが面白いところです。

 

 

大体において

「自分には文章の才能がない…」
「書くのは昔から苦手…」

といって
勝手に自分で「制限」を決めてしまうことが多いのです。

 

 

 

これ、実にもったいないことだと
思うのですね。

 

 

論文を書く際 悩んだときの対処法。

 

大学/大学院で論文を書く場合も

「自分はなんて書く力がないんだろう・・・」
「なんで全然書けないんだろう…」

と悩むことが多いです。

 

 

そういうとき、往々にして
「自分に才能がない」
という部分に結論を持っていきがちですが
それではもったいないのですね。

 

 

【開き直り】のすすめ。

 

むしろうまく書けない自分を認めた上で

「プロの作家でさえ書けなくて悩むのだから
自分が悩んでもしかたない」

「いまの自分が書ける範囲でいいから
とりあえず原稿を埋めていこう」

と考えるほうが結果的にうまくいきます。

 

 

 

…私も修士課程の「論文地獄」で
書けないことに悩みましたが、

周囲もあまり書けていないこと・
先輩方の話を聞いてもみんな苦労していることを知ったことが
自分への励みになったように感じています。

 

 

なのでいまなにか原稿を書いている方、
もしあまりうまく書けなくても

「プロの作家でも書けなくて悩むのだから、
自分が悩んでも仕方ない」

「名文を書く必要もない以上、
いまの自分で書ける範囲でいいから
まず書いていこう」

【開き直る】のがオススメですよ!

 

 

 

…私の日々のブログも
【開き直り】の産物ですので(笑)

 

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知るだけで文章力がアップする!作文の書き方100のコツ

 

 

ではまた!


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