因縁の慶應義塾大学 小論文!採点サービスもしています

今日のポイント
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高校生時代・受験生時代のことを
思い出してみよう。
あの頃の自分がイメージした「未来」は、
いまのあなたの姿でしょうか?
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おかげさまで、大学受験生、増えました!

 

こんにちは、
文章アドバイザーの
藤本研一です。

 

作文教室ゆうには、
おかげさまで小学生から社会人まで
多くの方に通塾いただいています。

 

気付けば大学受験生も
増えてきました。

高校3年生・浪人生の生徒が在籍します。

 

しかも入試に「小論文」を使う
慶應義塾大学の受験生が中心です。

 

因縁の、慶應義塾大学

 

 

慶應義塾大学。

 

私にとっては「因縁」のある大学でもあります。

 

私が大学受験生の頃、
慶應義塾大学法学部が第一志望でした。

 

ちょうど慶應義塾の創立者・
福沢諭吉の『学問のすすめ』『福翁自伝』を
高校時代に熟読したのがキッカケです。

この2冊を読んで
福沢諭吉にシビレました!

でかいスケールで物を考える知識人。
そんなイメージを受けました。

 

だから当然、
福沢諭吉の作った慶應義塾に行きたいと思ったのです。

 

 

そのため、慶應義塾大学の
法学部の試験を受けました。

 

慶應義塾の試験は
英語・社会科(日本史)・小論文でした。

 

 

小論文は
自分からみても

   「かなりいい答えが書けた!」

と思っています。

 

…が、
英語の点が低すぎて
受かりませんでした。

 

 

慶應義塾の場合、
いくら小論文の答案のできが良くても、
「英語」「社会科」(数学)の点が
一定の点数以上を取れない場合、
そもそも小論文の採点が行われないのです。

 

私は、小論文と社会科(日本史)に関して
絶大な自信がありました。

 

小論文も日本史も
5~10冊の問題集をやりきってきたからです。

 

反対に、
英語にはあまり自信がなかったのです。

…そんなわけで私は慶應義塾に落ちて、
代わりに早稲田に行くことになりました。

 

 

あれだけ行きたかった慶應義塾。
でも、不合格。

 

 

なかなか、ツラかったです。

 

 

慶應義塾の小論文には受験生への「期待」「思い」が込められている!

 

ともあれ。

 

 

塾をやり始めてから、
また再び慶應義塾の小論文と
自分が接することになりました。

 

今になって見てみると、
慶應義塾の小論文の問題、

   「非常によく考えられているな〜」

と、うなってしまいます。

 

単に入試問題として
出題しているわけでなく、

   大学で何を学んでほしいか
   どんな学生に来てほしいか

…というメッセージも
小論文の問題の中に盛り込まれているのです。

 

特に慶應義塾の総合政策学部に関して
この姿勢を感じます。

 

例として、2016年の入試問題を見てみましょう。

   問3
あなたが2016年4月に総合政策学部に入学したとすれば、
2020年頃に卒業することになるでしょう。

2020年に、日本の「格差」はどうなっていると予想しますか。
特に①国際比較、
②職業の世代間移動、
③高齢化という3つの視点で見たときの変化を
すべて予想してください。

そして、あなたの予想をより説得的なものにするために、
あなたが総合政策学部に入学後、
どのような調査や分析が必要になるかということもあわせて、
600字以内で記述しなさい。

どうです、この問題。

   あなたが総合政策学部に入学後、
   どのような調査や分析が必要になるかということもあわせて、

この部分が特にすごいです。

 

単に問題を解かせるのではなく

   「どうやって入学後、調査・分析が必要になるか」

という想像もさせるのです。

 

 

大学入学後の「学び」も、
入試を通して受験生に考えさせるのです。

 

 

なかなか、
ここまで受験生に
考えさせる入試問題は、
他にありません。

 

出題する側も大変ですし、
採点する側も一苦労です。

 

でも、こうやって受験生に考えさせるからこそ、
慶應義塾大学はいい学生を採用することができるのです。

 

このところ小論文入試は
あまり人気がありません。

 

出題・採点の手間がかかりすぎるのです。

 

ですが、
ここ数年で小論文を重視する傾向が
高まっていきます。

 

2020年の学習指導要領改訂に合わせ、
大学入試センター試験も改訂されるからです。

 

大学入試センター試験で
新たに「記述」「論述」問題が
出題されるようになるのです。

 

 

慶應義塾大学は
これまで一貫して小論文を出題し続けてきました。

 

他の大学の意向も、
大学入試センター試験の意向も
関係なくです。

 

私はここに

  「わが道を行く」

慶應の良さを感じます。

 

だからこそ、
慶應義塾が求めるレベルの学生を
うちの作文教室ゆうからもどんどん輩出していきたいと
思っているのです。

 

慶應義塾の過去問を使った演習も行っています

 

うちの塾では
慶應義塾の過去問を使った演習もしています。

 

慶應義塾レベルの小論文って、
採点できる人はけっこう少ないです。

 

問題自体難しいですし、
小論文入試の「採点」ができる人も
結構少ないからです。

 

大手の予備校でも
    「過去問を元にした
     個別の小論文の添削は行いません」
というところもあると聞きます。

(そんな理由から
作文教室ゆうに入塾いただいた
受験生の方がいらっしゃいます)

実際、私も慶應義塾の小論文の
添削をしていると、
あまりに難易度が高く、
泣きたくなってくるときもあります。

   「この問題、
    本当に高校3年生が解けるんだろうか?」

疑問に思う問題もたくさんあります。

 

ですが、
そういうところも含めて、
受験生に対する慶應義塾の「期待」「思い」が
感じられるのです。

 

私は慶應義塾に落ちました。

 

 

小論文をめちゃくちゃ勉強してきたにも関わらず、
小論文の出題が一切ない
早稲田大学に合格しました。

 

いまこうして
塾講師として
慶應義塾の小論文に向き合えるのは
ある意味幸せなことかもしれないな〜
と思います。

 

高校生時代・受験生時代を思い起こすと、発見がある

 

…ともあれ、
今回は意外な「縁」を実感したという
話でした。

 

社会人になったあとも、
いま一度、
自分の高校生時代・受験生時代のことを振り返ると
いろんな発見があるものです。

 

今日のまとめです。

・・・・・・・
高校生時代・受験生時代のことを
思い出してみよう。
あの頃の自分がイメージした「未来」は、
いまのあなたの姿でしょうか?
・・・・・・・・

 

高校生時代・受験生時代に思い描いた
「未来」の姿。

今のあなたの姿と同じでしょうか?
違うでしょうか?

どの辺が異なっているでしょうか?

 

一度考えてみることを
オススメします。

 

あの「勉強していた時代」
「学生時代」を思い出すことで
今後「どう生きていくか」
いま一度、考えてみるのもいいですね!

 

また次回!


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