学習初期みんながはまる落とし穴。最初から○×問題を解いてはならない理由!

今回のポイント
学習初期に「○×問題」を解くのはキケン!
正しい知識だけをインプットするため、
「○」の問題だけを読んでいく!

 

○×問題を学習初期に解いてはならない理由!

 

 

資格試験やなにかの学習をする際、
テキストに載っていることが多いのが

○×問題

です。

 

「次のうち、正しいものには○を、
間違っているものには×をつけなさい」

という「例の」問題です。

 

 

 

…実はこの問題、
学習初期は【解いてはならない】というオキテがあります。

 

 

 

 

今回、私の実体験を元に
この内容について解説していきますので
興味のある方は続きをお読みくださいね!

 

 

医薬品を販売できる!「登録販売者」資格を勉強しています

 

 

いま私は「登録販売者」という視覚の
勉強をしています。

 

登録販売者というのは
ドラッグストアなどで
「第二類医薬品・第三類医薬品」を
販売することができる資格です。

 

ドラッグストアでは
効能が強い薬もあれば
サプリメント・食品など
多様なものが販売されています。

 

その中でも
「一般用医薬品」と言われているものは
効能が大きい分、ある意味「リスク」もあります。

 

(ワクチンの副反応がよく言われていますが、
副反応のない薬は存在しないことも
意識しておいたほうがいいのです

 

 

一般用医薬品のなかでも
リスクが高いもの(=薬効が強いもの)
「第一類医薬品」は
薬剤師さんではないと販売できないのですが、
それだと販売できる人が少なすぎることになります。

 

 

…そのため、「第二類医薬品」「第二類医薬品」を
販売できる人を定めるために創設された資格が
「登録販売者」という資格なのです。

 

 

「登録販売者」の資格があると
ドラッグストアなどで働きやすくなるという
メリットが有るのですが、
私はそういった場所で働く意志は特にありません(笑)

 

 

 

じゃあ何でこの資格を取ろうと
勉強しているのでしょう?

 

それは

「うちの塾に通ってくださる
看護師さんなど、医療関係者の方の気持ちを
少しでも分かるようになるため」

「より適切な
大学院進学アドバイスが
できるようになるため」

…にやっている次第です。

 

 

 

私、前職は高校教員として
「社会科」「地理歴史・公民」を教えていたので
医療関係が専門なわけではありません。

 

 

 

当然、医療については
独学をしてきていたわけですが

「勉強してきたことが形として残るよう
なにか資格はないだろうか」

と探して見つけたのが「登録販売者」の
資格だったのですね。

 

 

登録販売者制度とは?

 

 

この資格、2009年の改正薬事法によって
制度化されました。

 

実務経験や学歴などの要件が
2015年度から不要となっという、
比較的「新しい」資格です。

 

なので私も存在を知らなかったわけです。

(教えてくださった
ブログ仲間の飯塚さん、ありがとうございます!)

 

 

 

 

勉強してみると
「人体の働き」や「医薬品とその作用」など、
けっこう看護の現場とも関わりがありそうな
内容が書かれています。

 

いろんな薬の成分も勉強しているので
家にあった風邪薬の成分表を見て

「やっぱりこれが入っているんだなあ・・・」

と妙に感動したのを覚えています。

 

(医療知識を身につけられる点でも
良い資格ですね!)

 

 

学習初期から○×問題を解いていませんか?

 

 

さて。

 

 

こういうテキストには
「確認テスト」のように
○×問題が出ています。

 

たとえばこんな感じです↓

下記問題の正誤を答えよ。

骨髄での造血機能を高める目的で、
貧血用薬に硫酸コバルトが配合されている場合がある。

(吉川泰紀 編『ゼロから完全攻略!登録販売者 独学テキスト,
南山堂, 2020, 199ページ)

 

 

ちなみにこれ、
回答は「○」です。

 

…ずいぶんわかりにくい資格試験な感じが
伝わってきますね(笑)

 

 

こういった○×問題を解く際に
心がけたい点があります。

 

 

 

それは
【はじめの段階で○×問題を解いてはならない】
という事実です。

 

よく資格関連の学習テキストには
「確認問題」として掲載されています。

 

テキストでよく見かけるのが
○×問題だからこそ
注意が必要なのです。

 

 

○×問題は間違った知識を定着させてしまうかも?!

 

 

なぜはじめの段階から
○×問題を解いてはならないのでしょうか?

 

 

それは記憶がきちんと定着していない状態で
○×問題を解いてしまうと、
記憶がごっちゃになってしまうからです。

 

 

 

つまり、「×」のつく問題(間違った知識)の内容で
記憶が定着してしまう可能性があるのです。

 

 

…特にこの「登録販売者」制度のように
よく知らない専門用語が羅列されるタイプの問題の場合、
何がなんだかわからなくなってしまうケースが
あまりに多いのです。

 

 

(さっきの問題も
「硫酸コバルト」だろうが「塩化マグネシウム」だろうが
初期段階では知識がないので
間違った内容が定着してしまう恐れがあります)

 

だからこそ、○×問題は学習初期には解かず、
一通り学習した後に学ぶべきなのです。

 

 

あるいは○の問題だけを読んでいき、
正しい知識に慣れた方がいいのですね。

 

 

骨董品の鑑定士の修行方法

 

 

骨董品の鑑定をする人たちがいます。

 

この人たち、修行段階では
「徹底的に本物だけを学ばせる」、と言います。

 

 

例えばCHANEL(シャネル)のバックでしたら
「本物」のCHANELのバックだけを日々扱い、
見続けるように訓練するそうです。

 

そうすると、例えばニセモノのシャネルバックを見た際、

「なんか違うな…」

と気付けるようになるのだそうです。

 

 

 

 

これは学習においても全く同じです。

 

 

○×問題を最初から解いてしまうと
間違った知識だけが定着してしまいます。

 

だからこそ、
正しい知識「だけ」を見たほうが
初期段階としては
学習効率が高いのですね。

 

☆ちなみに私が今使っているテキストはこちらです↓
(さっきの○×問題の「ネタ元」ですね 笑)

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

学習初期に「○×問題」を解くのはキケン!
正しい知識だけをインプットするため、
「○」の問題だけを読んでいく! 

 

 

 

 

○×問題ってテキストを作る側からすると
けっこう作りやすくて「便利」なんです。

 

そのため、
テキスト内で大量に出てくることも多いのですね。

 

 

勉強する人は「真面目」な人が多いので
こういう問題を学習初期から
律儀に解いてしまいがちです。

 

 

…そのせいで何が正しいかわからず
かえって頭が混乱してしまう。

 

 

こういう「悲劇」も多いのですね。

 

 

 

だからこそ、学習初期は
○×問題を一切解かず、

「○のついた問題だけを読む」

習慣を付けていただければと思います!

 

 

フジモトのやり方。まずは基本書の3回読みから!

 

 

なお、私のやり方ですが
私は何かをはじめから学ぶ際は

「基本書の3回読み」

から始めています。

 

 

なのでいま取り組んでいる
登録販売者のテキストを
まずは【3周】読んでから
○×問題を解いていこうかと考えているところです。

 

 

…そうでもしないと
量も膨大ですので
知識の整理が追いつかないのですね。

 

 

 

ぜひ、あなたが何かを学習する際、

「最初は○×問題を一切解かない!」

と決めてやってみてくださいね!

 

 

☆キャリアアップ直結の勉強法は
こちらもご覧ください↓

知ってトクする!キャリアアップ直結の勉強法をお伝えします!

 

 

ではまた!

 

 


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