会社をやめたいと思ったときの対処法。「起業」を想像してみよう!

 

今回のポイント
ときには「起業」を妄想してみよう!
すると「経営者視点」が身につき、
仕事がちょっと楽になる!

 

「妄想」の楽しさ

 

最近、密かに取り組んでいて
「楽しいな」と思っていることがあります。

 

それがうちの教室(事務所)の
改装案です。

 

 

実際に来たことがある方には
実感しやすいと思いますが、

うちの教室には
仕切りを入れる形で
部屋が2つあります。

 

 

いま私の仕事(講義)で普段使っているのは
その手前側の部分がほとんど。

(手前のスペースです)

 

すると、常時片方しか使用していないので
なんか「もったいない」気がしているのですね。

 

 

そのため、
余っているスペースを有効活用する方法を
あれこれ考えています。

(余っているスペース)

例えば雑貨を手にとっていただける
スペースを作ったり、

あるいは休日に古本販売を行ったりなどと
空間の有効活用方法を考えています。

 

 

こういうのって
「妄想している」時間が
一番楽しいですね。

とりあえず「費用面」を抜きにして
想像力を羽ばたかせていると
それだけであっという間に
時間が過ぎ去っていきます。

 

「数字」を考えて現実に引き戻される…

 

で、実際にやるかどうかを考えると

「う〜ん、費用もかかるから
辞めとこうかな…」

と二の足を踏むことが多いのです。

 

 

費用面という「数字」を考え出すと
「妄想」から「現実」に一気に引き戻されてしまいます…。

 

 

起業アイデアを考えるのが楽しい理由

 

これ、起業にも言えることです。

 

起業が楽しいのって、

 「こういうのを出来たらいいな」

 「こういうお店を始めようか…」

 「こういうサービス、
  やったらおもしろそうだな」

とあれこれ「妄想」しているときです。

 

 

「妄想」するときだけ楽しいんです。

 

なぜなら、この「妄想」を実現できるか考える時、
急に現実に引き戻されるからです 笑

 

家賃、
人件費、
仕入れ代、
1日あたりの売上目標、
損益分岐点の設定 などなど。

こういう「数字」を考え出すと
途端に「面倒」になります。

 

不安になります。

 

こうやって「数字」に落とし込んで
実際に「起業」したとしても、
「数字」通りにいく保証はどこにもありません。

 

お客さんが本当に来てくれるかどうか、
はたまた従業員が来てくれるかどうかも
未確定です。

 

市場調査・市場分析をいくら行っても、
「実際に店を開けてみるまでは
 何人お客が来るかわからない」
ものなのです。

 

(大手チェーンですら
潰れる店舗もある以上、
「当初の予定通りうまくいく」起業なんて
そうそうないのです)

 

 

実際、私も起業したばかりの時期(2016年)は
お客ゼロ・売上ゼロで妻のヒモ状態が半年続きましたし…。

(自分なりには「数字」に落とし込んでいたはずですが、
まったくうまく行きませんでした…)

 

 

そのため世の中
「起業したい」人は多いですが
実際に起業する人はごく僅かなのです。

(そして廃業せずに続けられる人も
ごく僅か。

うちの教室がもうすぐ6年目を迎えられるのも
 奇跡みたいなもの。
 支えてくださる皆様に感謝です!)

 

 

会社をやめたい時は「起業アイデア」を考えてみよう!

 

「妄想」した起業アイデアをもとに

「じゃあ、実際にどうするのか?」

と考え始めると
とたんに「うつ」になる人が多いのです。

 

 

この発想、実は
「会社を辞めたい…」ときに使うと
けっこう有効です。

 

別に起業するつもりじゃない人も、
いまの仕事が嫌になった時、
この発想をしてみることをオススメします。

 

 

なぜかというと、
こうすることで「会社」や「仕事」を
いつもと違う点から見ることができるからです。

 

 

 

通常時、従業員として勤務していると
「従業員」の視点でしかものを見ることができません。

 

「従業員」の視点というのは
予めやるべき仕事が決まっていて、
それをいかに処理するか。

これに焦点が定まっていることが多いものです。

 

「起業」を考えていると
「従業員」の視点ではなく
「社長」の視点でものを見ることが出来ます。

会社って、
「従業員」の視点から見るか
「社長」の視点から見るかで
意味合いが180度異なります。

 

「社長」というのは

 「うちの会社は今後どういう業務を行っていくか」
 
  「今後、どのように
   会社運営を行っていくか」

を自分の責任で決めていく立場です。

 

つまり、従業員にやってもらう業務を
いかに作り出すかを考える必要があるのです。

 

その上、
従業員・株主・銀行などの関係者に説明できるように
「数字」に落とし込んで考える必要があります。

 

 

これ、やってみたらわかりますが
吐きそうになるくらい「しんどい」です。

 

 

 

会社経営って
リスク以外の何物でもないことが
よく分かるからです。

 

会社が今日も存続しているのは「奇跡」みたいなもの。

 

どんな会社でも
「起業」したタイミングは必ずあります。

その時点って、
本当にうまくいくかどうか、
完全に不確定なのです。

 

いま曲がりなりにも
会社が給料を出してくれていて
会社も潰れていない。

この状態って
「起業」した時点から見てみると
奇跡みたいなもんなんです。

 

 

統計調査でも、
10年以上続く会社は
【約1割】とよく言われています。

 

 

だからこそ、
辞めたいときに「社長」の視点で考えてみると

 「ああ、なんだかんだ
社長って大変かもしれないな…」

という発想に行き着くことも多いです。

 

そうすると
「まあ、大変だけど
 もうちょっと頑張ってみようかな」
という思いに至ることもできるのです。

 

 

実はこの発想、
私立高校で教員として働いている時は
全く考えていなかったですね。

「なんでうちはこんなに
ブラックなんだ!」

といつも思っていましたし。

 

「従業員」の視点だけでなく
「社長」の視点からも考えてみると
「ブラック」な事実は変わらなくても
ものごとの見え方が変わってくるものなのです。

 

それが
もう少し仕事を続ける思いにも
つながっていくはずなのです。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

ときには「起業」を妄想してみよう!
すると「経営者視点」が身につき、
仕事がちょっと楽になる! 

 

カフェをやりたい人は多いですが…

 「会社をやめて、
  ちょっとした雑貨屋をやりたい!」

 「カフェをはじめたい!」

そういう夢を持っている人って
多いです。

かくいう私も
こういう思い、
学校教員時代に持っていました。

 

実際に「カフェを始める方法」
「会社の作り方」みたいな本を買って
勉強していました。

 

…すると
「うわ、なんだか大変そう…」
ということが伝わってきました。

 

「1日の売上目標を
いくらに設定するか」

「人を雇用する場合
どんな準備がいるのか」

こういったことを全て考えていると
「起業したい!」
「カフェをやりたい!」
という思いは一気に冷えていきます。

 

 「ああ、カフェの店長って大変なんだな…」

 「社長って、こういうことを
  全部決めないといけないんだ…」

そういう思いに至るわけですね。

 

 

会社をやめたいと思ったときの対処法。

だから会社を辞めたくなった時は
「起業したい」という思いで
最大限妄想したあと、

「じゃあ、実際にやってみるとどうなるか」

数字に入れて落とし込んでみることを
オススメします。

 

これがいい点は

「あ、社長って
大変なんだ」

と知ることができる点です。

 

 

そうなると、

「じゃあ、いまの職場で
 もうちょっとがんばってみようか」

「仕事を続けながら
 資格をとって転職に役立てよう…」

などと前向きになることもできると思うのです。

 

仕事をやめたくなったら
「自分が起業するならどうするか?」
考えてみるのもオススメですよ!

 

起業する「しんどさ」がわかると
いまの仕事で頑張る気力も湧いてきます。

 

もし成功しそうな「起業」アイデアが見つかったら
それこそ儲けものですし。

 

ではまた!


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