作文の書き方124 わかりにくい文章の共通点。事実と判断、ごっちゃにしていませんか?

今回のポイント
わかりやすい文章を書くには
「事実」と「判断」を立て分けること!
特に「根拠」(=事実)を示さず
「判断」を書いていないか注意しよう!

 

曖昧でわかりにくい文章、書いていませんか?

 

突然ですが、
次の文章、
読んでわかりやすいでしょうか?

それともわかりにくいでしょうか?

 

 

ちょっと読んで判断してみてください↓

 

  「いま、コロナで世の中
ヤバいじゃないですか。

だから自分もなにかしないといけない、
と思うんですね。

特に、いまのやり方で仕事をしていても
イマイチうまくいかないんじゃないか、
変えていかないといけないんじゃないか
と思うんです」 

 

 

こういう内容、
最近口にする人が多くなりました。

 

おそらく、お聞きになったことがある人も
いるかも知れません。

 

 

さあ、この文章
スッキリわかりやすいでしょうか?

それとも
イマイチわかりにくいでしょうか?

 

 

 

事実と判断、混ぜてませんか?

 

結論的に言えばこの文章、
イマイチわかりにくいです。

 

その理由は
「事実」と「判断」が
ごちゃまぜになっているからです。

 

 

文章を書く上で
大事なことがあります。

それは
「事実と判断を分けること」です。

 

世の中、なかなか事実と判断を区別するのが
難しい人が多いです。

 

 

先程の文章がわかりにくい理由

 

先程の文章を見てみると、
「事実と判断」がごちゃまぜになっています。

 

もっというと、
どの「事実」を「判断」しているか
不明瞭な「判断」ばかりなのです。

 

補足・解説を入れながら再度見てみましょう。

  「いま、コロナで世の中
ヤバいじゃないですか

(何を持って「ヤバい」か事実が示されていないので
不明瞭な判断にあたる)。

だから自分もなにかしないといけない、
と思うんですね。

(なぜその判断が出たかわからないので
不明瞭な判断にあたる)

特に、いまのやり方で仕事をしていても
イマイチうまくいかないんじゃないか、
変えていかないといけないんじゃないか
と思うんです。

(なぜ「イマイチうまくいかないんじゃないか」
「変えていかないといけないんじゃないか」という
判断が出たかわからないので
不明瞭な判断にあたる)」 

 

こうしてみると、
この文章、判断の根拠(=事実)を
示していない記述が多いことに気付きます。

 

 

これだと、「なぜそうなのか」わからないので
イマイチ納得できない文章になってしまうのです。

 

「事実」も盛り込んで書き直してみると…

 

 

では、今度は
「事実」も盛り込んでみましょう。

 

 

  「いま、コロナによる売り上げ低迷で
倒産する会社が相次いでいます。
(事実を追加しました)

特にアパレル業界で深刻で、
先日は老舗のブルックスブラザーズが
   倒産するというニュースが流れました。
(事実を追加しました)

このままだと
   自分の会社もアパレル関連なので
   倒産するリスクがあるんじゃないかと考えています。
(事実から導ける解釈を追加しました)

だから自分もなにかしないといけない、
と思うんです。
(事実から導ける解釈を追加しました)

特に、現在と同じような
   アパレル産業のやり方で仕事をしていても
   イマイチうまくいかないんじゃないかと感じています。
(事実から導ける解釈を追加しました)

だからこそ、
   今とはやり方を変えていかないといけないんじゃないか
   と思うんです
(事実から導ける解釈を追加しました)」 

 

いかがでしょうか?

 

 

曖昧だった文章・
イマイチ納得できなかった内容に
「事実」を追加することで

納得しやすい内容になったのでは
ないでしょうか?

 

 

 

だからこそ、文章には
「事実と解釈」を立て分けることが大事なのですね。

そうすると
読んだ人にも
スッキリ納得してもらいやすい
文章を書くことが出来るようになるはずです。

 

 

今日の内容はビジネス文書やメールのほか、
大学院進学の書類を作る際にも役立つと思いますよ!

 

 

今回のポイント

 

 

今回のポイントです。

 

わかりやすい文章を書くには
「事実」と「判断」を立て分けること!
特に「根拠」(=事実)を示さず
「判断」を書いていないか注意しよう! 

 

SOAP形式で文章を書く!

 

 

先日もお伝えしたとおり、
いま私は「医療」「看護」の本を読み漁っています。

 

最近読み終えたのは
『わかりやすい看護記録の書き方』
という本。

 

 

看護師として、電子カルテに
どのように文章を書いていけばいいのか、
内容をまとめてある本です。

 

 

読んでいて、
「ああ、これは文章の書き方全般に通じるな」
と大変勉強になった点があります。

 

 

それが電子カルテなどに
看護記録を書くときの

「SOAP」(ソープ)という書き方です。

 

 

次の4つの項目の
頭文字を取ってSOAP形式と
言っているのですね。

 

 

○S(Subjective data:主観的データ)
・対象者(あるいは家族)が話した言葉を
そのまま看護師の解釈を加えずに記述します(…)

○O(Objective data:客観的データ)
・対象者(あるいは家族)に関して
観察から得られた情報、
実施したケア、ケア後の状態などを記述します(…)

○A(Assessment:アセスメント)
・SデータとOデータから
論理的にアセスメントし、
対象者が現在どのような状態かを
解釈・判断します(…)

○P(Plan:計画)
・アセスメントをもとに、
ケアの方向性や追加・修正(あるいは中止)すべき
ケア内容を記載します(…)」
(同36-37頁)

要するに、
S(患者の主観・セリフ)とO(客観的状況)を書いたのち、
A(アセスメント・解釈)とP(プラン)を示す、
というのがSOAP形式です。

 

 

患者自身が話している内容(S)だけでなく、
心拍数・呼吸数などの客観的データ(O)を記載した後、

看護師としての見立て・解釈(A)を書き、
「今後どうするか」という見通し・計画(P)を
書いていくわけです。

 

 

 

このなかで大事なのは
今日のテーマでもある
「事実と判断を立て分けること」です。

 

SOAP形式の場合、
「事実」がSとOの2つに別れます。

 

患者自身の発言という主観的情報と
数値データ・症状という客観的情報とを記載した上で、

「そこから読み取れること」
をAに書いていくというわけです。

 

 

その後、これからの計画や行動を
Pに書いていく、という流れです。

 

 

 

これは実にロジカルで良い書き方だなあ、
と思います。

 

事実と判断を分けて書くと伝わりやすくなる!

 

ともあれ、
何かを判断する上で大事なのは
「事実と判断を分けること」です。

 

そうすることで、
カルテのように
いろんな人が確認をする書類・
誰かに読んでもらう書類が
誤解なく伝わるようになるのです。

 

 

このSOAP形式も、
結局は「事実と判断を立て分ける」ことで
わかりやすく書いているわけです。

 

 

そんなわけであなたも
今後文章を書く際

「根拠(=事実)なしで判断だけ書いていないか」
「事実と判断を立て分けているか」を確認しつつ
書いてみてくださいね!

 

 

ではまた!

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