目次 いま、1対1で講義を行っている 『出口のない海』 という小説を読んでいます。 この本を読み解きつつ、 (一人ひとりのリクエストで もともとは受講生の方が 「第二次世界大戦のときの様子を と言っていたところから探した本です。 「どうせなら、 そういう視点から一緒に選んだのが 出口のない海。 これは何かというと、 回天、 魚雷先端に人が乗り込み、 陸軍には【特攻隊】がありますが、 主人公・並木(なみき)は 学徒出陣の影響で 回天には 乗って出撃すれば だからこそ『出口のない海』なのです。 戦況が悪化するに連れ、 その中でいかに 心理描写がリアルに迫ってくる 『出口のない海』の詳細と ちなみに、この作品は映画化もされています。 この本で印象深いのは 甲子園出場者として、 もはや「死」が目前にある状態でありながらも、 ピッチャーとして この練習が 鬼のような特訓の合間、 音がしないように、 単なるカーブでもシュートでもなく、 その執念が そのときだけが、 「生」を実感できる 明日死ぬかもしれない状況においても、 このシーンが胸に響きました。 …あまり細かく書くとネタバレになるので 「やりたいことを自由にできる」 ということが …と同時に、 極限状態であっても 「緊急事態宣言」が解除になったからといっても 「極限状態を経験した人物の小説」 を読む。 すると、 「もっと頑張らないといけないな」 という思いになるのです。 今回のポイントです。 太平洋戦争に関する作品など こういう作品を読むことを勧めると 「昔のことを知って、 という反応が返ってくることがあります。 特に、学生時代に 人間って、 私自身も、 東京オリンピックはできるのか、 株価下落はどこまで続くのか、 などと、不安なことしかありません。 なんだか自暴自棄に ですけど、これは 歴史を見たら、 歴史小説で いまの平和な世の中の有り難さを これは自分の「これから」を 転職をするかどうか。 思い切って独立・開業するかどうか。 独立したはいいものの 色々と悩むこと・ 「これから、どうすればいいのか」 悩むことって多いはずです。 そういうときこそ、 特に戦時中など なぜだか知りませんが 「もっと頑張ろう!」 という思いが湧いてきます。 時代小説を読めば、 「いま目の前のこと」 悩んだときこそ、 これは ではまた!
歴史小説を読んで
現代と違う視点を学ぶ。
それが自分のやる気につながる!受講生からのリクエスト。
学生さんのリクエストで
講義を行っているのです。
講義の内容・題材も変えられるのが
1対1講義のいいところです)
もっと知りたいです」
自分と同年代の人が
どのように戦争を経験したのかを
知ってみたいです」
『出口のない海』です。小説『出口のない海』読んでいます
海軍が開発した「回天」(かいてん)という
特殊秘密兵器のことを指します。
言い換えれば【人間魚雷】です。
操縦をしつつ敵艦に突っ込む。
海軍版の【特攻隊】といえるのが
この回天です。
甲子園の優勝投手でありながら、
【人間魚雷】である回天に
乗り込むことになります。
脱出口がありません。
それはイコール死を意味します。死とどう向き合うか。
並木が回天に乗って出撃する日も
近づいてきます。
「死」と向き合っていくか。
小説でした。
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回天での出撃までの期間、
密かに野球のトレーニングに取り組むシーン。
「新たな魔球を開発する」ため
海軍での訓練の合間に投球練習をしていくのです。
新たな魔球を投げられるかどうか研究し続ける。
並木の「アイデンティティ」に
つながっていくのです。
早朝起き出し、
こっそりとボールを投げ続ける並木。
毛布の束にボールを投げ込んでいきます。
【2回変化する新たな魔球】を
なんとしても開発したい。
並木を投球練習に駆り立てます。
並木が現実の苦悩から
開放され、
一時だったのでしょう。
魔球を生み出すため
ボールを投げ続ける。やりたいことを自由にできる、ありがたさ。
書けませんが、
いかに有り難いことか、よく伝わってきました。
野球のような「趣味」とも言える存在に没頭することで
人は人間性を回復させることができるのだ、
と思います。
現在のコロナによって外出自粛で
心がクサクサするときこそ、今回のポイント
現代と違う視点を学ぶ。
それが自分のやる気につながる! 歴史小説を読むメリット
歴史小説といわれる作品。
いったい何の意味があるんですか?」
ムリヤリ歴史用語を覚えさせられた
自覚がある人から
こういう返答があることがあります。「いま目の前の現実」だけだと生きるのはしんどい。
「いま目の前の現実」だけしか知らないと
なかなか生きるのがしんどくなります。
コロナウイルスはどうなるか、
できないとしたら経済にはどれくらい
影響があるのか、
世界恐慌になるのではないか…
なりそうです。
「いま目の前の現実」しか
見ていないことがそもそもの原因です。
人類はいまよりもっとヤバい状況を
何度も乗り越えてきたことがわかります。
戦時中の様子を知ると、
素直に感謝する気持ちが湧いてきます。
考えるときにも役立ちます。
大学院に行くかどうか。
うまく行かず、会社員に戻るかどうか。
考えることって多いです。
遠回りなようですが
「過去」を題材にした小説、
読んでみることをオススメします!
「極限状態」が舞台となる作品を読むと、
ちょうど、『出口のない海』の
主人公・並木が投球練習で
人間性を回復したように、
以外のものに注目することにつながるのです。悩んだときこそ時代小説を。
時代小説を読む!
意外と汎用性が高い解決方法ですよ!
悩んだときこそ時代小説を読むべき理由。
今回のポイント
歴史小説を読んで
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