高校入試の志望校が1ランク上がる!高校入試記述問題対策
社会科「鎖国」の問題
早速、今日も問題から見てみましょう。
問題 江戸幕府が鎖国政策を行った理由を簡単に答えなさい。
さあ、いかがでしょうか?
よく江戸時代は海外と全く行き来しない「鎖国」政策が取られていた、と言われます。
なぜ、江戸時代「鎖国」政策を行っていのでしょうか???
考えてみましょう。
ブレイク 本当に「鎖国」だったの???
☆ 現代の歴史学では「鎖国」という言葉はあまり使われなくなってきています。
何故かというと、特定の国とは交易をとり続けていたからです。
日本が鎖国中も交易を行っていたのはどこか?
答え
オランダ
中国
朝鮮
琉球
ポイントは「琉球」です。
今でこそ沖縄県ですが、当時はれっきとした「国」でした。
鹿児島の薩摩藩が武力で「半植民地」のような扱いにしてしまっていたのです。
琉球経由で日本は中国とも交易を行っていました。
また、「鎖国」という言葉自体、元はオランダなど海外が日本に対し用いている言葉です。
江戸末期、オランダ語の文献にあった言葉を「鎖国」と訳しただけなのです。
日本の側が使っていた言葉ではなかったのです。
そんなわけで、最近では「鎖国」という言葉はあまり使わなくなってきています。
解答
解答 キリスト教の禁令と、貿易の利益を幕府が独占するため。
解説
鎖国政策の狙いは2つあるのです。
1つはキリスト教を禁止するため。
もう1つは貿易の利益を幕府が独り占めするためです。
特に貿易って、日本にないものを手に入れられるので国内で高く売れるんです。
そういう「おいしいこと」を他の大名にやらせたくない。
そのために幕府は「決められた国としか貿易してはいけない」「貿易していいのは幕府だけ」という体制にしたのです。
・・・もっとも、薩摩藩は無断で中国と貿易をしていたので厳密には実現していなかったのですが・・・(琉球経由で)。
幕末史に薩摩藩が出てくるのも、薩摩藩が貿易で大儲けしたからなんですね。
たくさん貿易で儲けた分、いろんな武器を揃えたり、工場を作ったりということができたんですね〜。
今回の問題のように理由が2つある場合は「両方キチンと書く」を忘れずにやりましょう!
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また明日、別の問題・別の教科でお目にかかりましょう!
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