大学では「書く」力を学べない!?人生のある時期には文章の赤ペン添削が必要だ。

今日のポイント
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学校では「書く」力を教えてくれない!
人生には「書く」力を高める時期が必要である。
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学生さんのノートを見ての「衝撃」

 

こんにちは、
文章アドバイザーの
藤本研一です。

先日、ある大学生の
レポートを見る機会がありました。

「英語」の授業のノートです。

 

(ちなみにうちの塾に来ている学生さんではありません)

読んでいて、
「作文教室」経営者として
【ある点】がすごく気になりました。

 

学生さんの書く、日本語です。

 

 

日本語がぐちゃぐちゃなのです。

   これが英語を学べれる方法です。

〜〜先生が英語をお教えになされる。

 

私の塾だったら
赤ペンでガンガン直すレベルの内容です。

 

 

こっちはたまたま見ているだけなので、
赤ペンを使いたくなるのを
グッとガマンしました。

(人の文章をガンガン直したくなるのが、
私のちょっとした職業病です)

 

文章は誰かに直されないと直らない

 

 

文章を書くのってけっこう難しいものです。

だからこそ、
人生のある時期には
赤ペンで徹底的に赤を入れられる(入れてもらう)
時期が必要だろうと思います。

 

 

私も、
大学の指導教員から
そういった指導を受けてきました。

 

その経験上、
人の文章にも赤ペンで修正をするようになりました。

大学院のゼミで

   「先輩、これ、日本語まちがってますよ!」

と、博士課程の先輩の論文に
ダメ出しをしていた時期もあるくらいです。

(すみません、先輩。
あのころはとんがってました)

 

 

書き言葉。

書き言葉は、誰かに直されることで
はじめて力が伸びる分野です。

自分ではなかなか
直りません。

 

ただ、今の時代、
大学でも赤ペン添削はほとんどしませんよね。

「心が折れる」学生さんもいらっしゃいますし。

 

なにより、教員の側もけっこう面倒だからです。

 

大学で文章の書き方を学ばない。
誰からも直されない。

 

その結果、
社会に出てから

  「お前の報告書、意味がわからない!」

と、先輩・上司にダメ出しされるのです。

どちらかというと、
こっちのほうが
より「心が折れる」気がします。

 

学校の役割は「読み書き」を学ぶところだった

 

ところで、
あなたは「学校」の起源は
何だったか、ご存知ですか?

 

 

人間の歴史の中で
「学校」がはじめて登場するのは
いまから数千年前です。

 

人類の歴史上
初の「学校」は、
書記官のための学校でした。

借金の証文、
法律の文書を書くために必要な
「文字の読み書き」を学ぶ場所が
はじめての「学校」でした。

 

日本でも、
江戸時代には「寺子屋」というのがありました。

 

これも、主に「読み書き」と「計算」(そろばん)を
学ぶ場所だったのです。

「寺子屋」では
「手紙の書き方」などを勉強していました。

 

実社会で役立つ内容です。

 

 

このように、
「読み書き」を学ぶ場所が
人間の歴史における
「学校」の役割だったのです。

 

 

…ここまでお読みになり、
カンのいい人は気づいたかもしれません。

 

 

「読み書き」の力を付けるのが
「学校」の役割だ、私はいいました。

 

でも、
日本の「学校」を出ても、

   「文章を書くとグチャグチャになる…」

「どう書いていいか分からない…」

そんな人はたくさんいます。

 

つまり、
いまの「学校」(大学も含む)は
「読み書き」さえも教えていないじゃないか。

 

そんな思いになるのです。

 

 

私の作文教室ゆうでは
小中学生はもちろん、
高校・大学生、
社会人の方も来ています。

 

どんな文章にも、
私が赤ペンで添削・修正をしています。

    「こう書けばいいんですね!」

そんな感想を毎日頂いています。

 

こういう様子を見ていると、

   「うちの塾のほうが
    よっぽど本来の「学校」に近いんじゃないか」

と思うわけです。

 

 

話が長くなりました。

 

 

私の言いたいのはこういうことです。

 

  人間は生きていく上で「読み書き」の力が必要である。

   でも、「学校」だと、なかなか「書く」ことを
  学ぶ機会が少ない。

  だから、何らかの方法で「書く」ことを
  学んだ方がいい。 

 

切にこう思います。

 

せっかく高い学費を出して
大学に行ったのに、
ろくな文章も書けなかったら、
それは本当に大学に行った意味があったと言えるのでしょうか?

 

そう思うのです。

 

今日のところは以上です。

 

ではまた!


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