電子メールが諸悪の根源?儲かっていない会社は社内メールが多すぎる!いっそのこと廃止してしまえば業績が上がった!

今日のポイント
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電子メールとSNSに頼りすぎず、
直接会うか電話をする。
すると相手と仲良くなれる!
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ネットとリアルを融合した斬新な授業!

こんにちは、
文章アドバイザーの
藤本研一です。

 

私が4年以上、開催している読書会があります。
それが「読書会@札幌」。

http://nomad-edu.main.jp/www.school-edu.net/book

 

今月も10/28(土)22:00-23:00に
開催します。

☆詳細・お申込みはこちら↓
https://www.facebook.com/events/119070438754271/

読書会の中で
いつも新鮮な発想を示してくださる方に
Sさんという方がいらっしゃいます。

 

プログラマーでもありますし、
ある大学で「情報入門」「情報活用」という
授業の講師をしていらっしゃいます。

 

要は
「コンピュータの使い方」を教えるという
授業です。

 

このSさんの授業の仕方が
斬新なんです。

言ってしまうと
「ネットとリアルをうまく融合している」
授業なんです。

☆「ネットとリアルを融合」した授業のことを
ブレンデッド・ラーニングといいます。
ネットとリアルを混ぜる(ブレンド)した
学習(ラーニング)だからです。

先日、このSさんの授業を見に行きたいと思い、
見学に行きました。

 

大学のコンピュータ室で、
授業が行われていました。

 

学生さんはまず、
コンピュータでこの授業で
「やるべきこと」が示されたサイトにアクセスします。

 

「やるべきこと」それぞれに点数がついています。

 

例えば、こんな具合に。

 

・動画付きのプレゼンテーション資料を1つ作り、
サイトにアップする…1点
・英語を用いた動画を作成し、
サイトにアップする…1点

 

全15回の授業中、
10点を獲得すると
「最高評価」の成績が得られます。

はじめにこうやって方針を示しているんです。

 

学生さんはサイトにアクセスし、
自分が挑戦したい課題を自分で選びます。

 

自力でできるならそれでOK。

 

 

見学をしていると、
学生さんから次々手が上がります。

 

SさんやSさんを手伝う大学院生(ティーチングアシスタントといいます)
がそこに駆けつけ、
学生さんと話します。

 

質問をする学生もいました。

    「どうやって、このスライドをアップすればいいんですか?」

また、点数がつく項目を達成したので
点数の認定を求めている学生さんもいました。

 

この授業のポイントは
点数を各自が取るだけでないというところです。

 

点数を認定するのはSさんやティーチングアシスタントと
直接向かって説明することになります。

 

その内容が十分認定できるならはじめて点数になります。
イマイチならやり直しです。

 

でも、「何をしたら何点」と決まっているので、
学生さんは嫌な顔をせず

    「どうやったら点数になりますか」

と質問をするのです。

 

 

学生と教員であるSさんとは、
敵ではないのです。

むしろ、「点数」を一緒にとり、
いい成績を取れるようにする
「仲間」の関係になるのです。

 

これが
「何をすればいいか」を明確にしている
強みでしょう。

 

 

面白いのは
点数を定めた表の中に、

他の学生の手助けをする

という項目がある点です。

 

パソコンに詳しい学生は
どんどん他の学生に教えることができます。

こういう学生側の貢献も
点数として認めるのです。

 

だからこの授業では
教え合いが奨励されることになります。

 

結果的に、Sさんやティーチングアシスタントの
負担を軽減することにもなります。

 

ウィンウィンです。

 

 

単に「ネット」だけで授業をすると、

   「イマイチやり方が分からない」
   「どうやったら動画が加工できるかわからない」

そんな疑問を持つ学生は
永久にできるようになりません。

 

リアルで対面に授業をするからこそ、
気軽に相談にのることができるのです。

 

 

しかも、
「仲間」として。

 

 

この仕組み、非常に良くできていると思いました。

 

このSさんの授業の仕組みは、
まさしく人が自発的に勉強するようになる仕組みだからです。

 

また、Sさんの授業を見て、

    「ネットだけではダメなんだな」

と、改めて気づきました。

ネットだけで勉強をすること・知識を得ることはできます。
ですが、それだとあんまりモチベーションが上がりません。

 

また、気軽に質問もできません。

だからこそ、
ネットとリアル 、両方が必要なのです。

 

儲からない会社は電子メールが多すぎる!

 

あるコンサルタントさんの
講演会に行ったことがあります。

Aさん、としましょう。

やり手コンサルタントのAさんは
すごく業績の悪い会社を見ることになりました。

 

行ってみると、
業績が悪いだけでなく、
社員間の仲がギスギスしています。

聞き取り調査をすると、
上司の愚痴ばかりを
部下が話しています。

上司も部下への不満ばかり
話しています。

なんとなく、
どよんとした空気が漂っています。

端的にいうと「暗い」会社でした。

Aさんは、あることにも気づきました。

 

それは、
  「やたらと社内メールをしていること」
でした。

(基本的に、儲かっていない会社は社内メールが多いものです)

 

 

Aさんはすぐ
「社内メール」を
廃止させたそうです。

「廃止」っていうのがすごいですね!

 

急に廃止されたので、
社員たちは仕方なく
直接上司のもとに報告に行ったり、
社内電話を多く使うようになりました。

 

その結果、
どうなったと思います?

 

 

 

なんと
業績が好転したんです!

 

 

その上、社員間の仲が急に良くなったんです。

実は
「社内メール」が
諸悪の根源だったんです。

 

 

「社内メール」のせいで、
社員どうし面と向かって話さなくても済んでいました。

 

 

「社内メール」があると、
コミュニケーションはラクです。

 

でも、
誤解が生まれたり、
「いつも仕事をオレが頼まれてばかり」
という不満が生まれたりします。

 

面と向かうと、
仕事を頼むときも

  「キミが頼りだから頼むよ!」

「いつも手伝ってもらって、悪いね」

そんな一言が言えるようになります。

また、

  「上司も頑張っているんだな」

という感覚が伝わります。

 

結果、社員のコミュニケーションがよく働くようになり、
結果的にヤル気が高まったそうです。

 

この事例は何を意味しているのでしょう?

 

それは
「ネット」に頼りすぎるな、
ということです。

 

Sさんの授業でも、
「ネット」と「リアル」を組み合わせていました。

 

「何をすればいいか」はネットで示しますが、
実際の評価や質問に答える部分はリアルで(対面で)行います。

 

 

その結果、学生さんのモチベーションも高まっているようでした。

 

 

何事も「電子メール」だけに頼らない。
あえて会いに行ったり、電話をしたりする。

「文章アドバイザー」の私が言うのも何ですが、
下手に「電子メール」やSNSに頼りすぎると
かえって人間関係が悪くなるものです。

 

 

面倒ですが
「メールの代わりに電話」
「メールの代わりに直接会いに行く」
をやってみてはいかがでしょうか?

 

ちょうど3連休ですし。

 

ではまた!


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