アドラーに言わせれば「私、〜〜なんで〜〜できないんです」は言い訳にすぎない。『嫌われる勇気』の岸見一郎先生に学んだこと

今日のポイント
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「私、〜〜なんで〜〜できないんです」を
禁句にしませんか?
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トラウマ体験ある人、いませんか?

 

「私、子どもの頃、親に殴られていたんです。
それがトラウマになってしまって…。
だから人と話すの、ニガテなんです…」

そんなことをいう人、
あなたの周りにいませんか?

 

 

私の周りにも
いらっしゃいます。

これまで
文章の講座はもちろん、
「自分史」講座でも高齢の方から
お話を聞いてきました。

 

「昔、◯◯があって、
それがいまトラウマになっていて…」

 

この言い回しが始まると
私はけっこうカウンセリング的に聞いていました。

 

「傾聴」し、相手に「共感」しながら
聞くのです。

 

何度か話を聞いている内に、
だんだん前向きになっていく方も多くいらっしゃいました。

「お役に立てている!」

と思い、ホッとしていました。

 

しかし。

私のこれまでの
一連の「努力」を
全否定するような本に出会いました!

 

それが
『嫌われる勇気』。

 

200万部も売れている、
大ベストセラーです。

 

お読みになった方もいらっしゃるかもしれませんね。

『嫌われる勇気』は
【トラウマは存在しない】
という、衝撃の内容から始まります。

 

【トラウマは存在しない】のなら、
ずっと色んな人のトラウマを
聞き続けてきた私って、
どうなるの〜!

叫びたくなります。

 

アドラーの言い分はこうです。

「人はよく『トラウマ』を作り出す。
それは自分が傷つかないようにするためだ」

どういうことかというと、

「昔、親に殴られた」
という「事実」を、

「だから私はコミュニケーションが下手なんだ。
私は悪くない。悪いのは親だ!」

こう解釈するために「トラウマ」を作り出しているのです。

「昔、親に殴られた」という過去に
「勝手に」縛られてしまうのです。

 

考えるべきは、

「昔、親に殴られた」という人みんなが
「人と関わるのがニガテ」かというと、
そうではない事実です。

 

言い換えると、
「人と関わるのがニガテ」という
自分を「言い訳する」ために、
「トラウマ」を作り出すのです!!!

 

そう、あらゆる
自称「トラウマ」は
「言い訳」だったのです!!!

 

この説明をしてしまうのが
アドラーのすごいところだと思います。

 

「トラウマ」的言い訳を言っていませんか?

 

ここまで見てきましたが、
「トラウマ」的なことをいう人って、
けっこう周りにいらっしゃらないでしょうか?

「私、才能ないんで無理なんですよ…」

「文系なんで、プログラミングなんてとてもわかりません…」

「もっと若かったら挑戦するんですけどね…」

「私、田舎者なのでこんなのわかりませんよ…」

いかがでしょう?

 

こんな内容のことをいう人、
周りにいらっしゃいますよね。

いずれも「トラウマ」的な言い訳です。

 

「才能ない」も
「文系」も、
「もっと若かったら」も、
「田舎者」かも、
何かができない「本当の理由」なのでしょうか?

 

「才能がない」「能力がない」と言われたけれど、
死ぬ気で努力してできるようになった人は
プロ選手にもたくさんいます。

「文系」のプログラマーもたくさんいます。

80歳を越えて大学に入る人もいます。
定年退職後、大学院に入り博士号を取った人もいます。

ものすごい片田舎出身の
知識人はたくさんいるのです。

 

つまり、
アドラー流に考えれば、

「私、〜〜なんで〜〜できないんです」

という言い方は
すべて「言い訳」ということになるのです!

 

 

振り返ってみてください。

あなたは

「私、〜〜なんで〜〜できないんです」

って、言っていないでしょうか?

 

 

私もけっこうこのセリフを言っていたので
反省しているところです。

 

そのため、
きょうから
「私、〜〜なんで〜〜できないんです」というのを
禁句にしませんか?

 

 

だって、アドラーにいわせれば
そんな理由なんて「存在しない」んですから。

 

「私、〜〜なんで〜〜できないんです」

これを禁句にしましょう!
私も、そうします。

 

 

そうすれば
あなたのやりたいこと・
やるべきことにチャレンジする気持ちが
高まるはずです!

 

岸見一郎先生講演会に行きました!

 

実は10/7(土)、
札幌駅前の「共済ホール」にて、
『嫌われる勇気』著者の岸見一郎先生の講演会が
行われました。

 

『嫌われる勇気』で
頭をガツンと「殴られる」ような衝撃を
受けていた私は迷わず参加することにしました!

 

いちばん前の席で見上げながら
岸見一郎先生のお話を聞きました。

アドラーの話を使いながら

「ありのままの自分を受け入れる。今ここを生きる」

ことの大切さを
伝えてくださいました。

 

穏やかな話しぶりなのに、
ちゃんと笑いを取りながら話す講演スタイルでした。

私が人前で話す際の「お手本」にもしたい
話し方でした。

 

この『嫌われる勇気』講演会の模様、
私の「ブログ仲間」のkobaさんも記事にしていらっしゃいました↓

アドラー心理学 「嫌われる勇気」岸見一郎 生きる観点

こちらもどうぞ!

 

☆今日紹介した
『嫌われる勇気』については
動画もまとめたので
ぜひご覧ください↓

ではまた!

 


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