自分の「これから」に迷った時に考えるべき質問。「もしもお金も時間も能力も無限にあるとしたら、何をしたいですか?」

今回のポイント
「もしもお金も時間も能力も
無限にあるとしたら、
何をしたいですか」。
この問いが、自分の【今後】を照らしてくれる!

 

「自分はこれから、どうしたらいいの・・・?」と悩んだ時の対処法

 

「自分は将来、
何をしたらいいんだろう…」

「これから、
自分は何をしたいんだろう…」

自分の「これから」で悩むことって
意外とありますね。

 

特に

「大学院に行こうかな…」

「そろそろ、転職しようかな…」

と思う際、
はたと悩みだします。

 

大学院に行くにしても、
どの大学院で何をしたらいいのか
検討もつかない。

転職するにしても、
いまの業種のままか
それとも異業種にすべきか
よくわからない。

 

迷っている間に
時間だけがどんどん過ぎていく。

 

こういうことって、
あるかもしれませんね!

 

フジモトの苦い経験

 

 

かくいう私も
似た経験があります。

 

大学院の「博士課程」への進学を
断念した23歳の夏。

 

「就職活動をすべきか、
それとも教員になるか、

はたまたやっぱりもうちょっと頑張って
大学院修士課程をもう1年やるか…」

 

めちゃくちゃ
1人で思い悩んだ記憶があります。

 

【自分は何をしたらいいのか】。

 

考え出すと、
不安ばかりが頭を周ります。

何をやっていても
常に気になります。

 

夜も眠れない上、
バイトも勉強も手に付きません。

 

特に
「来月までに
 進路の方向性を決めないといけない」
などと時間的制限がある場合は
なおさら悩んでしまいます。

 

 

それこそ、
常に吐き気が湧いてくるのです。

 

「これから」に悩んだときは自分に「質問」する!

 

…私の話はさておき。

 

色々進路で悩んだときは、
一度自分に「質問」してみることが
役立ちます。

 

その「質問」とは、
次のもの。

つまり、

「もしもお金も時間も能力も
 無限にあるとしたら、
 何をしたいか」

を考えてみることです。

 

 

 

これ、もともとは
マツダミヒロさんの
「魔法のしつもん」をやっている方から
教えていただきました。

 

(ちなみに私、
「魔法のしつもん」カードマスター、
という資格を持っています!)

 

この質問、
私、けっこういろんな方に行っています。

 

 

高校教員だったときも、

また現在1対1で
文章の講座を行う際も
受講生の方に行うことがあります。

 

この回答で、
その人の「本当にやりたいこと」が
見えてくる事も多いのです。

 

 

その返答の内容に、
少しでも近づける「進路」や「転職先」を
見出すことができれば、
進路の迷いがだいぶ軽減するのです。

 

高校教員時代、A君の思い出

 

例をあげて観てみましょう。

 

この質問をしてみて、
印象深かったことがあります。

 

それは私がまだ
高校教員の時のことです。

「もしもお金も時間も能力も
 無限にあるとしたら、
 何をしたいですか」

とある生徒に聞いてみました。

 

 

この生徒(A君)は
高校2年生の途中、
新たに転校してきた生徒でした。

 

 

新しい学校で何をしていきたいか、
いろいろと迷っているようでした。

 

そのため、A君に

「もしもお金も時間も能力も
無限にあるとしたら、
何をやってみたい?」

と聞いてみたんです。

 

腕組みをし、
すこし下を向いて悩んだあと、
A君はこう言っていました。

「もし、お金も時間も能力も
無限にあるなら、
そうですね・・・。

 

自分で劇場や劇団を作り、
そこで自分でお芝居をやってみたいです」

 

そう言っていました。

 

でも、このA君、
いままで演劇を観たことが
ありませんでした。

 

 

ちょうど自分の手元には
札幌で行っている演劇のチラシが
大量にありましたので、

(なにげに私、演劇好きなんです)

彼にチラシを
プレゼントしたんです。

 

 

見てみると、
「高校生無料」というお芝居が
いくつもありました。

 

 

数日後、

「演劇、はじめて観ましたが
 めちゃくちゃおもしろかったです!」

と笑顔で語ってくれました。

そんなA君は
演劇の「魅力」に
ハマるようになります。

 

ちょうど札幌には
社会人がやっている劇団が
いくつもあります。

そこでは、
しょっちゅう演劇の
ワークショップ(練習会)が
行われていました。

「高校生無料」 のワークショップも多く、
A君はひんぱんに参加するようになります。

 

アクティブなA君は

「劇団を作り、
自分でお芝居をやりたい!」

という【思い】に近づくため、
「演劇部」のなかった
私の勤務校に演劇部を作り上げました。

 

 

最終的には、
学校祭で公演を行うまでになります。

 

で、その後
「大学で演劇をやりたい!」
と東京の大学に進学し、

宣言通り演劇部に入ります。

 

出演だけでなく、
脚本・演出も行い、

卒業後の今は
本当に自分で「劇団」を作って
頑張っているようです。

 

 

A君は、高校2年生の時に
言っていたことが実現できるよう、
今も頑張っています。

 

A君のその行動力、
スゴいと思って尊敬しています。

 

 

タイミングが合えば
ぜひとも生で観に行きたいもんだと
思っているところです。

(東京の劇団なのでなかなか大変ですが…)

(なお、2年前、
A君が北海道帰省時に
うちの事務所で
 【演劇ワークショップ】を
 行ってくれたのもいい思い出です)

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

「もしもお金も時間も能力も
無限にあるとしたら、
何をしたいですか」。
この問いが、自分の【今後】を照らしてくれる!  

 

迷ったら、自分に質問!

 

なぜ私はこの思い出を
書いたのでしょうか?

 

それは

「もしもお金も時間も能力も
 無限にあるとしたら、
 何をしたいか」

を考えることで、

自分が本当にやりたかったこと・
忘れかけていた思いを
再確認できると
A君に教えてもらったからです。

 

 

もちろん、
私がA君に質問してもしなくても、
おそらく彼は演劇に
取り組んでいたことと思います。

 

個人的に「すごい」と思うのは
A君が高校2年生の時の
「しつもん」への回答を、

そのまま実行しているところです。

なかなか、
こういう事ができる人って
少ないです。

 

A君のように「初心貫徹」している人は
少数派になるでしょうが、

それでも、

「もしもお金も時間も能力も
 無限にあるとしたら、
 何をしたいですか」

という質問への回答を考えることで、
自分の進路の方向性を見出すことが出来るのです。

 

 

この回答を考えてみることで
自分が本当にやりたいことを
思い出すことができます。

 

 

進路や転職・就職などで
悩んだ際、

いちど

「もしもお金も時間も能力も
 無限にあるとしたら、
 何をしたいか」

を考えるようにしてみてください。

 

そこで出てきた答えが
少しでも叶う進路を選ぶと
意外と方向性が見えてきますよ!

 

 

A君に負けず、私もがんばります!

ではまた!

 


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2件のコメント

読んでいて、ちょっとうるっときてしまいました^^;
なんだか、今日もがんばろーっていう気持ちになれました。
ありがとうございます♪

ありがとうございます!
「もしもお金も時間も能力も無限にあるとしたら?」の問、大事にしてみてくださいね!

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