自分史を書くのには回想法!専門の坂倉先生に教わりに行った



「はじめよう、自分史講座」好評開催中!

前にも書きましたが、いま私・藤本は
「はじめよう、自分史講座」を札幌の宮の沢にて実施しています。
(@コミュニティカフェふうしゃ)

詳しくはこちらをご覧ください。

自分史の書き方を知ると人生が楽しくなる。書き始めるためには?

 

人生の先輩方の話を聞いていると、自分も勉強になります。

ツラかった経験を語られると、自分も共感できます。
ただ、それを語り「自分史」に書くことで
「少し前向きになれました」という声が聞かれました。

私にとっても充実している講座です。

 

回想法ご専門の坂倉惠美子先生の講座を学びに行く。

さて。
「はじめよう、自分史講座」を行っているのですが、内容をもっと良くしたい、と思っています。

そのためには、一度専門家に教わる必要がある!

そんなわけで、今日から始まった講座に参加してきました。

札幌保健医療大学坂倉惠美子先生の講座です。

タイトルは『高齢者と親密感を高める「思い出」トーク 回想法でぐっと親しくなる』
さっぽろ市民カレッジの一環で行われている講座です(@札幌市宮の沢の「ちえりあ」)。

会場に入ると、思った以上に多数の参加者がいらっしゃいました。
若い人も入れば高齢者の方もいらっしゃいました。
(84歳で参加されている方もいるそうです)

お話を聞いていると、自分史講座に役立ちそうな内容がたくさんあり、とても得るものの多い講座でした。

ちょっと内容を書いてみますね。

回想法とは、高齢者の記憶をたどり、自己の経験・人生についてを語ってもらう方法。

お年寄りは自然と過去を鮮明に振り返ることが多くなる傾向があるので、それを用いた方法だそうです。

具体的にはこんな方法。

回想法】高齢者が自分の歩んできた人生の歴史を共感的な良き聴き手と共に紡ぎ直し、人生の意味や生きてきた証を見出そうとする方法。

ポイントは「良き聴き手と共に紡ぎ直」すところのようです。
傾聴というのもそうですが、お年寄りの話をきちんと聞く。
その姿勢が大事なようです。

回想法を受けることで、「生きる力が高まり、家族や身近な人との交流を深められた」という声も聞かれているそうです。

 

認知症の方すら、回想法により数値の改善が見られたそうです。

つまり、回想法によって過去を回想するのを手伝うことで、その人の人生の質(QOL)が高まっていくのです。

坂倉先生直伝の、感動エピソード

 

坂倉先生はすごく印象的・感動的なエピソードを語ってくださいました。

高齢者のご自宅を訪問して回想法を行うという調査を行いました。

あるお祖母さんの話を伺った所、その方は亡くなったご主人のことをお話してくださいました。
その方はすごくつらい思いを語ってくださいました。
その女性は、このつらい思いをお子さんにはお話されたことがなかったそうです。
ずっと言わずにいたことを、回想法を通して語ってくださいました。

「あなたが来て下さったために、悲しいことをいっぱい話せました」
「そのおかげで元気になりました」
と、語ってくださいました。

この話を聞いて、思わず目頭が熱くなりました。

語ることのなかった思いを語る。
そのことで人は元気になる。
改めて実感したエピソードでした。

 

今後の決意

この回想法、いまでは色んな介護事業所や施設で用いられているそうです。
ですが、断片的にしか行なわれていないようです。

本当は系統だてて行うことが必要なのに・・・。

この坂倉先生の講座は連続講座。
そんなわけで、私はこの連続講座を通し、私の自分史講座の質もより上げていけるよう、勉強してくるつもりです。

どうぞ宜しくお願いします。

 

それにしても、大学の先生の授業を改めて社会人になってから学ぶのは楽しいですね。

大学生時代・大学院生時代を自然と「回想」していました。
(一応のオチです、はい)。

作文教室ゆうの通信添削コース図

自分史講座もある!
作文教室ゆうの通信添削コース

作文教室ゆう/北海道学習塾ゆう050-35577-1392

 

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