講師にモテる質問の仕方!講演会の「ダメ質問」は嫌われる!

今回のポイント
講演会の際の「質疑応答」は
「代表」として質問をすること!

 

講演会の質問時間の「恐怖」

 

 

☆今回の内容は動画でもお伝えしています。
こちらにない内容もあるので気軽に聞き流してみてください。

 

 

「このあとは、
講師の○○先生への
質疑応答を行います。

 質問のある方、いらっしゃいますか?」

講演会のなかで
こういう「質疑応答」の時間、
けっこうありますよね。

 

 

この時間、
前も書きましたけど
私、けっこうキライなんです。

 

 

なんでかと言うと、
一定の確率で

 「ダメ質問」

をする人が登場するからですね。

 

 

典型的なのは、
自分の意見を

ダラダラしゃべる人です。

 

「私はいま○○をやっていまして、
これは〜〜年からやっていて、
それで〜〜」

「質問」とは口ばかりで
ただ自分の意見を言うだけ。

 

これがなんと
5分近く続いたこともあります。

 

まわりも

 「こいつ、喋りすぎだろ…」

という顔をしてきます。

 

笑顔だった講師の顔が
だんだん曇ってきます。

 

司会者もオロオロしてきます。

で、結局しゃべるだけしゃべって、
あとは講師に無理やり投げる。

 

そんな乱暴な質問者もいます。

 

 

こんなのは質問ではありません。

 

 

こういう人を見ていると、
だんだん講演会が苦痛になってきます。

 

 

私はこういう
「ダメ質問」が死ぬほどキライです。

 

聞いてきて、イライラします。
マイクを奪いたくなります。

  「お前の意見なんか、聞きたくない!」

真剣に言いたくなってきます。

 

だからこそ、

「質疑応答時間を30分取っています」

と書いてあるような会って、
怖くていけないです。

なぜなら、
質疑応答時間が長いほど、
「ダメ質問」と
出会うことが多いからです。

 

 

「ダメ質問」をすると、
まず講師に嫌われます。

それだけでなく
主催者もイヤな思いをします。

講演会の満足度が
一気に下がるからです。

 

その上、参加者のテンションも
ダダ下がりします。

 

一番つらいのは
こういう「ダメ質問」の
次に質問することになったときです。

 

会場の空気が悪いので、
質問しにくくなるのです。

 

質問の仕方を学べ!

 

…こういうダメ質問が出てくるのは、
「質問の仕方」を学んでいないせいだと思います。

 

だからこそ、
質問するときは
次の2つを守ることが必要です。

 

 (A)質問を一言でする

 (B)どんなに長くても30秒以内で終える  

 

 

この2つを守ると、
少なくとも「ダラダラ自説を述べる」質問者は
いなくなります。

 

 

作家で講演家の中谷彰宏さんも言っていますが、
一言でいえないような質問は
質問ではないのです。

 

 

質問すべき「内容」

 

 

では、質問をする際の「内容」は
どうあればいいのでしょうか?

 

 

次の2つを意識することが必要ですね!

 

 

(1)講師が話したいだろう内容

 

 

講演会の際、
講師に
「もっと細かく話してほしいな」
と感じることって、
ありませんか?

 

例えば、
テーマに掲げていた内容を
あまり話していなかったり、

軽くしか触れていなかったりする内容です。

 

 

その部分を質問すると、
講師からも
なぜか評価されることも多いですね。

 

  「よく聞いてくれました!」

的な反応をしてくれる人も
いらっしゃいます。

 

(2)みんなが聞きたそうな内容

 

参加している「聞き手」が
どんな人かを分析し、

 「ここにいる人ならどんな内容を
聞きたいだろうか」

と想像してみます。

 

それを聴くと
質問者以外の人も
たいへん勉強になりそうな内容です。

 

 

想像して質問する。
これができたら講演会の深みがグッと増すのです。

 

 

 

この(2)は
意外と大事です。

 

 

たまにですけど、
講師が参加者層を「誤認」して
話している事があるからです。

 

例えば、高校生相手の講演会なのに
「経営者向け」の講演内容であったり、

個人でほそぼそやっている経営者の集まりなのに
「大会社のマーケティング手法」についての
講演であったりすることです。

 

 

この場合、聞き手としたら

 「俺たち向けに話してないよね」

と思ってしまうことがあります。

 

そんなとき、
聞き手の「代表」として
質問すると、

聞き手・話し手ともに
喜んでもらえるのですね。

 

 

質疑応答の質問は「あなた」だけのものじゃない!

 

大事なのは「質疑応答」の場は
「あなた」のためのものではなく、

「みんな」のためのものだ、
ということです。

 

 

 

「自分だけ」に役立つ質問でなく、
「他の人も聞きたそうな質問」をするのが
重要なのですね。

 

 

まとめます。

聞き手の「代表」として、
「代表」たるに相応しい質問をする!

そのために
「話し手」が話したいこと・
「聞き手」が聞きたいことを
30秒以内で一言で質問する!

 

 

これがすごく大事だと
いつも思っているのです。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

講演会の際の「質疑応答」は
「代表」として質問をすること!  

 

 

良い質問をするのは、講演をするよりも難しい。

 

池上彰さんの出てくる番組を見ていて
いつも思うのは

 「良い質問をするのって、
難しいな」

という事実です。

 

 

ある意味、講師よりも難しい役回りかも
しれません。

 

講演会の際、
講師は
「別の場所で話したことをそのまま話す」
こともできます。

 

ですが、質問の際は
「別の場所でも質問したことをそのまま質問する」
ことはできません。

 

 

だからこそ、
質問は講演以上に
「一回性」や「ライブ性」が高いのです。

 

それゆえに、
「適当」に聞いてしまうと
そのライブ性が一気に崩れてしまいます。

 

 

それくらい考えて質問しないと、
講演自体もグダってしまいます。

 

 

 

…ですが、「良い質問」ができた場合は
参加者も、そして講演者自身も
良い学びを得ることができます。

 

フジモトの講演会で質疑応答をやらないわけ。

 

ちなみに。

私もご依頼を受けて
講演やセミナーを実施することがあります。

 

そんなとき、
私が話すときは
なるべく質問時間を作っていません。

 

「ダメ質問」が来たら
イヤですもん。

 

 

やるとしても「質問カード」によって
質問を受け付ける形にすることが多いです。

 

 

休憩中に「質問カード」を回収し、
そこにある内容に返答する。

 

この形だと、
変な質問を除外できますし、

多くの人の質問にも
一気に応えることが出来るので
時間の有効活用も出来るからです。

 

 

でも、たまに想像することがあります。

 

それは「質疑応答」の際に
おそろしく「良い質問」が寄せられて、
会場も一気に盛り上がるという経験、です。

 

 

いつかそういうものをやってみたいもんですね〜。

 

ではまた!


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