作文の書き方115 自分の意見と他人の引用、区別していますか?

今回のポイント
引用と意見、ごっちゃにしていませんか?
「 」や〈 〉で厳密に分けると
読みやすくなりますよ!  

 

地味に大事な文章ルール!引用と意見、正しく分けていますか?

 

☆本日の内容は動画でもお伝えしています。
動画でしかお話していない内容もありますので
お気軽に聞き流してみてください。

 

文章を書く際
地味に大事なルールがあります。

 

それは
引用と意見を分ける、
という点です。

 

文章、
とくにブログを見ていると

他人の意見の引用と
自分の意見とがゴチャゴチャに
なっているものを散見します。

 

例えば次のようなものですね↓

 

メラビアンの法則では
話す言葉とそれ以外の情報が
ずれているとき、

たとえば相手を心配する
セリフを言いながら
顔はそっぽを向いているときなど、

人は言葉の内容よりも
話している際の表情や口調など
非言語的な内容のほうを重視する
ことを言っていますが、
これは私の意見とも一致します。

だからこそ、
言葉の内容だけでなく話し方や
話す際の表情も注意する必要が
あるわけですね。

 

コミュニケーション研修でよくある
「メラビアンの法則」についての
解説文章です。

 

 

この文章、
適当に作ってみました。

 

 

どこまでがメラビアンの法則を説明で、
どこからがメラビアンの法則から
導かれた自分の意見か、
見極めにくくなっています。

 

 

これはなぜかと言うと
「引用」と「意見」を
混ぜて書いているからです。

 

 

ブログだけでなく、
エッセイの他
小論文・論文の中にも

 

「どこからが引用で
どこからが意見かわからない」

文章って非常に多いです。

 

カギカッコを使え!

 

そんなとき、
どうすればいいでしょうか?

 

 

カンタンな解決法は
カギカッコ(「 」)を使うことです。

 

 

「  」で囲っておくと、
その部分は自分の意見ではなく、
誰かの意見なのだと示すことが出来ます。

 

 

例えば次のようなものです。

 

「すべての道はローマに通ず」
(ラ・フォンテーヌ)
という言葉がありますが、
受験も同じです。

遠回りに見えても
基礎を学ぶことで
目的を達成することが出来るのです。

 

この文では
「すべての道はローマに通ず」というのが
引用です。

 

 

残りの部分は引用ではなく、
引用から述べることの出来る
自分の意見となっています。

 

 

もし、引用を明確にしない場合
こういう文章になります↓

 

すべての道はローマに通ずるわけだから、
受験勉強においては遠回りに見えても
基礎を学ぶことで
目的を達成することが出来るのです。

この場合、
もし読み手が
「すべての道はローマに通ず」という
ことわざの存在を知らない場合、

「?」

が頭に浮かびます。

 

 

「受験勉強の話をしているのに、
どうしてローマの話が始まるの?」

そう思ってしまう人も
いるかも知れません。

 

だからこそ、
「 」で引用だと伝えてあげることで
分かりやすく伝えることが出来るのです。

 

出典も書く!

 

この場合、「 」で囲った後、

「すべての道はローマに通ず」(ラ・フォンテーヌ)

などと、出典(しゅってん)が分かるなら
書いていたほうがいいですね。

 

出典というのは
この言葉を言った人や
この言葉が出ている書籍名を書くことです。

 

趣旨を書く場合は〈 〉を使う!

 

ただ。

 

メラビアンの法則のように
明確な引用文がない場合、
うかつに「 」を使えません。

 

「 」を使ってしまうと、

「こんな言葉、メラビアンの法則の出典には
載ってないよ!」

などという批判を受けてしまうかもしれません。

 

 

だからといって
「 」を使わない場合、

どこまでが「メラビアンの法則」の説明で、
どこからが自分の意見か、
読み手にわかりにくくなってしまいます。

 

 

ではどうすればいいのでしょうか?

 

 

私のオススメは
〈 〉を使うことです。

 

 

「 」とは違う形のカッコである
山カッコ〈 〉を使用するのです。

 

 

これはジャーナリストの竹中労(たけなか・ろう)さんが
著書で多用していた方法です。

 

「 」で囲む場合は
正確な引用でないと問題になりますが、

〈 〉の場合は正確な引用ではない
趣旨に当たる内容であっても書くことが出来ます。

 

〈 〉を使って書いてみた場合

 

〈 〉で最初の文章を
囲ってみましょう。

 

メラビアンの法則では
〈話す言葉とそれ以外の情報が
ずれているとき〉、

たとえば相手を心配する
セリフを言いながら
顔はそっぽを向いているときなど、

〈人は言葉の内容よりも
話している際の表情や口調など
非言語的な内容のほうを重視する
こと〉を言っていますが、
これは私の意見とも一致します。

だからこそ、
言葉の内容だけでなく話し方や
話す際の表情も注意する必要が
あるわけですね。

 

 

〈 〉で囲った部分が
メラビアンの法則それ自体の説明です。

 

それ以外の部分が
書き手の意見なのだというのが
分かりやすくなりました。

 

ただ、この文章、
〈 〉が2つに別れているので
読みにくいですよね。

 

順番を直してみましょう。

 

メラビアンの法則では

〈話す言葉とそれ以外の情報が
ずれているとき
人は言葉の内容よりも
話している際の表情や口調など
非言語的な内容のほうを重視する〉

ということが言われています。

たとえば相手を心配する
セリフを言いながら
顔はそっぽを向いているときなどは
言葉の内容と非言語的な内容が
ズレるわけです。

これは私の意見とも一致します。

だからこそ、
言葉の内容だけでなく話し方や
話す際の表情も注意する必要が
あるわけですね。

 

 

順番と表記を直してみました。

〈 〉の部分が分かりやすいよう、
1文字下げて表しています。

すると、より意味が理解しやすくなりましたね!

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・
引用と意見、ごっちゃにしていませんか?
「 」や〈 〉で厳密に分けると
読みやすくなりますよ!
・・・・・・・・・・・・・・・  

 

他人からの引用を明確に分ける!

 

今回、「 」などで
引用と意見を立て分けるということを
お伝えしました。

 

「引用」というと大げさに聞こえますが、
これには友人の発言や芸能人のセリフなども
引用に入ります。

 

私、カレのことで悩んでいて、
ミッチーに聞いてみたら
あんなカレとは別れちゃえば、というのに
ケイコに聞いてみたら
アンタの誠意が足りないんだから
もっと真剣に付き合いなさいよ、
というので私どうしていいかわからなくなって…

 

 

こういう文章が「わかりにくい」のは
どこからどこまでが友人の発言で
どこからどこまでが自分の意見か、
一見するとわかりにくいからです。

 

 

「 」で直してみましょう。

 

私、カレのことで悩んでいて、
ミッチーに聞いてみたら
「あんなカレとは別れちゃえば」
というのに
ケイコに聞いてみたら
「アンタの誠意が足りないんだから
もっと真剣に付き合いなさいよ」
というので、
私どうしていいかわからなくなって…

 

話自体はあまり要領を得ませんが、
これでギリギリどこまでが友人の発言で
どこからが自分の意見かは
分かりやすくなりました。

 

(文例はすべて「適当」ですので
内容についての批判は
受け付けておりませんので、あしからず)

 

ブログにも、他人の引用は「 」を使う!

 

ブログなど、
文章を口語で書く場合、
ともすれば「 」をあまりつけずに
書いている人も見受けられます。

 

この場合、どこまでが引用で
どこまでが意見かわからないのです。

 

ぜひ「 」や〈 〉を正しく使って
引用と意見を明確に分けていきたいですね!

 

ではまた!

 

☆文章の書き方のコツを
100以上ご紹介しています。

あなたの文章力向上のお役に立てれば
幸いです。

知るだけで文章力がアップする!作文の書き方100のコツ


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