「やりたいこと」を応援してもらうコツ!後付けでいいから、やる理由を考えよう!

今回のポイント
自分のやりたいことをするために、
後付けでいいから他の人が納得できる
理由を説明する!

「思いをぶつける」のって、本当に大事ですか?

  「そんなに好きなら
   好きって言っちゃいなよ!」

 

日常生活の中では
「自分の思いをぶつけてみる」
ことが重視されています。

 

 

実際、恋愛モノの小説やアニメでは
「好きって言っちゃいなよ」
的なセリフが頻出します。

 

 「そんなに好きなら
好きって言っちゃいなよ!」

「当たって砕けろ、というから
自分の思いをぶつけるべき!」

 

そういう無責任(?)なアドバイスが
よく出てきます。

 

日本人は空気を読み合う一方、
「だからこそ、ここぞというときは
 自分の思いをぶつけるべき!」
という考え方を持っているようです。

 

 

恋愛について
「思いをぶつける」は大事かもしれませんが、
問題なのは文章を書く場面でも
同じことをする人がいるのです。

 

同じようなノリで
「報告書」や「企画書」を
書く人がいるのですね。

 

 

まさに「自分がやりたい!」ことだけを
企画書に書いたり、
プレゼンをしたりする人が
そういうパターンです。

 

「自分のやりたいことをする」のって大事だけれど…

 

私は「自分がやりたいことをする!」
のって大事だと思っています。

 

ですが、そのためには
後付けでいいから
【他の人が納得できる理由を書くこと】
が必要です。

 

 

多くの場合、
「これをやってみたい!」と思ってから
【他の人に納得される理由】を
あとになって付け足すことになります。

 

 

起業がまさにそうです。

 

起業する人の
9割近くの人は
別に社会的貢献を考えてから
起業をしているわけではありません。

 

同様に、
市場調査をしてから
「よし起業しよう!」
などと思ってはいません。

 

 

「こういうことで起業したら
うまくいくんじゃないかな」

という「気軽なノリと勢い」で
起業を目指すことがほとんどです 笑

 

というか、そういう
軽やかさがないと、
起業なんてリスキーなことは
できないからです。

 

「気軽なノリと勢い」で起業しても、「他の人が納得しそうな理由」は必要だ!

 

でもですね、
ここで注意が必要なことがあります。

 

「気軽なノリと勢い」で
起業を決意したあとは
「他の人が納得する理由付け」を
あとから行う必要があるのですね。

 

 

起業を志した場合、
「日本政策金融公庫」という銀行で
【創業融資】を依頼する人が多いです。

 

要するに、
事業を始める際の「借金」をするわけです。

 

かくいう私も借りています。
(もうすぐ返済終了です!)

 

 

この創業融資の際、
「気軽なノリと勢い」で起業した人は
とたんに現実とぶつかります。

 

創業融資の面談の際、
実に細かいところまで質問されるのです。

 

 「1日の売上はいくらの予定ですか?」

「平均客単価はいくらで、
何人来客の予定ですか?」

「周辺の市場調査をしましたか?」

「これまで、お客さまからの
ニーズを聞いてみましたか?」

「貴社はどういう点で
他社と違うんですか?」

 

こういう質問がいきなりなされます。

「気軽なノリと勢い」で起業した人は
いきなり面食らうのですね。

 

 

かくいう私も
作文教室ゆう開業の際、
質問されて冷や汗が出てきました 笑

 

自分がやりたいことであっても、
それが「お客さまにどういう価値を提供するか」
「どういうお客さまに価値を提供するか」
言葉で説明できないといけないのです。

 

大体の場合、
起業なんて自分がやりたいからやっているだけです。

でも、借り入れや何らかの補助金申請の際、
「他の人が納得できる理由」で
説明する必要があるのですね。

 

 

事業をやる以上、
「他の人が納得できる理由」を
きちんと言葉で説明する責任があります。

 

後付けでいいから、理由を考える!

 

 

ここから分かるのは
「後付けでいいから理由を考える」
ことの大切さです。

 

 

人間、ほっとくと
自分中心でモノを考えます。

 

 

その状態を乗り越えるには
「後付でいいから理由を考える」
習慣が必要なのです。

 

 

特に組織で仕事をしている場合、
「なぜこの提案を実行する必要があるのか」
「なぜこのプロジェクトが必要なのか」
を社内外に説明する必要があるわけです。

 

 

そのために市場調査を行い、

 「市場では○○が求められているから
行うべきです」

「このプロジェクトで
○○○万円の売上が見込めます」

 

などと、
他の人が納得できる説明をする必要があるのですね。

 

 

間違っても
「自分がやりたいから、やる!」
は認められません 笑

 

 

…ということは
自分がやりたいことに、
「他の人が納得しそうな理由を
 述べられる人」
がトクをする、というわけです。

 

自分の好きなこと・やりたいことに、
たとえ後付けであったとしても
他者が納得できる理由を説明できる。

 

 

この力が「やりたいことを実現する」
上で役立つのです。

 

クラウドファウンディングも「理由の後付け」が有効!

 

成功するクラウドファウンディング
まさにそういうものです。

 

「自分が○○をやりたいから」
というだけのクラウドファウンディングって
あまり成功しません。

 

 「社会では○○で困っている人がいます。
それを救うため、△△というプロジェクトを
考えました。
私は○○の専門家ですので、
  ぜひとも成功させたいんです!」

 

だいたいこういう言い方をしたほうが
クラウドファウンディングは成功しやすいのです。

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

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自分のやりたいことをするために、
後付けでいいから他の人が納得できる
理由を説明する!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

 

主張と根拠はセット!それがロジカルシンキングの基本である!

 

よくロジカルシンキングの入門書には
【主張と根拠はセットである】
と書かれています。

 

主張、つまり「自分がやりたいこと」
「自分がこうだと考えていること」には、
根拠、つまり「他の人が納得できる理由」が
必要になるのです。

 

 

主張と根拠をセットにすることが
分かりやすい文章を書くための
基本でもあるのです。

 

 

これ、考えれば当たり前の話です。

 

 

ですが、できていない人が
あまりに多いのですね。

 

「自分は○○をやりたい!」と一方的に言ってませんか?

 

社会人でも
「自分は○○をやりたい!」
とばかり言っている人はキラわれます。

 

 

自分のやりたいことに、
社会的な理由付けをつけることが
他の人の賛同につながるのですね。

 

 

ぜひ意識してみてください。

 

ではまた!


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