読書すると算数の力も上がるってホント?データに騙されないために確認すべきこととは?

今日のポイント
調査報告を読む時は
「どうやって調査したか」という
【前提】を確認せよ!
でないと騙されますよ!

読書量が多いほど、
算数の力も向上するー。

それがベネッセの調査で明らかになったそうです。

 

11/8の新聞に出ていました。

☆サイトはこちら↓
https://resemom.jp/article/2018/10/26/47413.html

読書量が多い生徒ほど、
算数の成績もあがるのだそうです。

 

 

算数って、計算をするイメージがあるので
「読書量」が影響するというと
不思議な気がしますね。

 

ベネッセの説明としては、
読書をすることで、算数の問題を解くとき
「与えられた問いや条件を正確に読み取る力を
 高めているのではないか」
という見立てだそうです。

 

 

 

ただ。

この調査結果には
ちょっと疑問もあります。

 

 

調査の【前提】に問題があるように
思うんです。

 

 

この調査の【前提】はこうなっています。

「ベネッセの電子書籍サービスを利用して
2016年8月から2017年12月まで」
の間で「10冊以上」本を読んだグループと、
「読書しなかった」グループとを比較しているんです。

あくまで読書をした/しないというのは
「ベネッセの電子書籍サービスを使って10冊以上本を読んだか、
 読まなかったか」
だけです。

 

 

アマゾンのKindleという
電子書籍サービスを利用した人も
「読書しなかった」グループに入っているかも知れませんし、

そもそもの「紙の本」を読んでいた人も
「読書しなかった」グループに入っているかも知れません。

 

 

こう考えると、
このベネッセの調査データの
信憑性が気になります。

 

 

「本当にこのデータ、
 正しいの?」

 

そう疑ってしまうのです。

 

もっと考えると、
「電子書籍」、
しかも「ベネッセのサービス」を
利用しているかどうかの違いですと、
親の教育意欲の違いに起因するように思います。

 

 

つまり、単純に電子書籍を
読んでいるかどうかで算数の力が上がったのではなく、
「ベネッセの電子書籍サービスという
 新しい教育サービスを子どもに使わせているくらい
 親の意識が高い」
ことが算数の力を高めているかもしれないのです。

 

 

意識の高い親は、
おそらく意識の低い親よりも
子どもに算数を教えることが多いでしょう。

 

 

つまり読書量ではなく、
「親の意識の高さ」によって
算数の力が高くなっているかもしれないのです。

 

 

今日のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
調査報告を読む時は
「どうやって調査したか」という
【前提】を確認せよ!
でないと騙されますよ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

テレビでもよく
アンケート調査や街頭調査の結果を
流していますね。

 

 

テレビの「100人に聞きました」のような
インタビュー調査は、
当然ですが客観的なデータではありません。

テレビの街頭調査で
道行く人にアンケート調査をお願いする場合、
「ヒマな人」でなおかつ
「テレビに出たい人」しか
回答してくれません。

 

結果、「ふつうの人」が答えなさそうな
調査結果になってしまいがちです。

 

 

よくニュースで出ている
「政党支持率調査」も同じです。

 

 

ああいう調査って、
だいたいは【固定電話】にランダムで
電話します。

 

 

しかも、電話するのはだいたい日中です。

 

すると、家に【固定電話】があり、
なおかつ昼間家にいる人しか
回答できないということになります。

 

 

家に【固定電話】があり、
なおかつ昼間家にいる人って
主婦か高齢者かフリーランスくらいでしょう。

 

サラリーマンの意見はほぼほぼ無視される他、
固定電話を引いていない学生・若者の意見は
そもそも反映されないのです。

 

 

にもかかわらず、
データや調査を絶対視する人は
「どうやって調査したか」を
気にかけない傾向があります。

 

 

これって、危ないことですね。

ひょっとしたら
【騙されている】可能性があるからです。

 

 

むろん、今回取り上げたベネッセのデータが
無意味であるということを言っているわけではありません。

私がお伝えしたいのは
こういった調査結果を見る際、
「どうやって調査したか」を確認することで
データをどれくらい信頼できるか、
データから何が言えるかを深く知ることができる、
ということです。

 

 

私が心配しているのは、
今回のベネッセの調査結果を見て、

  「そうか、読書量が多いほど
   算数の力も高いんだ!」

と【素直】に信じ、鵜呑みにしてしまうことです。

 

【素直】に信じ、鵜呑みにする人は
実は国語の力も
算数の力も高くないかもしれません。

 

 

 「この記事って、本当かな〜?」

そう思う習慣がないと
うっかり騙されてしまうかも
しれませんよ!

 

データや調査結果を見る際は
「どうやって調査したか」
「どれくらい信憑性が高いか」
考える習慣をつけてみてくださいね!

ではまた!


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