思いの火を消さないため、
同じ思いの人に定期的に会いに行こう。
「自分の学校、変えたいんです!」
4/21(土)、
ある高校のイベントに参加してきました。
札幌市南区の
札幌新陽高等学校で行われた、
【新陽ミライ会議】です。
☆札幌新陽高等学校の公式サイトはこちら↓
http://sapporoshinyo-h.ed.jp/
司会/ファシリテーターを務めていた方からの
紹介で行ってきました。
「ミライの学校はどうあるべきか」
「ミライの学校、どんなものだと楽しいか」
これをテーマに、
広く話し合おう、というイベントです。
「教育に関心のある方」が
対象となっていました。
保護者・学校関係者・生徒・地域の方など、
「教育」に広く興味のある人が集まっていました。
部屋に大勢参加者が溢れていました。
教育関係のイベントで
これだけ集客するのはけっこう大変です。
すごいイベントだな〜と思いました。
新陽ミライ会議では
新陽高校の荒井校長や、
新たにインターンでスタッフとなった
小林さやかさん(あの「ビリギャル」のモデルです)の
話もありました。
どのお話も、
「生徒にとって、もっと楽しい学校にしたい」
「学校を変えていきたい」
という思いでいっぱいでした。
その後「ミライの学校はどうあるべきか」を
参加者で話し合っていきます。
4人グループでの話し合いなので
話し合いもしやすかったです。
会場には
保護者・地域の方・生徒・教育関係者が
集まっていました。
しかしながら、私のいたグループは
なぜか高校の先生方と一緒になりました。
私は元・高校教員なので
話題が共通で話しやすかったです。
類は友を呼ぶ、でしょうか。
会自体も、
そしてグループでの話し合いも
非常に有意義でした。
「もっと良い教育ができるよう、自分も頑張ろう!」
と思えました。
新陽高校の生徒さんの様子も、
とても生き生きしていました。
「もっと居たいな〜」
という思いがする、居心地のいいイベントでした。
さて、
グループワークの後、
昼食をいただきながら
一緒にグループワークをした
高校の先生方の話を聞いていきました。
(なんと昼食が出たんです!
地域の方+新陽高校の生徒さんが作った
カレーライスが出ました!)
出てくるのは
「学校組織を変えようとしても、
うまくいかない」
という話です。
これ、私も前の職場でちょくちょく実感していたことです。
例えば、生徒が社会に出るイメージを持てるようにするために、
地元企業の社長さんを授業に呼ぼうとしたことがありました。
学校に外の人を呼ぶのって、
本当に大変です。
そのためだけに
授業に呼ぶ意義や話してもらう内容、
先方の人の略歴などを
何枚も書類を書く必要があります。
正直な話、
この作業が面倒なので
「外部講師を一切呼ばずに授業をしよう」
という安易な結論を出していた時期もあります。
(私が異動となった別の校舎では
外部講師を呼ぶのは非常にラクになりました。
地元で頑張っている人たち大勢に授業に来てもらっていました。
生徒も「勉強になった」と言ってましたし)
生徒のためになると思って
普段の授業と「違う」ことをしようとしても
ストップが入るのです。
授業でさえもそうなのですから、
学校全体を変えていくのって
とてつもなく「しんどい」んです。
結果、「何も新しいことをやらない」方が
ラクなので、そっちに落ち着いていきます。
学校で、なにか新しいことをするのって、
本当に大変です。
…まあ、学校だけに限らず、
日本の会社も役所も
だいたい同じなんですけどね。
時代が変わっても、
組織が旧態依然のまま。
これではあまりいい取り組みもできません。
冒頭のセリフのように、
「うちの職場を変えたい!」
という思いがあるのなら、
思いの火を消さない事が重要です。
私自身は
「学校以外の場で、
もっと違うことをやってみたい!」
という思いから「作文教室ゆう」をはじめました。
私は【組織に残って、組織を変えていく】ことが
あまり好きではなかったからです。
でも、新陽高校のイベントで出会った先生方は
「自分の学校を変えたい!」
という思いでいっぱいでした。
こういう先生のいる学校って、
面白そうです。
ミライ会議に来ていた高校の先生たちが言っていたのは
「たまにこういう場で刺激を得ていないと
職場の雰囲気に流されてしまう」
という危機意識でした。
「職場を変えたい!」という思いがあるなら、
同じ思いを持つ人と定期的に会い、
思いの火を消さないことが必要なのです。
いまの職場を、もっと良くしたい。
もっと生徒やお客のために、貢献できるようにしたい。
そういう思いって、
何もしないと消えていくのです。
今日のポイントです。
思いの火を消さないため、
同じ思いの人に定期的に会いに行こう。
・・・・・・・・・・・・・
これ、すっごく大事なことです。
何かをやろうとしても、
自分1人だけだとすぐに思いが消えてしまうからです。
新陽ミライ会議が、
こういう思いを持つ先生方に
「火」を灯す場所になったことを実感しました。
(次回の新陽ミライ会議は
7/7に行うそうです)
私が主催する読書会やイベントでも、
こういう「思いの火」を灯していける場にしたいと
思っています。
ではまた!
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